埼玉県の公立高校入試のリスニングの動向

リスニング対策

教材会社の営業マン曰く

「英検準2級を超えるスピードと単語数になっている部分あり!」

ということで、かなりのハイレベルになりつつあります。

全部が全部、このレベルではないらしいですが、仮に英検準2級を超えるレベルになってるとしたら対抗できる生徒って限られますよね?

少なくとも、英語の力だけで言えば公立最上位校を狙えるレベルの生徒ってことになります。

「ヤバい時代になった!これは自分の塾もリスニング対策を真剣に考えねばッ!」

と新しい教材を手にしますか?それとも英会話レッスン的な特別ゼミを設定しますか?

さあ、足し算の経営の始まりです!慣れない業務増大で自らの首を絞める経営の始まりです!

Mr.MMr.M

ま、当然私はそんな仕事に手を出しませんが。

合格へのコストパフォーマンスを考える。

合格への指導対得点のコストパフォーマンスを考えてみるんです。

たとえばリスニング28点分のうち(埼玉県はリスニングが28点分出るので)、大体14点前後しか取れない生徒がいるとします。その生徒のリスニングの点数を10点上げるのにかかる労力ってどんなもんでしょうか?リスニングで10点上げるのに費やす塾側の労力+生徒が払う労力を10だとしましょう。

では社会で10点上げるのに払う労力ってどんなもんでしょうかね?リスニングで10点が労力10だとしたら、私的には社会で10点上げるのに必要な労力ってせいぜい3くらい。(これは当然人によって意見が分かれるところだとは思いますけど。)

でもって実際に払った労力が報われる確率が高いのはどっちか?という話もあります。

リスニングをガチガチに固めて学習したとします。でもね、今年の入試みたいに急に問題傾向が変わって難しくなっちゃったら、さすがに上位生であっても面食らって点数落とす可能性は大いにある。

社会の知識をガチガチに固めるとするじゃないですか。傾向が多少変わって資料問題やら、記述問題が増えたとしてもそうそう点数は落とさないですよね。社会とか理科の知識系だったら。

いや、もちろんね。リスニングが要らないって言ってるわけじゃないんですよ?もちろん、社会も理科も相当に訓練を積んでいる、そしてプラスアルファがなければ突破できないような進学校であれば、リスニングでの得点も期待しなきゃいけないですけど…。そんな公立高校、埼玉県で数えるほどでしょ?

少なくとも私の塾がボリュームゾーンとしている生徒層では、リスニングを気にするくらいなら理社で90点を目指せ、っていう方がぜんぜんコスパが良いですし、確実性があります。

英会話ができない自分だからこそ分かるその労力

私は英語を教える塾講師でありながら、英会話は全くできません。発音だってカタカナ発音です。もともとこの業界のスタートは、数学専門でやってましたから英語は今でもそんなに好きではありません。(その辺りのことは生徒にも保護者にも公言しています。)

だからこそ私は分かる。リスニング問題に対抗するための労力の膨大さが。私も現役時代は進学校を受験しましたので、それなりにリスニング対策には力を尽くしたのです。さらに高校生のときなんか洋楽ばっかり聞いて来るべきときに備えていたくらいです。大学生になっても、社会人になっても機会ある度に「英語でしゃべらナイト」とかNHKの英会話番組を見たりもしました。

でも結局、英会話なんてできない。ネイティブの普通の会話なんて20%も聞き取れない。(もちろん、公立高校入試の英語問題くらいは聞き取れますけど。)

結局、ここまでやってようやく公立高校入試レベルが聞き取れる程度なんです。ま、もちろん、私が英語が好きじゃない部分、本気になれなかった部分、そして生来の耳の悪さ、いろんな要素がかみ合っているんだとは思いますけど、リスニングをものにするって時間がえらくかかることだな、と。個人差がものすごく大きなことだな、と。

苦手だからこそわかる、払った犠牲に対しての見返りの少なさと不確かさ。

公立高校入試の合格のために金をもらっている以上、お客様相手に博打はできないですよね?勝易きに勝たせるのが、学習塾講師としての使命ですよね?(いや、学習塾講師は決して成績や志望校合格のためだけに指導をしているのではない、とか、合格のためだけの勉強なんて教育じゃないとか、そういうことは私には言わないでください。私はそういう議論はどうでもいい派の塾講師なので。)

なので、英会話ができずに英語が話せる素晴らしさを知らない私だからこそ、ホントにシンプルに高校受験合格だけを考えて、五教科の学習量とそれに見合う得点のバランスをある意味で冷静に考えられているとも言えます。

ま、今年の受験は結構やられましたけど、結局、リスニングじゃないですからね、原因は。普通に五教科での力をつけさせることができなかっただけですから。

公立高校特化塾のリスニング指導

じゃリスニング指導はゼロかというと、一応はやります。ただし、リスニングに特化した指導はしませんけど。

北辰の過去問

北辰の過去問にリスニングの音源の配信サービスがついてますよね。過去問を通しで行うときに、当然リスニングも含めて行います。中3生の秋以降は1つの回次につき、3年分くらいはやりますので一応リスニング問題もそれなりにこなすことにはなります。ただ、あくまで過去問を通しで行うときにリスニング問題にあたるだけ。リスニング特化授業というのはありません。

全国の公立高校入試の過去問

北辰の過去問と同じイメージです。全国の公立高校入試の過去問を行うときにリスニングも合わせて行います。中3の冬以降ですね。『過去問サーチ』という配信サービスを使えば、本当に手軽にリスニングを含めて過去問演習が出来ます。47都道府県中、半分以上の県の過去問には当たるので、それだけリスニング問題もこなすことにはなります。

『過去問サーチ』に関しては以前に記事に書きましたが超便利です。これを使えば国語以外の『全国入試問題正解』というタウンページみたいな教材の存在感は一気に薄くなります。『全国入試問題正解』は結構高いですし、お客様の教材費の負担を減らすためにも公立特化塾なら『過去問サーチ』導入を検討してもよいのでは?

(残念ながら『過去問サーチ』のラインズ株式会社様は広告提携などがありませんので、皆さんが『過去問サーチ』をいくら導入しても、私には一銭も広告収入が入って来ません。私のことを嫌悪している方、安心して『過去問サーチ』を導入ください!私は一ミリも得をしないので!)

中1、中2授業のリスニング対策は?

私はほぼやりません。全くのゼロとは言えないのが、年によっては生徒たちのレベルが高く、授業の進度が早い場合があります。そういう場合には授業の最初にリスニングを挟むことがあります。ただ、使う教材は特別なものじゃなくて、結局上記の北辰の過去問や公立入試の過去問のリスニング部分を切り取って行うだけです。

ま、先取りして北辰とか入試の感覚をつかんでもらおうかな、程度で。

私の塾では英検対策とかもやらないんで、中1、中2でリスニングを導入するメリットってほぼないんですよね。学校の定期テストのリスニング問題なんか、魑魅魍魎の世界なんで対策することなんて雲をつかむような話になっちゃいますから。

(繰り返し言いますけど、やめてくださいよ。「本物の英語教育を考えたら早期から聞く力を云々かんぬん…」は。私がやってることは定期テストの点数を上げること、ひいては公立高校受験で合格を掴むことですから。「お前のような奴がいるから日本の教育がダメになるんだ!」みたいなこと言われるとですね…、ま、知ったこっちゃないです。仮にそうなんだとすれば、私の塾は近い将来潰れるでしょうし。何かね、こういう話をしていると勘違いしている人がいて、「お前は点数さえ取れれば、カンニングしたって良いって言うのか?」みたいに極論言う人がいて…。う~ん、どうでもいいけど、何かね、そういう思想にどうしてなるのかなって。あなたこそ、本物の教育ってやつ?受けた方がいいんじゃないですか?って話。大体、「本物、本物」連呼する人って何か信用ならんって感じ。)

すいません、余計な話が長くなっちゃいましたね。誰も私の主張なんか聞きたくないでしょう。

とにかく、Mr.M塾では中1、中2のリスニング対策はほぼなし!

中3生でも北辰や公立高校入試の過去問演習のときのみ行う程度。

そんな感じです!

リスニング対策で使っている安くて小さいスピーカー

ま、高音質の音楽を聴くわけじゃないですから。

安くて小さければいいかなって。

で、最近はリスニングもCDよりも配信サービスが多いんでパソコンのUSBを差し込む部分につなげる奴が便利ということで。

私はこれを使ってます。

超安いです…。でも十分です。リスニング対策程度ならこのスピーカーで困ることは何一つありませんから。