こういうテーマで記事を書くと「お前は自分のことを面白い講師だと思っているのか?」なんて思われそうで、恥ずかしいんですが…。

ま、面白くないです。私はどちらかというと人間の根本が堅いですし、考えも古臭いですし、アクティブにいろいろ体験したりするようなタイプでもないですし…。

ただ、そうも言ってられないのが塾講師って商売でして…。

小中学生ってやっぱり面白いことが大好きですからね。(いや、大人も一緒ですね。)

多少は面白くないと話を聞いてくれませんしね…。

今回の記事は、「俺、生徒たちからつまらないって思われてるでしょ…?」と日々の指導に悶々と不安と絶望を感じている塾講師の方々に、少しでも貢献できればと。

最初に言っておきます。

一般的な技術ではありません!コレを使えば、あなたも明日から人気講師だッ!なんていうつもりはサラサラありません。

下手したら爆死します…。普通に滑ります!滑りながらも3回転アクセルを決めるまでやり続ける精神力がなければできないかもしれません。

しかし、コレができれば少なくともMr.M級の塾講師にはなれるかも?

大した講師ではありませんけど…。

そもそも面白い塾講師である必要があるのか?

疑問

私が使っている技術に入る前に、そもそも面白い塾講師である必要があるのかどうかという話から。

私の結論は「ない」です。

塾講師の使命は成績UPと志望校合格ですから、それができるんであれば面白い必要性は全くない。

クソつまらない講師であろうと、教えた生徒が全員超成績UPして、100%志望校に合格できるんであれば、その講師はスーパー講師。何も文句はないのです。

ただですね、人間ってクソつまらない話って聞きますか?いや、話自体はつまらなくてもいいんです。話す人自体がクソつまらない場合に、その人の話を聞きますか?ってこと。

私自身は「あ~この人、つまらない」って感じると、その人が何を言ってたとしても頭に残らない。「つまらない」=「嫌い」ですから、完全に頭がシャットダウンしちゃうんですよね。

逆に好きな人の話だったら、仮にその話に何のオチもない、何の面白みもなかったとしても一生懸命聞きますよね。

極端なたとえになっちゃいますけど、気になっている女の子がいるとするじゃないですか。(いや、私は結婚しているので、読者の皆さんが、という話ですよ。辞めてくださいよ、変な詮索するのは。)その子が「私、ハンバーグ好きなんだぁ。」って言ってたら、まず忘れないですよね?でも、全然興味がない会社の同僚とかが「私、ハンバーグ好きなんだぁ。」って言ってても、2時間後には忘れてますよね?というか、話すら聞いてないこともありますよね?

東〇ハイスクールのCMに出てくるような神レベルの講師じゃない限り、やっぱりある程度は好かれる人間であって、興味を持ってもらえる人間でなければ、こっちの話は聞いてもらえないことってあるんですよね。

「面白い」=「好き」であるからこそ、こっちの授業を一生懸命聞いてくれて、で、成績も上がりやすいと。

成績を上げられるんであれば、ぜんぜん面白い必要なんてないんですけど、それがかなり高難易度の挑戦になっちゃうんで、やっぱり凡人は「面白さ」をどこかで取り入れないと、なかなか難しいのが塾講師って商売なんだと。

凡人が面白くなるための簡単な方法

いいね!

で、多くの塾講師になりたての人たちが「あぁ結構勘違いしてるなぁ。」と感じていることがあるんですが。

「面白い話をしよう。」って考えてません?ウケをとる話を考えようとしてません?

一つ言っておきますけど、小中学生の前で毎回の授業、それこそ60分間ドッカンドッカン笑いをとれるようなら、直ちに塾講師を辞めてお笑い芸人になった方が金を稼ぐことができるでしょう。

無理なんですよ、そんなにどっかんどっかんウケをとるなんてこと。

面白い話をしようってなると、それこそ毎回の授業、ネタ作りをしないといけないですよね?コレ、芸人以上に過酷な作業になりますよ?週5日、7コマの授業すべてに笑いがとれるネタを仕込むんですか?お笑いの大会目指している芸人だって、週に7つもネタを作れないでしょう?

違うんですよ、面白い話を作るんではなくて、自分自身の「人」が「面白い人」だと思われるように方向づけて行けばいいんですよ。ポイントは「話」ではなく、「人」。つまりキャラ設定。

だって面白い人、好きな人、そういう人の話だったら、仮に「話」がクソつまらなくたって一生懸命聞くでしょう?私だって結婚する前の妻の話はよ~く聞きましたよ?たとえそれが「あの店のラザニアっておいしいんだよね~♪」なんて全く興味もないクソつまらない話だったとしても、ニコニコ笑顔で一生懸命聞いてました。で、その店を必死に覚えたり。(いや、今でも聞いてますよ!ホント、辞めてくださいよッ!変な疑いかけないでくださいよッ!私は今でも誠実です!)

話があらぬ方向に逸れているので戻しますが、面白い「人」になること、興味を持ってもらえる「人」になることを目指すんです。

で、私のような凡人が面白い人に思われるための最も簡単な方法が、ギャップを使うこと。ギャップがある人って面白いじゃないですか。

たとえば、高学歴、高収入、背が高くてカッコいい、でも趣味は切手集め。とか。

酒、パチンコ好き、借金アリ、家も汚い恰好も汚い、でも毎日近所の掃除をして、信号は必ず守る。とか。

だからこそ、塾講師ってキャラ設定が超大事だと。

たとえば私のキャラ設定は、堅い、真面目、厳しい、神経質、古くさいみたいな感じなんですね。(自分自身の性格に近い部分がこんな要素なんです。)

これで突っ走ったらアウトじゃないですか。塾講師としては全然面白みないじゃないですか。言い方が悪いですけど、いわゆる学校の先生タイプというか…。だから、ここにギャップ要素を加えるんです。

「堅い、真面目、厳しい、神経質、古くさい」でも「狂っている」みたいに。

「狂っている」というのはちょっと言い過ぎかもしれませんが、「おかしい」という感じ。

おかしいって言っても、面白おかしいというよりかは、「あの先生、頭おかしいだろ?」みたいな「おかしい」。

自分はその「狂っている」というか「おかしい」というか、まあ要は「奇妙さ」ですかね。

その「奇妙さ」の要素を上げるために、頻繁に使っている話法があるんですね。ま、正直に言うと無意識に使ってますけど、一応、今回5つの分類をしてみました。

私と同じように「奇妙さ」のパラメーターを上げたい先生がいたら、使ってみてください!さ、いよいよここからが今回の記事の本題です。Mr.Mのくだらない話法技術をとくと見よ!

私が使う5つのくだらない話法

塾講師ウソつかない

以下、5つのくだらない話法は生徒と1対1のときには使わないでください。あくまで集団に対しているとき、自分の「奇妙さ」を集団に印象付けるために使ってください。そして、使うタイミングは唐突に。「あのさぁ~」とかいかにも今から雑談に入ります的な間合いがあると、奇妙さは3割増しで薄れます。あとは発動時間。長くて5分です。塾講師として雑談が長すぎるなんてのは感心しませんから。そして、滑ることを前提に淡々と発動する。物怖じすると寒いんで、堂々とやり切ってください。

付けたし話法

生徒にカンタンな質問をふり、その答えにひと言付け加える話法。

「今日の大会、何位だったの?」「5位です。」⇒「世界で?」

「好きな食べ物は?」「唐揚げです。」⇒「こんにゃくの?」

「休み中どこに行ったの?」「ディズニーランドです。」⇒「徒歩で?」

「筆箱カッコいいね、どこで買ったの?」「イオンです。」⇒「モンゴルの?」

みたいな感じで。このつけたし話法のいいところは時間が数秒で終わるというところ。

そして、滑っても数秒で終わりなんで、精神的なダメージもかなり少なくて済むという部分。

スタッフいじり話法

「〇〇先生ってオジサンとして何点くらいをつける?いや、先生としてじゃなくて、オジサンとしてよ?」

「○○先生の事、どのくらい好き?1、一緒にディズニー行くレベル?2、一緒にサーティーワン食べるレベル?3、一緒に居たくないレベル?1,2,3のどれ?」

「ジョニーデップって〇〇先生の何倍カッコいいと思う?」

これは〇〇先生自体が生徒たちに人気があれば自動的に成功します。自分自身の力は必要ありません。使おうと思う方は、ぜひ「〇〇先生」のところに自分の塾で最も人気のあるスタッフを入れましょう。

知らなそうな生徒にクイズ話法

「野球って何回まであると思う?」

「サッカーって何人でやると思う?」

「大谷翔平って時速何㎞で球を投げると思う?」

私は結構スポーツネタを使うんですけど、これは対女子向けですね。スポーツに全く興味がなさそうな女子にふります。

すると、野球は「25回」とか、サッカーは「50人」とか、大谷翔平は「300㎞」とかとんでもない数字を出してくると、周りが盛り上がります。ただし、案外全部合ってたり、数字が近かったりすると「あ、うん、そうだよね…。」みたいになっちゃって、「この先生、何が言いたかったんだ?」みたいに完璧に滑る危険性もある話法です。

私の場合は、とんでもない答えが出るまで質問し続けますが。

にわか訛り話法(関西弁はNG)

「な~に言ってんだ、おめぇ?」

「そういうもんでねぇ~よぉ」

「だ~めだっぺよぉ~」

という感じで、カンペキににわか訛りでたまに受け答えをします。突然、しかも一言だけ発動するんで生徒から見ると「えっ?突然なんで?」みたいな反応になりますが、全く気にせず授業を進めたりします。

コレ、注意点があってにわか関西弁は辞めた方がいい。「ダメや~ん」とか。中学生からすると寒い。(というか、大人でもにわか関西弁は結構寒い結果になることが多い。私も、何回かブログで使ってますけど…。)

にわか東北弁とか、にわか北関東弁が効果的です。

応用編で、にわか外国語挨拶話法というものもあり、「はい、ナマステ。」とか「はい、ボンジュール。」って挨拶してもいいですよね。まず滑りますから。滑ってもやり続けることで、3日目くらいでようやく反応してくれる生徒が出現してくれたり。ま、そうするとちょっとした感動もありますから。

どうでも良い話突っ走り話法(難易度高)

「シマトネリコって庭木が結構人気なんですけど、島忠とかで安く売ってるんですよ。私が買ったのがこのくらいの高さで1500円くらい。ま、セールだったんだけど、で、庭に植えるじゃないですか。植えて一か月くらいで葉っぱが焦げたみたいに黒くなって全部落ちちゃうんですよ。あ~あ、安物だったから枯れちゃったんだ…。って諦めるじゃないですか。いや、コレね、諦めてバッサリ切ったりしないでくださいよ。木の幹をね、爪でガリってやって緑色の部分が出てくれば生きてるから。で、最初の冬超えて春になると葉っぱがガンガン出てくるから。シマトネリコってそういうもんだから。植え付け最初の年はそうなるもんだと心得よってこと。で、葉っぱがガンガン出てきて、ガンガン伸びるからね。となりの家に近い場所とかに植えると気付かないうちに隣の家まではみ出てるとか普通にあるから。もうね、一年に3,4回は隣にはみ出た部分切ることになるからね。で、成長速い木って柔らかいんですよ。だから、雪とかふるとね、重みでぐにゃって曲がるわけ。いや、完全に背骨折れてんだろってレベルで曲がるんだけど、シマトネリコって強いから生きてるんだよね。そこは〇〇先生と同じで不死身属性持ってるわけで、あ、ゾンビじゃねぇよ。どっちかって言うと神に近い。じゃあ伸び切った神としてのシマトネリコの葉っぱの間から、〇〇先生の顔した妖精が顔を出してくるかって言うと、仮に出してくるとしたらバッサリ伐った方が良いわけです。ま、そういうことなんでね、あんまりこの話続けてると〇〇先生の顔した妖精が夢に出てきそうで嫌なんで授業を進めます。」

これは難易度高いんですけど、「奇妙さ」のパラメーターはガンと上がります。これを授業の合間に突然話始める勇気、それをやり切る精神的タフさは、ま~なかなかのもんです。

以前に雑談の記事で紹介したコーヒーのくだりなんかはこの話法の応用ですが、コミュニケーションがかなり取れているクラスで発動すると、途中で「何言ってんすか?先生。」とか「いや、もういいでしょ?」とかツッコんでくれる生徒がいるんでやりやすくはなります。

ただ、誰も何もツッコんでくれないクラスの場合は、提唱している私でも発動には躊躇します…。(ま、それでも私は勝負したい気持ちが勝って発動するんですが…。ま、滑ります。ただ、どのクラスでも滑り続けて3回目くらいには希望の光が見え始めたりしますけど。)

皆さんの独自話法を教えてくださいッ!

塾講師を4,5年も続けていれば、それぞれの先生にそれぞれの話法や技術があると思います。

どんなくだらないものでもOK。(いや、むしろくだらないものほど良いッ!)

Mr.Mに教えてやってもいいぞッ!という方はぜひメール、もしくはこの記事へコメントお願いいたします!

私だって、こんなくだらない技術を恥を忍んでさらけ出しているのです!

皆さんもさらけ出しましょう!

(もし仮に、この手の内容をメッセージ、コメントいただけた場合は、本記事に追記させていただきます。もちろん、匿名にて紹介させていただきます。)