今回の記事は卒業生アルバイトについて。

学習塾を大きく成長させるうえで、卒業生アルバイトは無くてはならない存在だと。

そこは間違いないと。

相当戦力になります。

やっぱり、自分が教えた生徒ですから相手のこともよく知っているし、相手も自分のことをよく知ってくれている。しかも、塾の流れとか雰囲気もよ~く分かってくれているわけですし。

こんなに助かる存在もないわけです。

しかしですね、そんな卒業生アルバイトにもデメリットが少なからずある。

今日はそんなデメリットを考えてみたいと思います。

ま、すべてのデメリットについて改善することは可能だと思うんで、馴れ合いにならないように言うべきことはズバッと言っていけばいいとは思うんですが。

「仕事」感覚がなかなか身につかない

普通、大学生になって(もしくは高校生になって)初めてアルバイトをするってとき、相当緊張しますよね?

これからお金をもらうんだから、失敗しちゃいけない!ちゃんとやらなきゃいけない!って。

もちろん、卒業生アルバイトだってそういう気持ちはあると思うんですけど、安心感って言うんですか、それは未知のアルバイトをやるよりも全然あると思うんです。

少なくとも上司の正社員や経営者のことは知っているわけですから。

で、その安心感がプラスに働く面もありますけど、マイナスに働く部分もあるのかなって。

要はですね、「生徒」感覚が抜けないアルバイトがいるんですね。で、「生徒」感覚が抜けないアルバイトって、驚くほど稚拙なわがままを言ったりするんです。

たとえば教室が暑い。いや、生徒たち(お客様)の総意で暑いなら分かりますよ?違うんです、自分が暑いから、長そでを着ている女子が多数いるにもかかわらず冷房をガンガン入れちゃう。

これって、生徒時代に暑いときに「先生、暑い、冷房入れて。」って言ってた感覚と同じなんです。自分が暑いか暑くないかが基準になってる。お客様目線ってのが身についていないんです。

シフトの要求なんかもそう。自分が入りたいときに入れないと「え~、もっと入れてくださいよぉ。」と平気で要求してくる。生徒時代に「そんなに宿題できないよ~。」と言ってたのと同じ感覚なんですよね。

アルバイトと言えども仕事についたんなら、大事なのは「サービス提供者の自分」と「お客様」の関係、「スタッフの自分」と「上司」の関係、そういう関係性なんです。

これは未知の世界でアルバイトをする場合には、最初の大前提として身につくものです。

ただ卒業生アルバイトの中には、いつまで経っても「先生」と「生徒」の関係性だけで仕事をしてしまうスタッフが少なからずいる。(こういうアルバイトの傾向としては「自分のときはこうだった。」発言を頻繁にします。要は全部が全部、生徒のときの自分基準の考え方なわけですね。)

こういうスタッフは自分の感情とか都合だけで、仕事をしてしまうリスクがあるんで結構警戒しないといけないんですよね。

マンネリ感が早い

これは全ての卒業生アルバイトに言えることですけど、仕事を覚えるのとかは早いんですね。

もともと3年とか4年通った場所なんで、職場になれるのも早い。

この部分は超助かるんですけど、その反面、マンネリ感も早い。

早いスタッフだと2か月くらいでダレ始めます。ま、その辺りで一発ドカンと叱らないと行けなかったりする訳ですが…。

コレ、全く別の世界から来たスタッフだと2,3か月ではダレないですよね。2,3か月でようやく仕事を一通り覚えて、「よ~しこれからやってやるぞ!」って時期だと思うんです。

ま、マンネリ感とかダレるのが早い分、修正できるのも早いんで、こっち次第と言えばこっち次第なんですけど。

塾全体の硬直化、身内化が進む可能性がある

これは今回新しい新講師を全くの外部から採用して改めて分かったことなんですけど、あぁMr.M塾って相当に特殊な世界になってるな、と。

身内化がスゴイんですね、改めて会話を聞いていると。ホント、身内で通用する話題でクソ盛り上がるんですけど、ふと新講師を見ると居心地悪そうにしているわけです。当たり前です、だって話題に一切入れないんですから。

いや、身内化の全部が全部悪いって言ってるわけじゃないんです。むしろ、小さい塾なんてスタッフ、生徒、保護者の身内化をどんどん進めて、強烈に支持してもらうファンを獲得してこその部分が大きいですから。ま、私はそれをきれいな言葉でスタッフ・生徒・保護者のチームワークなんて言ってますけど、言い方変えれば身内ネタで盛り上がる身内化な訳です。

で、身内化を冷静にクチコミ発生術の一環として進めている分には全然良いと思うんですよ。職場の雰囲気を良くしたり、生徒から支持されたり、クチコミを発生させたりって部分で爆発力がありますから。

でも、コレって身内化=正義、身内化=常識、身内化=日常、みたいに身内化が当たり前になってきたときが危ないなって。戦術的に進めているってことが意識できなくなったときが危険だなと。

身内化=硬直化につながる可能性大。

要はMr.M塾の身内になれない奴ってのは間違いで、敵で、聞くに値する人じゃないんだって。今までやってきた身内化で成功してきてるんだから、それ以外は要らないんだって。身内以外の排除の推進って言うんですか。要は他人の意見には全く耳を貸さなくなるわけです。

こうなると塾内にあらわれている問題点なんか絶対に目に入らないですよね。身内以外の人の意見も聞かないんですから、耳にも入らない。スタッフも身内から排除されるのが怖くて何も言えない。で、当たり前ですけど、結局こういう組織は潰れる。

ま、極論いえば家族経営の零細企業がなかなか成長しないって部分に近いのかなって。新しいチャレンジをすることもなく、新しい方向性に舵取りをすることもなく、ただ衰え滅びゆくままに…、的な。

その辺は結構私は気にしてます。だから、学生アルバイトにもできる限り、他のアルバイトも併行してやるように言いますし、旅行とかインターンとか専門学校に通うとか、そういう部分もほとんど認めています。彼らが外の世界に目を向けなくなって、「Mr.M塾が常識なんだ」なんてことになったら、組織が硬直して売上が下がって、結局一番損をするのは私なんで…。