挫折
私も年々歳をとってきまして…

暑いのとか、寒いのとか辛いわけですね。

ということで、長年myメイン交通手段の一角をなしてきた原付を売ることにいたしました!

そもそも最近ほとんど乗ってなかったんです…

だって、夏は暑かったですし、雨降ったら乗らないし、最近は寒いですし。

今年はスピード違反で捕まったこともあったので、もうこりゃダメ押しかな~と。

だって時速30㎞超で走れないなんて、正直、通勤で使うにもきついわけですよ。

私の家、田舎にあるんで見通しの超いい道幅広い道路をノロノロ30㎞ギリギリで走るなんて…

車がビュンビュン抜いていって逆に怖い!

もう原付いらないな、と。

自賠責の期限がちょうど先日切れたのでそのタイミングでバイク買い取り業者に電話。

そして本日、ついに引き取りが。

長年、原付を乗っていたのでちょっと寂しかったですね~(今回の原付は2代目なので5年くらいですが。)

まあ、買い取り価格自体は付かなかったんですけどね。

付かないどころか引き上げの金を払ったんですが…

まあ、その辺りは実は今日の記事としてはどうでもよくってですね。

引き取りに来てくれた業者の方の話が、改めて仕事って難しいなぁ~と思わせるものだったんです。

バイクの引き取り自体は、何の交渉とかもしなかったんでアッサリ終わったんですが、聞いてみたんです。

「実際、客側は『いくらになるんだろう?』って待っているじゃないですか。そこに『価格がつかないので、引き取りの費用がかかります。』って告げるの、嫌じゃないですか?お客さんはガッカリしたり、『だったらいいよ』ってなる可能性高いような気がするんですけど。なかなかハードな仕事ですよね?」って。

そしたら、その方自身も考えていることがあるんでしょうね。いろいろ話してくれました。

「本部から査定を待つ時間を嫌です。何を話して良いか分からないし、低い査定金額が来たらそれをお客様に伝えるのも嫌だし。今回みたいにお金を逆にもらう時なんか、断られる可能性も高いじゃないですか。それでも、本部はバイクを引き取って来ないと『なんで手ぶらで帰ってくるんだ!』って怒りますし。」

ハードだな…って。

自分なんかは本体価格も安い原付でしたし、そこそこ乗った感もあったし、金がかかってでも処分したかったんで即答しましたけど、皆がみんな、そういう感じでいるとは限らないですもんね。

「もっと高く買ってもらえないの?」「だったら、別のところ探すからいいよ。」「えーっ!こっちが金払うの?絶対に嫌だ。」

そんな言葉もたくさん聞いているんでしょうね。

この方がおっしゃっていた言葉で印象深かったのが、「正直、仕事は楽しいと思うことはほとんどないです。やっぱり楽しくない仕事をやるのはキツイことも多いですよね…。」と。

お金のために仕事をするって当たり前の考え方ですけど、本当に100%金だけのための仕事って辛いんでしょうね。

自分の時間と精神を削りながら、その見返りに金をもらう。

そういう思いで仕事をしたことが私自身はほとんどないので、それでも辞めずにその会社で働くその方がなんか可哀そうだな…と。

いや、分かりますよ?「そんなところ辞めて、もっと自分の好きなところで働かないヤツが悪い。自己責任だ。能力が高ければ、誰だって採ってくれるだろう?こんな売り手市場の世の中。」って意見も。

どっちかというと私もそういう意見を持つときが多いですから。

でもね、実際にこういう人を目の前にして、色々ここでは書けない身の上話を聞いてると、そんな単純な話でもないんだなぁ~って。

たとえ仕事がつまらなくて大変でも、いろんな事情でとにかく目の前の生活のために稼がなければいけない人たちもいるんだと。

そういう話を聞いて、そういう人を目の前にして、自分はなんて運が良かったのだろう、と改めて思います。

好きな仕事をして、好きな仲間たちと毎日笑いながら仕事ができている。(スタッフが内心笑っているかは微妙ですけど。)

家族も今のところ、何かに困っているということもない。(というと、妻がブチ切れそうですけど。)

今思えば、大手学習塾のヘビーブラックライフを送っていた時すら、たぶん、この方よりは楽しく仕事ができていた。

睡眠時間が少なかったり、休みがなかったり、そんなの当たり前の状態でしたけど、授業は楽しいし、入塾決めたときは嬉しかったし、仲間たちと飲みに行くのも楽しかったし。

給料自体は、もれなく暗黒のサービス残業発動中でしたので、大してもらえなかったですけど、金とかを考えたことはほとんどなかったんですよね。それ以上に遣り甲斐があったから。

もちろん、私の家は貧乏でしたよ。全然余裕はなかった。母子家庭でしたし、私は大学に奨学金を借りて通ってましたんで、奨学金の返済もありましたし。

でも、幸いなことにこの塾という仕事に出会ったことで救われたのかもしれません。

金が必要な状況にも関わらず、仕事のやりがいがあったから、金に縛られることなく未来の選択ができた、と。

彼と同じように、仕事がつまらなくて嫌いだってなってたら、きっと独立開業もなかったでしょう。

仕事に対する根本的な考え方が、変わっていたでしょうから。「仕事というのは自分の時間と精神を犠牲にして、その対価として金をもらうこと。」って。

こんな思想になっていたら、独立開業なんてリスクのある選択は当然ながら取れなかった。

独立開業って、時間も精神も金もすべてを犠牲にして、自身の思い通りの遣り甲斐ある仕事を作り出していくことですから。

ま、私がこんな偉そうなことを言っちゃいけないんですけど。

バイクの引き取りの最後にちょろっと自分の紹介をしたので。

万が一、今日のあの方がこの記事を読んでくれていたら。

色々事情はあると思いますけど、自分が何をやりたいのか、そこはホントにそこは一生懸命考えた方がいいかと。

私も大した人間じゃないので、無責任に何も言えないんですけどね。

「2年くらいは勤めないと…」って真面目なことをおっしゃってました。

2年って長いですよ?

2年間、毎日憂鬱な日々をただ耐え忍ぶように過ごしていても、2年後に変わっていることってあまりない。

「これがやりたい。」「こうなりたい。」そう思って忙しい中でもアレコレ準備したり、想像したりするだけで、2年後の結果は変わってくる。

私も同じように新卒2年で会社を辞めました。

2年間ずっと考え続けていました。

塾の独立開業に向けて、この会社にいる限り徹底的にいろんなことを学んでおこうと。色んな人から技術を盗んでおこうと。

だから長時間勤務でも休みがなくても、給料が低くても頑張れたのかもしれません。

どんなに辛い状況でも学べることが絶対にある、と。

本日、私の原付を引き取っていってくれた業者の方。

まだ若いんですから、ぜひ希望を明確に持って、今の状況だからこそできることを見つけてください。

3年後、5年後、どうなっていたいのか。

それが明確に分かっていれば、今やるべきことが見つかるかと。

ぜんぜん畑が違うこの塾経営ブログを万が一にでも見ていてくれれば幸いです。

そしてこのメッセージが届き、少しでも明日への仕事の活力になってくれることを願います。