集団指導が圧倒的に有利?

どのくらいの面積で、どのくらいの座席を確保できるのか。

学習塾に限らず、独立開業を考えている人なら誰しも気になる一大事。

特に学習塾の場合は、回転数がかなり固定されている商売ですから、座席数は売り上げを決定的に左右します。

今回の記事はその座席数と教室面積の関係について。

そして、あまり語られることのない席単価について。

席単価とは

1つの座席が月にどのくらいの売上を上げないといけないかの指標

(Mr.M式経営法より)

ダメなヒトダメなヒト

何だ何だ、また君の勝手な造語かッ!けしからんッ!

ま、「席単価」なんて言葉があるかググってみましたけど、出てこないですね。

ってことは、私が発明者ということで!

大した考え方じゃないですけど、自立型個別指導塾の難しさが浮き彫りになったような気はします。

教室面積と座席数の比較

それぞれの指導形態別の座席数の目安を考えてみます。

集団指導は私の塾、Mr.M塾を例にとります。

個別指導塾はアール・エフ・ヤマカワのサイトの個別指導塾レイアウトのページから。

自立型個別指導塾は『すららネット』のサイトから。

集団指導塾

面積36㎡ 座席数24席

⇒ 一座席当たりに必要な面積1.5㎡

⇒ 1平米当たりの座席数0.67席

個別指導塾

面積33㎡ 座席数18席

⇒ 一座席あたりに必要な面積1.83㎡

⇒ 1平米当たりの座席数0.54席

自立型個別指導塾

面積33㎡ 座席数10席

⇒ 一座席当たりに必要な面積3.3㎡

⇒ 1平米当たりの座席数0.3席

席単価の比較

では次に50㎡の教室を展開したとして、どのくらいの座席が入るのか(1平米当たりの座席数×50㎡)。そして、月に60万円売り上げるために、座席1つがいくら稼がなければならないのか(=席単価)を考えてみます。

※50㎡の店舗を借りるとすると家賃で月15万円は出ると想定。その他もろもろの諸経費を考えると、60万程度の売り上げがないと年収500万円には到達しないと思われる。

集団指導塾

50㎡で設置できる座席数…0.67×50㎡=33席

席単価…60万円÷33席=18000円

個別指導塾

50㎡で設置できる座席数…0.54×50㎡=27席

席単価…60万円÷27席=22000円

自立型個別指導塾

50㎡で設置できる座席数…0.30×50㎡=15席

席単価…60万円÷15席=39600円

席単価が低い集団指導塾が圧倒的に有利?

席単価について以下の結果が出ました。

50㎡、月60万円の売り上げを想定したときの席単価

集団指導塾 18,000円

個別指導塾 22,000円

自立型個別指導塾 39,600円

席単価が高い方が有利だとは思わないでくださいね。

席単価が高ければ、それだけ稼ぎだせるってわけじゃないんです。

月60万円を稼ぐために、1つの座席がそれだけ稼がないといけない、という指標なんです。(だから席単価は安い方が有利。

つまり席単価が高くなればなるほど、高額な商品を売るか、回転数を上げるかしないといけないわけです。

で、学習塾はどの形態であっても、回転率はある程度固定化されています。回転率を上げるのはかなり難しい。

となると、席単価を高くするには高額な商品を売るしかないわけです。

その座席が高額の商品を売るに見合うだけの座席でなければいけないわけです。

さてここで質問。

学習塾において高額の商品を売るに見合う座席とはどんな座席でしょうか?

答えは簡単ですね。

成績が上がる座席です。

お客様はそれを最も望んでいる訳ですから、その座席に座っていれば成績が上がるというのが最も価値が高いわけです。(もちろん、ただ座ってるだけで成績が上がるような魔法の席を創り出せって話じゃなくて、授業や自習など指導全体を含めて席に座っている時間でいかに成績が上がるかって話です。)

さて続いて質問。

自立型個別指導塾の席単価と集団指導の席単価に2倍以上の差が出てますが、自立型個別指導塾の座席は集団指導塾の座席よりも2倍以上の成績を残せる座席でしょうか?

答えはノー。(と私はあえて言います。)

自立型個別指導塾経営者の方々の生の話、そして世の中にワンサカ沸き起こっている自立型個別指導塾のホームページ、それらを考えるととてもじゃないけど2倍以上の成績なんか残せない。

席単価2倍以上の価値を生み出さないと集団指導塾に売り上げで並べないのが自立型個別指導塾なんです。

成績で差を埋められないとすれば何で埋めますか?

まず、パソコン。次にオシャレな椅子・机。無料で飲める水。ストレスを感じないゆったりしたスペース。(だからか分からんですが、自立型個別指導塾ってやたらとオシャレ感あるところが多いですよね?私の気のせいですかね?)

成績が同程度だとしたら、それらの付属物で2倍の差を埋めないといけないわけです。金をつぎ込んでつぎ込んで、2倍の価値を埋めないといけない…。でも埋まる訳ない。付属物にありったけの金をつぎ込んで、それらの価値を全部まとめたって、お客様からしたら成績の価値の10%も埋まらない。

自立型個別指導塾の席単価39,600円ー集団指導塾の席単価18,000円=21,600円

この21,600円分の価値の差。本当にこの価格に見合った価値を自立型個別指導塾は創造できるのか?仮にこの価格差が埋まるような価値を創り出せないと、お客様はいずれ離れていきます。

席単価の差

席単価という視点に立つと、集団指導塾vs自立型個別指導塾の戦いは圧倒的に集団指導塾が有利な気がします。

だって、集団指導塾の座席は18000円の価値を作ればいいんでしょ?単純に成績上げれば、イスがボロかろうが、机がダサかろうが、その設定価値は十分に上回れる可能性がありますよね?(ま、価値うんぬんは数値化できないんで本当は何とも言えないですけど。それでも自立型個別指導塾よりは圧倒的にカンタンに設定価値を上回れるのは事実。)

ということで、今回の記事は座席に注目して指導形態別に有利不利を考えてみました。

ダメなヒトダメなヒト

キミはどうしても集団指導塾有利を主張したいんだね!

Mr.MMr.M

そりゃそうです。自分がそれをやってここまで来てますし、集団指導に満足してますしね。