Mr.M塾の生徒数の変遷とその壁

私の塾の生徒数の変遷は以前の記事に詳しく書いてありますので、そちらをどうぞ。

生徒数の壁

今回の記事は改めて生徒数の変遷をたどり、今までに生徒数がなかなか増えない状況、いわゆる生徒数の壁がどの程度あったのか。そして、それを私の塾がいかに乗り越えてきたのかを書きたいと思います。

最初に断っておきますが、特効薬的な「コレをやったらすぐ生徒が集まる」みたいなウルトラCは期待しないでください。そんなものが分かっていたら、今頃私は金縁の眼鏡をかけてクラウンに乗り、毎日カニかエビを食べてウハウハ言ってますから。朝早く起きてこのブログを必死に書いていることなんてこともなかったでしょうから…。

第1の壁:生徒数30名

まず第1にぶち当たった壁が生徒数30名。

2年目~4年目までの3年間ここで停滞していますね。

原因

なぜここで壁にぶち当たったのか…?

まず、成績合格実績だったと。

とくに3期目の卒業生の合格実績が悪かった…。

それを証拠に4年目の生徒数が減ってますよね?

コレ、最大の原因があって3年目である程度の収入が手に入っちゃった私は調子に乗ったんですよね。

ダメなヒトダメなヒト

え?3年目って、しょせんは生徒数30名未満でしょ?それである程度の収入?

アパート1室開業ってランニングコストが恐ろしく低いんで、実は生徒が25名程度もいればそれなりのお金が手元に残ったりするんですよね。その当時は、同期で会社に残っていた奴と比べても、私の方がぜんぜん収入が良かったくらいですから。

私の超絶なる愚かな油断より、生徒の成績がいまいち伸びず、合格実績も散々…。

世間はしっかりそういう部分を見ていて、4年目にきっちりその結果が表れるわけですね…。生徒数も伸びない…、売上も当然上がらない…。

突破の秘策

第一に心を改めました。心を改めて仕事に向き合うようになりました。(それでも今から考えるとぜんぜん甘いですけど…。ま、その辺は私の体たらく生活をご覧いただければ分かります!)

とにかく生徒たちを縛りましたね。強制的に自習に呼び始めたのが、この第一の壁にぶち当たった4年目です。

受験生はホント毎日塾に来させて、一つの部屋で私と一緒に勉強しました。ま、アパートの1室ですから、なんか家族みたいな感じでしたよね。今では考えられないですけど、一緒に夕飯食べて勉強して、一緒に外の空気吸いに行ってみたいな…。

まぁホント、牧歌的な個人塾の風景を思い浮かべていただけると、まさにその通りって感じなんですけど。

もちろん、アパート1室という立地的不利を背負って4年目までまがいなりにも来ていたので、それなりの結果は出していたと思いますけど、やっぱりこの壁を乗り越えるために生徒たちを追い込んで出した結果は、その前とは違いましたね。

とくにこの4年目は埼玉県入試が悪魔の前期・後期制だった年にぶち当たったので、公立高校入試は軒並み2倍前後の入試になった過酷な年だったのです。にもかかわらず、生徒たちはかなりの結果を残してくれました。

とくに地域のある中学から5名受験した所沢高校では1名しか合格者がいなかったらしいのですが、その1名が私の塾の生徒で、さらにその5名中一番内申が悪かった(圧倒的に)生徒だったんですね。

ま、今思い出しても私も生徒たちも必死でした。正直、生徒がぜんぜん増えなかったんで、「もうこの子たちに全エネルギーをぶつけ切って、それでも生徒が増えないならそれまでだ…。この子たちが卒業したら、塾を畳もう…。」みたいなことも考えていたと思います。

その結果、神様が見ていてくれたのか5年目にスッと30名を突破するんですね。

第2の壁:生徒数50名

悩み

次にぶち当たったのが生徒数50名の壁。

5年目~8年目まで、この壁が超えられず停滞することになります。

原因

ココは長い間、悩みました。

第一の壁を突破以降は人を雇い始めたのと、物件を1階に移したり増設したりしていたので、それなりに経費がかかるようになり、何としてでも生徒数を増やさないといけない、という状況に陥りましたので。

今思うと原因はチームワークだったように思います。

当時はチームと言っても、正社員1名+私1名が基本(多いときで+パート講師1名)だったんで2名とか3名のチームだったんですが…。

この壁を突破できずにいるときの私はとにかくスタッフを信頼しなかった。相当に細かい部分にまでアレコレ注文して、完璧主義を押しつけていたんですね。(自分自身が全くの不完全なくせして…)

仕事外でスタッフと会うこともほぼしませんでしたし、とにかくチームワークみたいなことなんて一切考えなかった。「従業員は自分の思う通りに効率的に働いてこそなんぼ。」なんていう傲慢極まりない思考で働いていたんですね。(さすがに暴言とかは言ってないですよ?)

ま~スタッフに対してアレはダメ、コレはダメ、ってばっかり言っていたんで、そりゃ~スタッフとしては居心地が悪い。日中もお互いほとんど話をしませんので、職場の雰囲気だって明るいわけがない。

もちろん、生徒が来ればそれなりに明るく講師モードになりましたけど、やっぱり小中学生は見抜くんですよね、そのつくられた明るさというか、ウソのテンションに。

ま、正直に言いますけど、この当時は私も今よりも5分の1くらいしか仕事に楽しみを感じてませんでした。職場に行くのも「面倒くさいなぁ~」って感じる日も多くありましたし。

人を雇ったにも関わらず、自分一人でやって来た感覚をそのまま押しつけちゃったんですよね。俺がここまでやって来たんだから、当然2人になれば生徒だって2倍になるだろ。ならないのは、お前が俺みたいにできないからだって。クソみたいな考え方が自分を支配していたわけです。(実際、口に出しては言ってないですよ、もちろん。)

突破の秘策

ちょうど8年目に今の相棒正社員講師が来たんですね。

彼は学習塾業界は未経験の人間。

そりゃ、最初は出来ないことだらけです。

私もそれは分かっていたんですけど、求めるわけですよ、私というクソ人間は。

何でこんなこともできないんだ?何度言ったら分かるんだ?って…。

もうね、そりゃ酷いときなんか人格否定の言葉なんかも放ったと思います。

忍耐強く温厚な性格の彼でもさすがに耐えられなかったんでしょうね(当たり前ですけど)。

「辞める」と。

で、今までのスタッフは家族の事情とかを絡めて「辞める」って言ってきたんですけど、彼の場合は真正面から「アナタにはついていけない」と言ったんですね。

アホな私はここに来てようやく気付くわけですよ、自分のクソ思考に。あ、コレはダメだと。自分のこのスタッフを手足としか考えてない思考はダメだと。

スタッフを自分の思い通りに厳しく縛って仕事をしたって自分もストレスがたまるし、仕事も面白くないし、スタッフはもっとそうだ、と。だからみんな辞める。だから職場の雰囲気が悪くてお客様も入って来ない。

私の長所の一つが自己反省だけは崖のように深くする、というのがあってモロにここは考えたわけですよ。そして私の長所の一つに悪びれもなく謝れちゃう、というのがあって即日、彼に謝ったわけです。で、私の長所の最後に悩むのが苦手、というのがあるんで次の日からすぐにそれを実行するわけですよ。(相棒講師からすれば、何なんだよ、コイツ?勝手なことばっか言いやがって。って思ったかもしれないんですけど、ま、自分は根本がそういう人間なんでしょうがないんです、この部分は。)

そこから今につながる考え方になりましたよね。経理作業を高速で30分やるよりも、5分間でもいいからバカ話をしてスタッフとコーヒーを飲む方が大事なんだとか、自分一人で集めてきたネタを授業中に話すよりもスタッフのキャラを売り出すような話題を挟む方が大事なんだとか。

自分自身の担当教科の成績を上げるよりも、スタッフの担当教科の成績が上がった方が価値のあることなんだとか。(以前は自分よりも成績を上げられないスタッフに対して、いちいち指導の粗を探してネチネチと指摘していたんです…、クソ上司ですね…。)

普通に明るくなりましたよね、スタッフが。で、スタッフからも言われるようになりましたし、「M先生、いつも元気ですね~。少し、うるさいですよ、正直。」とか。

ま、やっぱりそういう感じになって、相棒講師が自主的にいろいろ動いてくれるようになったり、また、アルバイトが入ってチームが大きくなって明るさが広がって、単純に職場が活気づいているというか。

面白いことに活気づいた方が生徒の成績も伸びてますし。

グラフを見て分かる通り、9年目以降は毎年生徒数を増やしてきているんです。

職場全体を明るくする、楽しくするってスゴイ曖昧な話になっちゃいますけど、コレがかなり大事なのかな~と。で、職場全体の雰囲気を決めるのは零細個人塾だと間違いなく塾長(経営者)の訳ですよね。だから、第2の壁を乗り越えるには、自分自身が変わるって部分が結局大きかったのかな~と。

第3の壁:生徒数100名の壁はなかった?

勝つ

で、本年度私の塾が立ち向かったのが生徒数100名の壁だったわけです。

初の3ケタ台…相当身構えていました。

2019年中に突破できれば万々歳と思っていたんですが…。

何と5月中に早々と突破するという嬉しい誤算。

私の塾においては生徒数100名の壁は存在しなかったようです。

Mr.MMr.M

ありがたや、ありがたや…

ただ、ここからは分かりませんから。必ず、壁はどこかでぶち当たるはずなんです。

第二の壁を突き破るために「明るく」「チームワーク」のようなことを推進して来ましたけど、それも通用しなくなる壁が必ず来る。

それがどの段階で来るのかが恐怖なんですけどね…。(110の壁とかすぐ目の前に迫っている可能性もありますし。)

ま、壁にぶち当たったらぶち当たったで、成長の機会だと思って受け入れるしかないですし。そのときはこのブログでありのままにお伝えすることになるでしょう…。

ダメなヒトダメなヒト

あ~早く第3の壁にぶち当たらないかなぁ~

Mr.MMr.M

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私の様に貧乏開業から徐々に生徒を獲得していく道を目指すなら以下の記事をご覧ください!