テスト勉強

早い学校だと5月の連休明けの一週間後あたりに一学期中間テストが行われます。

さて皆さん、すでに一学期中間テストに向けて指導を本格化していますでしょうか?

訳のわからんカリキュラムに真面目に従って、テスト範囲でもない内容を今日も明日も教えているようなら、その個人塾は大手病…。

そんな個人塾の指導では、自分で何でもできる一部の成績上位者は結果を出せても、その他大勢の結果を爆発させることはできないでしょう。

今回はテスト勉強の中でも、肝of肝になる学校ワークの暗記についてピックアップして偉そうに語ります!

あ、「学校ワークの暗記なんて、意味のない勉強だよねぇ~。点数稼ぎだけで、思考力がつかない作業だよね~」とか教育論が大好きな評論家タイプの方は、この記事は読まないでください。そういう方にとってはホント意味のない話を延々と続けることになりますので。

(いちおう言いたいんで言っておきますが「点数稼ぎ」って悪いことですか?なんかこういうことを平気で言っちゃう人って「金稼ぎ」も否定するだろうし、たとえば「足が速くなるだけ」の陸上の練習も否定するんですかね?私は思うんですけど、「点数稼ぎ」にしても「金稼ぎ」にしても「走力稼ぎ」にしても、何か一つを一心不乱に極めようとする努力とか忍耐って決して「作業」にはとどまらないと思うんですよね。だから、平気でこういう評論家然として言っちゃう人って、何か一つを真摯に努力したことがない人、もしくはさせたことがない人って私は思っちゃったり。何か屁理屈優先で、結局辛い道から逃げるための言い訳とか、時代を先取り体のカッコつけでアクティブラーニングだの思考力だのって言葉、使ってませんか?という私の愚痴はこの辺にしておいて…。過去に散々書いてますからね。)

学校ワークの暗記⇒点数アップ⇒成功体験!

これは立派な学習です。立派な教育です(と私は思います)。地道に単純なことに打ち込んで結果を出して、自分自身に誇りを持つ。で、学校の成績も上がって、保護者も喜んで、我々も喜んで万々歳。

(なぜにこれだけメリットがある学校ワークの暗記を否定する方がいるのか、超絶に不思議なんですが…、あ、また愚痴になってますね、もうやめましょう。)

学校ワークの暗記の方法

この辺りは以前に記事に書きましたのでサラッと。

各学校、各学年のテスト範囲の学校ワークを全てプリント化します。(英語、国語のみ。)

そのプリントを生徒たちにやらせ、正答率が90%以上になるまで繰り返します。

絶対に「学校のワークを暗記しておいてね。」などという指示は出しません。

(というか、それで暗記できるのであれば塾なんか来ていない。)

暗記できているかどうかをこちらが確認するわけです。

ですから、当然このプリントに関しては採点はこちらが行います。

(「丸付けしたのを見せてね。」だと5割以上の生徒が答えを見て解答を作ります!)

テストをする際には宣言させます。「今からテストをします。」と。

勝手にテストをさせると、ド直球でカンニングをする生徒がいるからです。

「今は、あの生徒とあの生徒がワークテストをしているな。」という把握ができていれば、テストをやっている最中に様子を見に行けます。(ワーク暗記テストは範囲にもよりますが、1時間~2時間程度かかります。)

一斉にテストをすることはありません。テスト勉強の進度は生徒によって全く違うので。

あとは定期テスト70点を狙えない生徒に関しては、テスト範囲丸ごとの暗記テストはしません。丸ごと暗記を課すと一生終りません…。

A4で2 in 1の両面印刷の1枚分、つまりワークで言うと4ページ分をテストしていく形をとっています。(これでテスト範囲を終わらせたとしても70点には届きません。せいぜい60点くらいです。ただし、これですらできない生徒は20点~30点レベルに落ち着きます…。)

とにかく大事なのは暗記したかどうかをこちらが必ず確認する仕組みを作っておく、ということ。生徒の「暗記しました!」は絶対に信じない、ということですね。

学校ワークの暗記指導の流れ

さて、学校ワークの暗記を徹底するためにどの時期にどのような動きをしていくか。Mr.M塾の流れを紹介します。

3週間前~2週間前

塾の動き

まず、生徒たちから学校のワークを集めます。できれば生徒が手を付ける前に回収するのがベスト。(手を付けてから回収すると、答えをペイントなど使って消す作業が面倒。)

ワーク回収の整理表など作っておくと良いでしょう。

ワーク暗記テスト

こういう表を作って作成状況を管理します。とくにワーク名は必ず把握しておきましょう。学校によって同じワークを使っている場合は、作成の重複を防げます。(ワークプリントの作成は結構時間がかかるので、重複作成は時間の超無駄。)

さらにワーク名を把握しておけば、前年に作っておいたワークプリントのデータを流用できる可能性もあります。たとえばA中の現3年生が前年(中2生時)に使っていたワークが、B中の現2年生のワークと同じ場合は、データをそのまま使えるわけです。

さて、ワークを回収したらテスト範囲と思われるページをスキャンします。ただし、この時点で学校のテスト範囲はまだ出ていないことがほとんど。予想されるテスト範囲よりも少し長めにデータを取り込んでおきます。

画像データのままだと上下さかさまになったり、印刷の際に不便なのでコピー&ペーストで、ワードに貼り付けていきます。

更に出来上がったワードデータを生徒にテストとしてやらせるのと同じ仕様で印刷。この印刷したものに赤ペンで解答を写します。ここがポイント。

ダメなヒトダメなヒト

生徒から借りた解答をコピーしたヤツでもいいんじゃないか?

良くないんです。丸付けのスピードが相当変わるんです。生徒のテストとまるっきり同じ仕様の解答があるかないか、相当重要です!

たとえば、次のどっちが丸付けしやすいですか?

<ワークの解答をそのままパターン>

<生徒が行うものと同じものに解答を作成パターン>

まあほとんどの人が下の方が採点しやすいというと思うんです。直感的に丸付けができますもんね。で、このささいな差が結局職場全体でとてつもなくデカい差になってくるわけです。

採点する時間が1問1秒違うとしますよね。1ページ10問あったとして10秒変わります。で、テスト範囲が20ページ分あったとしたら、10秒×20ページ=200秒変わります。生徒が50人いたら200秒×50人=10000秒変わります。一人1回ずつ再テストしたとしたら、10000秒×2=20000秒変わります。20000秒って5時間半以上です。解答一つ作成しておくことで教室全体で5時間半以上もの時間短縮になるんですから、生徒のテストと同じ様式での解答作成を強烈におススメします!

生徒の動き

ワークの暗記プリントの前に、テスト範囲のワークを一通り終えてもらいます。

要は、学校に提出する状態にはしておく、ということ。

そうしないと暗記をやらせようにも結局、「まだ学校のワークが終わってません。」という塾講師をイラ立たせる言葉ベストスリーに入るセリフを生徒たちは言ってきますから…。

私の塾では、テスト2週間前までには学校ワークはテスト範囲まで終わっていることが鉄の掟のように君臨しています。それを過ぎると問答無用でワーク暗記テストを開始してもらいます。(上位生はそれ以前に開始しているケースがほとんどですが。)

2週間前にもなって「学校のワークが終わってません。」と言う生徒には、「家でやれ」という相棒講師からのクーリッシュバニラ味よりも冷た~い一言が待っているのです…。

2週間前~1週間前

塾の動き

学校ワークの暗記プリントは1週間前までには決着をつけたいのです。というか、残り1週間を切って学校ワークの暗記プリントをやっているようでは、結果はたいして望めません(よくて5教科50点アップくらい?)。

残り1週間は、再確認作業を中心に細かい詰めの学習をやってもらいたい。知識の積み上げはできる限り一週間前までで終わらせる。ということで2週間前~1週間前の期間は、学校ワークの暗記プリント(テスト)をガンガンやらせていくことになります。

とにかくペースが遅い生徒は突っつきます。「早く終わらせろ。」「今日の9時までに終わらせろ。」「終わってないのは君だけだ。」「それじゃ、前回と変わらんだろう?」ありとあらゆる言葉で尻を叩き続けます。

生徒の動き

学校ワークの暗記プリントが合格するまで、他の勉強はストップされます。他の勉強をやりたければ、まずこれをクリアしなければいけない。

上位生はすでにこの2週間前の時点でクリアしている生徒もチラホラいます。テスト10日前あたりでクリアできる生徒たちは、ある程度結果は期待できます。(新入生でこのあたりでクリアする生徒がいると、「おっしゃ!A級素材、来たッ!」ってなります。)

1週間前までにクリアできる生徒たちは、大体350点(五教科)前後は悪くても取るかな~という感じ。1週間前までにクリアできない生徒、クリアする気がない生徒(相当に突っついているのにプリントを隠して、知らない間に独自のノートまとめとかを始めている生徒)たちの多くが300点台を切ります。ま、そういう生徒が10人に1人くらい存在するわけですが…。

Mr.M塾では、学校ワークの暗記プリントは一週間前までに終わらせる、というのが基本原則です。

学校ワークの暗記はアルバイトに任せる

私はこの学校ワークの暗記プリントの一連の流れについてはアルバイトスタッフにほぼ任せています。学校の定期テスト範囲の予想、生徒からの学校ワークの回収、テスト範囲のスキャン、プリント化、解答作成、テストの配布、採点、合不合判定、再テスト配布まで。

以前の記事でも書きましたが、私の塾ではアルバイトに授業は担当させません。私の塾では基本アルバイトはあくまで補助的な役割を担います。が、この学校ワーク暗記の一連の仕事をアルバイトがほぼ全て担当してくれるというのは、驚異的に助かるのです。

まあ、補助的役割と言っても、「アレやれ、コレやれ」「はい、はい」みたいな、言われたことしかやれないスタッフじゃ困りますので。(それだといつまで経っても自分の仕事量とか、仕事の質が変わらない。)

現在、私がブログの記事を連発できているのも、アルバイト講師が学校ワーク暗記の一連の仕事を進めてくれているからなんですね。

「じゃ、今日から学校ワーク暗記の流れを頼む。新人にも教えておいてね。」「は~い。」みたいな感じで、仕事を進めてくれるんですから、感謝感激です!