こんなムチャクチャな個人塾経営者がいたとしたら?

塾講師ウソつかない

「こんな個人塾経営者はイヤだ」シリーズみたいな入りになっちゃいますけど…。

実は今回は違う。

ま、私はおススメしませんよ。こういう経営。

だって普通じゃないですもん。

普通は潰れます…。

でもね、世の中面白くて、こういう形でも生き残ってる人ってホントにいる。

事細かにお伝えしちゃうと身バレの危険性があるんで、ちょっとボヤかして紹介しますけど。

実在の塾経営者がモデルになっています。今回の記事。

こういう形での塾経営、いや、これはもはや生き方の問題かもしれない…。ありなのかも?

教室を開ける時間はムチャクチャ

ホームページに記載されている営業時間にまず教室が開いていない。

いや、開いている日もあるんですよ?

でも、それと同じくらい開いていない日もある。

話を聞くと「いや、どうせ開けてても問合せとかないじゃない?保護者とか生徒との連絡はLINEだしさ。ま、たま~に生徒が教室の前で待ってることあるけどね~。LINEに『先生、早く開けてよ~』とか入ってて、急いで行ったりするんだけどさ、ハハハハハ」

いやいやいや…、ダメでしょ。

でね、開ける時間がムチャクチャなだけじゃなくて、開ける日もムチャクチャだったり。もともとの休日も平気で生徒たちが「ねぇ~先生、明日塾やってよ♪」って言えば開けちゃう。じゃあ授業をやるのかっつーと、何かパーティみたいなのを開催しちゃう。

逆に自分の予定で急に閉めちゃうこともアリ。セミナーが入ったとか、そんなので。

一人塾長なのに教室に生徒たちを残して自習をやらせて、自分はちょっと用事に出かけちゃうことなんかもOK。生徒たちには「知らない人が来ても開けるなよ!電話は出なくていいからな!」って…。

さすがにそれはヤバいでしょ…。

教室の中は私物で溢れる

たとえば謎の鍋がありますよね。想像できますけど…。生徒たちと謎のパーティをするんでしょうけど。

謎のギターもありますよね。想像できますけど…。生徒たちと謎のパーティをするんでしょうけど。

ダメなヒトダメなヒト

何?その謎のパーティ?俺も参加したいッ!

ま、テレビゲームもあったりしますよね…。

でもなぜかね、そういう私物の一つ一つをさらっていくと、「100%自分のために」ってものはほとんどない。

全て生徒と一緒に何かやるための私物という感じ。

コレがね、なんか違うんですよ。ダメ個人塾経営者と(いや、この方もダメなんかもしれんのですけど…)。ダメタイプは100%自分専用がゴロゴロしてるんです。たとえば生徒は絶対に読まないような漫画とか。マッサージ器具とか。健康マシーン的なものとか。ダメタイプの個人塾の場合は、ホント負のオーラをまとった雑然さ。

一方で、このハチャメチャ塾長の教室は何かよく分からない爆発力を感じる雑然さ。教室のいたるところにこの塾長と生徒たちが「今日も目一杯楽しんでやろう!」というエネルギーが詰まっているかのような。

いや、ぜんぜんおススメしないですからね!ぜんぜん真似しない方がいいですからね!

成績を上げる気が丸でなし!

「自分の塾に来ても成績なんて上がらない。」って平気で言っちゃうんですよ。

「だって正直、やる気ある生徒だったら塾なんて来なくたって成績は上がるでしょ?で、やる気ない生徒を成績上げるんなら、それこそ強制しなくちゃいけないでしょ?自分はイヤなんだよね、勉強を強制するのって。だから、自分の塾に来ても成績上がらない生徒はたくさんいますよって保護者にも言っちゃうもん。」

Mr.MMr.M

えぇ~ッ!?

って思っちゃうんですが…。

Mr.MMr.M

それじゃ、学習塾の意味ないんじゃ…

でも、その先生が曰く、家で一人でいるよりは塾に来てじっと席に座ったり、周りの子の勉強してる様子を見たり、自分と話をしていた方が意味があるだろう、と。家でスマホばっかり一人でいじくっているよりもいいだろう、と。

「自分はある意味で保護者の代わりでもあると思ってる。成績よりも大事なことってあるでしょ?」

う~ん…、これね、私は中途半端な塾経営者が言ってると「は?ふざけんな~。」って思っちゃうんですけど、この方の場合はね…、正直、のめり込みにのめり込んでるんで、一概に否定できないという…。

授業終了時刻もムチャクチャ

うちの塾よりも最終終了時刻は早いはずなんですけど、余裕でうちの塾よりも遅くまで生徒がいます。

一度、聞いたんですよ。

「大丈夫ですか?あんな夜遅くまで生徒を残して?」

「うん、大丈夫。車で送って行くから。親にも言ってあるし。」

なるほど、そういうことですか…。

いやぁ~遅くなったら自分が送ればいいという発想、私にはできない。

(もちろん、この方の塾に送迎バスとか、そういうサービスはありません。)

結構塾の終了時刻って神経質な問題ですよね、今の時代。

安全面で怖いじゃないですか、あんまりにも遅くなると…。

実際、私の塾でも保護者から「早く帰るように子供に言ってください。」って要望が出るときはあるんですね。(私の塾は速攻で帰らせるんですが、それでも塾から家の間のどこかで寄り道してる場合とかはあったり。)

生徒を送るって話に戻りますけど、この方の車は5人乗りなんですよ。ってことは、たくさん生徒を残すことはできないんですよね、最大で4人まで。たくさん居残りさせた場合どうなるのか?ココも聞いたんです。(この先生が居残りをさせる、ってことはないようです。生徒たちが自分たちから居残るみたいです。勉強はしてないらしいですけど…。)

「4人以上、夜残っちゃったらピストン輸送ですか?」

「いやいやいや、さすがにそこまでしないよ。残る生徒は4人以下に抑えるわけ。ま、お気に入りの生徒とか愛着ある生徒だけだよね、そんな夜遅くまで残るの。それ以外は帰らせるから。そこはちゃんと計算してるからね、さすがに♪」

Mr.MMr.M

何の計算ッ!?

堂々とひいきを公開するという潔さ…。でも、なぜか嫌われない…。

生徒とはガチンコで友達関係

休みの日に生徒を引き連れてどこかに遊びに行くのは当たり前。

お祭りに生徒と参加するのは当たり前。

生徒がやりたいことは教室を貸してやらせるのは当たり前。

塾のLINEグループに自分が入っているのも当たり前。(いわゆる友達グループですからね!連絡用とかじゃなくて。)

ガチンコで友達関係です!

たとえばね、その本気度を表すエピソードとしては、私と話をしているじゃないですか。ま、私なんて言ってみれば仕事上の赤の他人なわけですけど、大人同士の関係なわけですよ。で、その私との会話の間もLINEを常にチェックしてるわけです。生徒たちのメッセージがガンガン入るわけです。ま、生徒同士のLINE上の会話なわけですけど。

「これね、やっぱり細かくチェックして、それなりの所では相づち入れたり、コメント入れたりしないと受け入れてもらえないからね~、中学生からは。スピードも大事だしね♪」

もはや完璧なる友達なんです!ほぼ中学生の感覚を持ち合わせているんです!

でも、生徒には命を懸けて尽くす!なぜならそれが楽しいから!

もうね、正直私のスタンスからすると何もかも全否定ですよ?こんなの塾経営でも何でもない。タダの塾ごっこ。何もかも私の真逆なんです。

でもね、私はこの先生、嫌いじゃない。いや、むしろ知り合いの塾経営者の中では一番好きかもしれません。(あまりにも反対過ぎて、競争とかライバル心みたいなのが起きないからかもしれませんけど。)

この先生、生徒のため(決して成績のためじゃないですが)にはそれこそ命を尽くすんですよ。たとえば生徒たちが定期テストの当日に、「朝五時に教室開けてよ~」って言うじゃないですか。開けちゃうんですよ、わざわざ睡眠時間を削ってまで。

大雪が降るじゃないですか。もうね、朝起きて外見たら笑っちゃうくらいのレベルで。私なんか一瞬にして「あ、コレないわ…。」って塾の中止を宣言しちゃうレベルの。この先生は外の様子なんて関係ないわけです。天気予報の警報よりも大事なものがこの先生にはある。生徒たちのLINEです。「先生、今日は雪ですけど、塾ありますよね?雪の日の塾とかめっちゃ楽しみ♪」みたいなメッセージ来たら、まず開けますよ、この先生。それこそ、朝早くからタイヤにチェーンまいてでも開けるでしょうね。

私は生徒の「成績のために」ですけど、この先生はまさに「生徒のために」です。この先生の基準では「生徒のために」と「成績のために」は明確に違うようなんです。成績を上げることがこの「生徒のために」ならないと思うなら、学習塾講師でありながら、たぶんこの方は平気で勉強なんか教えない。(たとえ保護者が望んでも…)

だったらその生徒を預かるな、という話なんですけど、いや、それはあくまでも私のような考え方を持っている人間の意見なのかもしれません…。(ま、たぶん誰が否定しようともこの方は何とも思いません。「そうだねぇ~、そっちの方が本来正しいんだろうけどねぇ~。」というのが目に見えてます。)

とにかく、この方はムチャクチャ楽しんでます。で、誰がなんと言おうとこの方の基準の中で生徒に尽くしているのは間違いないかと。良いかどうかは別として…。

やりたいことをやっている人に人は集まる?

集まっています。いや、もちろん地域でno.1に集めているとかではないですよ?

それは無理です、さすがに。

やっぱり学習塾ですから、成績が上がらなければ集客力はたかが知れている、それは間違いないかと。

でもね、強烈なファンがくっついてるのは確か。

塾ではなく、この先生に強烈なファンがくっついていますよね。

塾名は覚えにくいんですよ、ココの塾。だから、生徒の中でこの塾の名前を聞くことはほぼない。

でもね、この先生の名前は聞くんです。

「〇〇先生とかいう人がいる塾」みたいな感じで話題に出てくることはある。

それだけこの人の印象ってのは強い。個性ってのは強い。

でもね、これで50名超の生徒は常に通っている状態なんですよ?

以前に個人塾の生徒数の記事を書きました。

世にある個人塾の多くが生徒数20~30人とかで苦しんでいる訳です、統計的には。(10人台もゴロゴロあるでしょうね…)

そんな中で、これだけ無茶苦茶な経営をしている人が50人以上も集めている。しかも、成績もはっきり上げていない!

私は思うんですよね。

自分の好きなように元気に明るく全力で頑張っている人って、人を集めるんだろうなって。

降り切れちゃってる人って本当に強い。

「誰が何といおうと俺はコレ!」みたいな…。

策を弄さずにほぼ100%自分の思いだけで突っ走るという…。

真似はできませんけどね、自分自身に人間的魅力が明らかに欠けているんで、この方みたいには絶対にできませんし、皆さんにもおススメしません。

けど、やっぱり人間を売る商売、こういう人も存在するのだ、ということをちょっとお伝えしようかと。

自分自身を振り返ると…やりたいことをやってる今が強い!

当然、私はこの方みたいにはできませんけど、それでも自分自身を振り返って数年前と今では、やっぱりやりたいことをやってる感が全然違うかな、と。

数年前はホント、目の前の生徒の成績とか、生徒数とか、売上とか、スタッフの仕事ぶりとか、ホント、そういうことにいちいちストレスためて周りが見えてなかった部分も多かったんですよね。

正直、結構いつも険しい表情をしていて、スタッフや生徒たちを不要に叱ったりしてたこともある気がするんです。

でも、今はこのブログ活動にしても、塾での仕事にしても、できる限りやりたい仕事をやるような環境を作っているんです。

自分自身のことなんであんまり分からんですけど、きっとエネルギーは以前よりも出ているんだと思うんです。(そもそも以前の負のオーラまとったMr.Mでは、こんなブログ活動できないですから。)

で、昨年の秋~この春にかけての問い合わせの爆発。

やりたいことをやってる奴の強さ、みたいなのはあるのかもしれません。ま、単純に暗いところよりは楽しいところに人は集まりますし、勢いないヤツよりは訳の分からん空気感でも勢いあるヤツに人は集まるでしょうから。

ということで、皆さん、せっかく独立開業したんなら、やりたいことをできる限りやりましょうね♪ということで記事を終わりにしたいと思うんですが…。

全く関係ない話を最後に。

連休が始まってブログの閲覧数が急落しております。

皆さん、結構しっかり休みを取られているということでしょうか?そりゃ、わざわざ休み中に私のブログなんか見ませんよね…。というか、見ない方がいいです、休みは休みで頭切り替えた方がいいですし。

ただし、皆さん。休み明けはよろしくお願いしますよ~!令和元年の5月7日(火)、この日にpv数がガン上がりすることを祈って、本日の記事を終わりにいたします!さぁ、平成最後の日、あといくつ記事を投稿できるでしょうか?(昨日はサボりましたが、連休中もできる限りMr.Mは稼働するつもりです、皆さん見捨てることのなきようお願い申し上げますッ!)