自分の塾の前が帰宅の待ち合わせになっているとしたら?

待ち合わせ

最近、私の塾の前が中学生たちの待ち合わせ場所になりつつあります。

他塾の生徒たちが、私の塾にいる友達を待っているわけですね。

皆さんならこの状況どうします?

「うるせぇ!早く帰れッ!」

とか、空気読めないオジサン気取っちゃいますか?

ま、私の塾は厳しいとか恐いとか、割とそういうイメージが先行しているのか、外で待っている中学生たちも割と大人しくしてくれています。

ま、もちろん、うるさければ注意しますけど、今のところ全然大丈夫。

いや、私は迷惑どころか、むしろチャンスだと思って楽しんでいます!

何がチャンスかって?

もちろん、生徒の引き抜きですッ!

こんなチャンスないじゃないですか。もうね、待ち合わせしているのに気づいた日は、毎日アプローチ合戦ですよ。ガンガン攻めています!

全力で自分を売り込め!人対人で絶対に負けるな!

間違っても「うちの塾は…」とか、塾の説明とかクソつまらないことはしません。

もうね、ここはただ一つ。

人対人の勝負です。

要は、その他塾の生徒たちが「あ、自分たちの塾の先生より、この人の方が面白い。」って思ってくれるかどうか。

自分自身を売り込むわけです。で、何を売り込むかって言うと100%面白さです。

夜まで勉強して今まさに友達と帰ろうとしている中学生に向かって、自分のスキルの高さだとか、知識の豊富さなんて売ってみなさい。

「何このオッサン。キモいんですけど…。」で終わりです。

とにかく、「自分の塾の先生より面白い」この一点だけに集中します。

もうね、覚悟決めて第一声から「グッドモーニンッ!」とか片手挙げながらツッコんで下さい。

「何だ、お前は?名を名乗れ!んッ?カッコいいな、お前。」とか訳の分からないキャラ設定でもいいんで、とにかくインパクト勝負で自分自身を印象に残す。

「塾の帰り?授業の後?ナイスファイト!君、ナイスファイト!」もうね、ムチャクチャでいいんです。そのムチャクチャさを楽しみに、次の日も集合場所に指定してくれれば大成功。

2,3分のやり取り。そのやり取りについて彼らは帰り道で話す。「お前の塾の先生、ヤバくね?」「いや、でもあの先生、怒るとメチャクチャ怖いよ。」とか。これを狙う。

とにかく、日常で自分の話が出ることを狙って印象を残し続ける。で、今の塾で成績が上がらなかったとき、他の塾を意識し始めたとき、一番最初に頭に浮かぶのが自分の塾であるように。

営業は絶対にするな!

間違ってもやってはいけないのが営業トーク。

絶対に成功しないばかりか、間違いなく引かれます。

「資料持って行ってよ。」

なんてパンフレット渡すじゃないですか。帰り道に捨てられます。

当たり前ですよ、まだほかの塾に通ってるんですよ?

いきなりこっちの塾に引き込むような真似して好印象受けるわけないんです。

恋愛と一緒。

気になる女性がいたとして、その女性は現在すでに誰かと付き合ってる。

その状態でいきなり「俺と付き合ってください。」って言います?

これでその女性をゲットできる人なんて、顔もいいし、頭もいいし、性格もいいし、面白いし、金も持ってるし、身長も180㎝あるし、学歴もあるし、勤め先も一流企業だし、そんな人だけですよ?

われわれ何もない凡人がいきなりそんなこと言ったら「きもッ、何この男?頭おかしいんじゃない?」ってなるのがオチです。

万が一の可能性にかけるなら、その女性の印象に残るような優しさを見せたり、面白さを見せたり、そういう地道な刷り込みをして、万が一、今の彼氏とダメになったときに、一番手として自分の存在が浮かぶようにタネをまいていくことでしょう?

待ち合わせの他塾生徒にいきなり営業かけるなんて、彼氏持ちの女性にいきなり告白するのと同じレベルで愚行です!

授業終了時に待ち合わせ場所となるための条件

いいね!

さて、なぜに私の塾が待ち合わせ場所となっているのでしょうか?

私が思いつく条件は以下の3つ。

授業終了時刻が他塾よりも遅い。

他塾の生徒が外で待っている訳ですから、当然、私の塾の方が授業終了時刻が遅いわけです。

これが逆だったら、待ち合わせ場所は他塾になるでしょう。

私の塾の最終終了時刻は夜の10時。

これ以上遅いのは安全面で怖いですので、もし待ち合わせ戦術を使うなら終了時刻は夜10時でしょうね。

他塾からの帰り道である(=「塾ロードの端」である)

以前に記事にしましたが、私の塾は大手塾が立ち並ぶいわゆる塾ロードの端にあります。

ここに立地をすると、駅前の大手塾に通っている生徒たちが”家~塾”の往復で、私の塾の前を通り過ぎるわけです。で、私の塾は駅からかなり遠いところにあるので、生徒たちの家には近い。

帰り際に待ち合わせをする場所としてはこれ以上ない好立地。

ま、ココまで狙って今の場所で開業したわけじゃないんですけど、これから開業する人は少し参考にしてみてもいいかもしれません。駅から遠いんで家賃も安いですしね。

待ち合わせを認めてもらってる雰囲気がある。

あとは待ち合わせを嫌がってない雰囲気を塾として出しているということです。

「どうせ待つなら教室の前のもっと明るいところで待ちなさい。うるさくしなければ普通に待ってていいから。」

みたいな感じで他塾の生徒たちにも言ってます。

やっぱりね、こういう一言がないと普通の中学生は遠慮します。

”他の塾の先生=敵”じゃないですけど、そういう警戒心が少しはあると思うんです。その警戒心を解いてやる。

「待ち合わせ場所にして良いけど、うるさくはするな。近所迷惑にもなるし、授業の邪魔にもなるから。その辺りのことは考えれば分かるよな?」って普通に話せば、相当悪いヤツじゃなければ静かに待ってます。(うちの塾の生徒たちは、それほど素行不良の生徒はいないので、当然、その友達も普通の子ばっかりです。)

ま、どこか薄暗がりで待たせるよりは教室前の明るい場所で待ってもらった方が安全ですし、些細なことですけど、それも地域貢献ともいえるのでは?(あんまりにも遅くなったり、うるさくしたらダメですけど。)

待ち合わせ戦術の注意点

最後に待ち合わせ戦術の注意点を一つ。

売り込みは短時間で終わらせること。

長くて5分。

目的は印象を残すことですから、それほど長い時間は要りません。(むしろ長い時間をかけると間延びして、つまらない自分がバレます。)

あんまりにも長い間話込むと、生徒たちの帰る時間も遅くなり、「あの塾は先生と生徒がおしゃべりをずっとして帰りが遅くなる塾」みたいな評判を広めるリスクがありますし。

5分間でインパクトを残したら、「ハイッ、帰宅ッ!寄り道しないで、早く帰れ。気を付けて。」と生徒たちを早く帰らせようというスタンスを見せてください。(それに自分たちも早く帰りたいですしね。)

短時間で終わらせないと近所迷惑になるリスクもありますし。地域に平気で迷惑をかける店は、いずれ潰れるでしょうし。

インパクト100を時間1でぶつけるイメージ。

さあ、今日もあなたの塾の前には他塾の生徒たちが待っています。今から「グッドモーニンッ!」とクソ寒いセリフを堂々と言う練習をして、夜の授業終了時刻に備えましょう!