勝つ

知らないですよ、年収1000万プレーヤーとか2000万プレーヤー、さらにその先を見すえている大物の話は。

私は、自分クラスの普通の暮らしができればいいや、という方に向けての記事をここまで重ねてきましたから。

で、私程度の塾経営、私程度のささやかな生活を目指すんであれば、あれこれ考える必要ってないような気がするんですよ。

ホント、学習塾経営コンサルタントの人ってたくさんいるじゃないですか。そんでもって皆が皆、同じようなこと言うわけですよ。

「この5つをやりましょうね。」「この5つに該当してたら生徒は来ませんよ。」みたいに。

でもね、まず売れてない塾だったら、やることって一つだけじゃないですか。

生徒の成績あげることでしょ?

生徒の成績ひとつ上げられずに「な~んで生徒が集まらないんだろう?」なんて考えたって無意味なんですよ。

クソマズイラーメン作る店がありますよ?客が来ないんですよ、ぜんぜん。で、この話すると皆さん笑いますよね?当たり前だろ?って。でも、自分の塾のことになるとぜんぜんそれが分からない。

このクソマズいラーメン屋さんも努力するわけですよ。経営セミナーに何度も参加したり、ブログで必死に店をアピールしたり、市のイベントに出店したり。

この話聞いてるほぼ100%の人が思いますよね?

「おいおいおい、お前はそんなことやってる場合じゃねぇ~だろ?」と。

じゃ、なぜに自分の塾経営はそう思わない?

問い合わせがない、生徒の退塾が続く、私はその度にほとんどのケースでこういう結論に達しています。

それだけの成績しか出せていないから。退塾を留まるような結果が出ていない。問い合わせが発生するような結果に達していない。」

ほとんど、それです。チラシの回数が悪かった、打ち出し方が悪かった、配布場所が悪かった、生徒とのコミュニケーションが足りなかった、保護者との行き違いが多かった、たしかに思うことはありますけど、でも結局、成績が周りの塾よりもガンと上がっていれば、あり得ないほどの実績を出していれば、そのすべての理由を凌駕して生徒は集まるでしょ?生徒は辞めないでしょ?

コンサルタント・セミナー

何度も言ってますけど、私はセミナーには行きません。ま、今後一生コンサルタントに何か頼むこともないでしょう。

というのは、生徒数100名オーバー、ま、世の中の成功している個人塾とくらべれば全然大した数字ではないですけど、ここまで来てもまだまだ「成績を上げ続ければほとんどすべての塾経営的な悩みは解決する」と確信しているからです。

だったらセミナーなんかに行く必要はない。経営セミナーなんかで言われる、ニーズやウォンツやPDCAや、そんなものは理解できなくてもまだ先は進める。(ま、カッコつけてそういう言葉を多用したい気持ちはありますけどね。今時経営者って感じでカッコいいじゃないですか。やらないですけど。)

「生徒数は少ないながらも成績をクソ上げました。これで文句言われようもんなら発狂しますぜ?レベルで上げました。成績に関してだけは誰にも文句は言わせません。」ってところまでとりあえず持って行く。そこから全てを考えればいいじゃないですか。

これだけ成績を上げているのに何で生徒が集まらないんだろうか?チラシの戦略が間違っているんだろうか?ホームページ戦略が間違っているんだろうか?セミナーやコンサルタントの話を聞かないといけないのだろうか?今時のプログラミングや英会話教室を導入しないといけないのだろうか?ICT化しないといけないのだろうか?って。

コレね、思うんですけど、成績をそこまで上げてないのに、その状態で「何で生徒が集まらないんだろうか?」って考えるじゃないですか。そして、やるわけですよ、いろんなイベント。手を出すわけですよ、いろんな商品。まきまくるわけですよ、チラシを。契約しちゃうわけですよ、SEO業者、リスティング広告。で、結局生徒が集まらない。

原因が分からんのですよ、これじゃ。何が原因で生徒が集まらないのか、分からんのですよ。原因が分からなければ改善のしようが一切ないんですよ。結局ね、全て帰結するでしょ、「やっぱり成績をもっと上げないといけないのか…」って。

イベント失敗⇒「やっぱり成績かな…?」、いろんな商品失敗⇒「やっぱり成績かな…?」、大量のチラシ配布失敗⇒「やっぱり成績かな…?」、いろんな業者契約失敗⇒「やっぱり成績かな…?」って。

悩み

個人塾経営って足し算じゃなくって、かけ算って考えた方が良いと思うんです。

『塾経営の公式…生徒の成績×HP×チラシ×ブログ×SNS×生徒管理システム×クチコミ×イベント×チームワーク×キャンペーン×割引×特典×プログラミング×英会話×ICT×検定対策×多彩な商品数×送迎制度×インテリア…=集客力

みたいな。

で、”生徒の成績”の部分だけは変域が0~10なんです。あとの要素なんてせいぜい0~2くらいまでしかない。だからこそ、Mr.M塾のように引き算の経営が成り立つんだと。

たとえば、Mr.M塾は引き算経営をしているんで、6個くらいしか集客要素を持ってないんです。『生徒の成績×HP×チラシ×ブログ×クチコミ×チームワーク=集客力』程度なんですよ。で、『生徒の成績〔5〕×HP〔1.5〕×チラシ〔1〕×ブログ〔1.2〕×クチコミ〔2〕×チームワーク〔1.5〕=27』って感じで、27の集客力を持っているイメージ。

私が知っている売れている先生の塾なんて『生徒の成績×ブログ×クチコミ×チームワーク』で、『生徒の成績〔10〕×ブログ〔2〕×クチコミ〔2〕×チームワーク〔1.5〕=60』って感じだと思うんです。私の塾より少ない4つの要素だけで、集客力は私の塾の2倍の60ですよ?

私が思う売れてない個人塾ってこういう式で経営してる。

生徒の成績〔0〕×HP〔0~2〕×チラシ〔0~2〕×ブログ〔0~2〕×SNS〔0~2〕×生徒管理システム〔0~2〕×クチコミ〔0~2〕×イベント〔0~2〕×チームワーク〔0~2〕×キャンペーン〔0~2〕×割引〔0~2〕×特典〔0~2〕×プログラミング〔0~2〕×英会話〔0~2〕×ICT〔0~2〕×検定対策〔0~2〕×多彩な商品数〔0~2〕×送迎制度〔0~2〕×インテリア〔0~2〕…=0!

集客要素はめっちゃ多いんです。めっちゃ多くて、その多い部分に対してはアレコレ考えて金使って必死に最大数2を目指すんです。教育雑誌購入してセミナー参加して、必死に今時の?塾経営目指して無数の集客要素を最大数2にしようとするんです。で、生徒が集まらなかったら、その多くの集客要素のどこが悪いのか、必死に考えるんですよ。

でもね、肝心要の”生徒の成績”〔0〕って部分だけは変わらない。なぜか”学習塾”であるにも関わらず、しかも最大数が10まで用意されている集客要素の”生徒の成績”だけは気にしない。しまいには「ウチは勉強以外も教えます。考える力、将来役立つ力、云々かんぬん…。」と、最大数10もある集客要素から目を背ける始末。

”生徒の成績”って要素を減らせばいいって?その部分を引き算の経営で除いてしまえばいいって?

いやいやいや、それは無理。他の全ての要素は引き算できるかもしれないですけど、”生徒の成績”って要素だけはのぞくのは無理。理由は分かりますよね?分からない人は今すぐ外に出て自分の塾の看板見てください。”塾”って書いてあるでしょう?”学習塾”なんでしょう?”生徒の成績”抜きで何を売るんですか?

いいですか?ほぼ全ての集客要素は引き算で減らすことができると思いますよ?でも、その中で唯一、”生徒の成績”って要素だけは除くことはできない訳です。それは”ラーメン屋”が”ラーメン”を除くことができないのと同じなんです。ラーメンを売らないラーメン屋がありますか?(ま、それはそれで物珍しさで最初は目立つと思いますけど、しょせんは続かないですよね。)”生徒の成績”の要素がない学習塾などあり得ないんです。

だから、私は思いますよ。極論、集客要素なんて”生徒の成績”1つでも何とかなる。そこだけ突き詰めて”生徒の成績〔10〕=集客力〔10〕”これでいい。集客力10でも個人塾の世界だったら生き残れる。(多くは求められないかもしれませんけど、潰れることはないんでは?)

だって、多くの塾が集客要素の最大の要である”生徒の成績〔0〕”なんですから。0に何をかけたって合計は変わりませんよね?そんな簡単な乗法も分からずに塾経営に乗り出す人はまずいないですよね?でも、なぜか塾経営の世界になると、それを知らない人が大勢いる。だからこそ、集客力10でも十分に生き残れる。

”生徒の成績〔0〕”の状態で他の要素を分析したって無意味ですよ。他の要素を改善したって無意味。集客力は変わらないんですから、生徒数も変わらない。

いいですか、少なくとも”生徒の成績”を3にはしないとダメですよ?ここが3くらいないと他の要素の分析も成り立たないんですよ?

たとえばね『生徒の成績×HP×チラシ×ブログ×割引』みたいな公式を持っている塾があったとします。で、生徒の成績が0.1だったとしますよ?

現状、生徒の成績0.1×HP1×チラシ1×ブログ1×割引1=集客力0.1だとするじゃないですか。で、セミナー行ってチラシの勉強しますと。そんでチラシの力が2になりましたと。0.1×1×2×1×1=集客力0.2…。

集客力が0.1から0.2に増えたところで、結果は何も変わらないんです。これじゃ結局、チラシの効果だって分析できないんですよ。

3×1×1×1×1=集客力3の状態から、チラシの力が2になりました。そしたら3×1×2×1×1=集客力6になりますよね?ま、それでも微妙な変化と言えば変化ですけど、3から6に変われば生徒集客がいつもと変わる可能性が出てくるんです。問い合わせがちょっと増えて「あ、やっぱりチラシの体裁変えたからかもしれない!」って、自分がやったことが分析できるんです。

当たり前ですけど、”生徒の成績”が10もあれば、どれか一つの要素を改善すればもっと分かりやすく生徒集客に反映すると。

塾講師ウソつかない

ま、自分自身の個人塾経営理論的なことを偉そうに述べてきましたけど、何も根拠なしに言ってるわけじゃないんです。

結局、自分の塾より売れている個人塾ってそのほぼ全てが自分の塾より”生徒の成績が良い”んです。

で、当然ながら合格実績もすごいんです。

でね、そういう個人塾の多くが「集客要素が少ない」んです。

0.1×2×2×2×2×2×2=6.4を目指しますか?足し算的思考を突っ走りますか?

10×2×2×2=80を目指しますか?売れている個人塾の真似をしますか?

集客要素を増やそうって考え、集客要素の改善を小難しく分析するって考え、ソレって結構あとの話じゃないですか、と。そんなことの前に”生徒の成績”をどうにかした方がホントいいですよ?という話。

で、「生徒の成績をどうやって上げたらいいか?」それを考えるためにセミナー行く必要ありますか?流行りの教育論に耳を傾ける必要ありますか?

生徒の成績を上げる=勉強を大量にやらせる。それが一番簡単でしょ?で、それが一番効率がいいでしょ?じゃ、生徒たちに大量に勉強をやらせるために何を学習塾はすべきか?それを考えればいい。

将来の夢?勉強の意義?

バカ言っちゃいけない。

「日本電産の永守さんはずっと朝6時台出勤を続けているんだよ?ワタミの渡邉さんもほとんど休みなしで毎朝5時45分出勤なんだよ?サイバーエージェントの藤田さんだってほとんど休みなしで働いているんだよ?」

って上司に言われて「あ、そうなんだ!俺も将来のためにはもっと努力しなきゃいけないんだ!」なんて思いますか?でもって、その気持ちをずっと保持して努力を続けられますか?他人に勝つための他人より多くの努力と犠牲を覚悟出来ますか?

大人だって無理な話なんですよ。将来に向かっての必要性で納得して、努力を続けるなんて私たちだって無理なんです。

となりに怖い上司が座っています。今日はこれだけの仕事を終わらせないとまず間違いなくこの上司は怒ります。でも、やり遂げればしっかりこの上司は褒めてくれます。そして、この会社はその分だけしっかり評価してくれます。だから私、頑張れます!

われわれ大人だって、私を含め多くの人はこの程度です。単純に強制、称賛、評価じゃないですか、努力の継続と覚悟ができる理由ってのは。

つまり、この程度のことをどれだけ徹底できるかに”生徒の成績”もかかっている。個人塾の運命がかかっている。だから、まずここを追求する。追求して追及して、生徒たちのテストの結果がガンガン上がって、それでも一向に生徒集客が好転しなければ、そこからアレコレ悩めばいい。

覚悟

ちなみに私は最初の年度の卒業生は2人でした。二人ともに五教科合計40点アップと60点アップでしたけど、結局2人でした。

次の卒業生は、入塾後に五教科合計120点アップ、70点アップ、170点アップ、40点アップ、60点アップの5人。

2年間とも全員成績を上げていますし、全員志望校に合格しています。私だって思いましたよ?こんだけやれば生徒だってガンと集まるだろうって?次の年は2桁オーバーするだろうって。

3年目、4年目、5年目、卒業生の数は5名前後…。もちろん、5年目まで成績は同程度、いや、それ以上に上げ続けていたんですよ?でも、生徒数的にはそんな程度。

自分がスゴイと思ってる実績なんて、実は周りからみれば大したことないんです。集客力で言えば、たぶん5年目くらいでせいぜい生徒の成績〔3〕だったんです。もちろん、私だって思いましたよ?何度も頭を過りましたよ?

「成績だけ上げてたって生徒は集まらない。」って言葉。

でも、6年目で卒業生を2桁送り出すことができて、生徒数が50人を超えて、正社員を雇って、アルバイトを雇って、生徒数が100人を超えて、それを振り返ったときに自分たちがやって来たことのほとんどは「生徒の成績を上げる」ってことだったと。

確かに今はチームワークを意識したり、話題作りを意識したり、このブログでも書いてきたことを意識するようになりましたけど、ハッキリ言ってそんなものは付属品でしかない。「生徒の成績」抜きでは、そのすべては砂上の楼閣。無駄です。

開業当初、生徒が集まらないのは普通です。とくに私と同じような貧乏開業をした人なら猶更です。日の光の当たらないアパートの1室の学習塾なんて成績を上げて、上げて、上げ続けて、それでも誰も見てくれない。誰も気づいてくれない。そんなの朝飯前って気持ちでいいんです。

もしそれでも不安なことがあればMr.Mの経営ブログを見ると。そして、それでも不安ならMr.Mにメールを送ると。それでも不安ならMr.Mに直接会う、と。

最後は私の宣伝みたいになりましたけど、売れてない個人塾のほぼ100%共通した原因は”生徒の成績”が出てないって部分なんだから、あれこれ悩まずにまず生徒の成績を上げることに全力を傾けましょう。という話でした。