なぜ国民健康保険(国保)は地域ごとに違うのだろうか?

疑問

前回の記事で、住民税は市町村によって違いはないことを書きました。(埼玉県では)

しかし、国民健康保険(国保)は違います。

これはですね、私自身が身を持って体験しています。

個人事業主時代に市町村をまたいで引っ越したことがあるのです。

引っ越して気づきました。

国保が2万円以上、安くなっていることに…

収入はほとんど変わらないはずなのに…(いや、むしろ少しですけど上がったはず)

これはおかしいということで、そのとき初めて以前の記事で紹介した『国民健康保険計算機』というサイトにぶち当たったのです!

では、なぜに国民健康保険は地域によって格差があるのでしょうか?

国民健康保険はそれぞれの市町村が運営しており、市町村ごとに保険料の計算方法が違うからです。具体的には、所得に応じて計算する「均等割」、持っている土地や家の価値によって計算する「資産割」、世帯人数に応じて計算する「均等割」、1世帯あたりで計算する「平等割」があります。保険料は「医療分」「支援分」「介護分」の3つから構成されているのですが、その3つに対して、地域によってこれら4つの計算方法を組み合わせて保険料を算出しているのです。

(マイナビニュース)

とのことですが、ま、よく分からん…という感じ。とにかく市町村ごとに違うというのは間違いない、ということで。

埼玉県の町・村を徹底調査!

30代男性個人事業主

年収500万円(青色申告)

30代妻(収入なし)

子供2人

この条件で埼玉県の町や村を比較してみます。(全部は大変なので一部抜粋)

伊奈町 年額503,850円 月額41,988円

越生町 年額430,300円 月額35,858円

小川町 年額448,500円 月額37,375円

小鹿野町 年額313,750円 月額26,146円

川島町 年額528,050円 月額44,004円

神川町 年額404,800円 月額33,733円

上里町 年額454,350円 月額37,863円

ときがわ町 年額406,550円 月額33,879円

滑川町 年額432,900円 月額36,075円

長瀞町 年額495,900円 月額41,325円

鳩山町 年額426,250円 月額35,521円

東秩父村 年額434,300円 月額36,192円

皆野町 年額495,900円 月額41,325円

Mr.MMr.M

あれれ?都会は高い、田舎は安いという都市伝説があるんだけど…。田舎でもずいぶん違うぞ?

川島町がムチャクチャ高いですよね?小鹿野町と比べて年額で20万円違うって…。

コレ、「田舎で学習塾開業したい!ま、収入は生活できる程度で良い!」

そういう感じで移住開業考えてるんであれば、相当インパクトある差になりません?

国保の額だけで、田舎移住を決めるってのはまずないと思いますけど、田舎暮らしの年額20万円は相当ダメージデカいですよ!

埼玉県の都会を徹底調査!

さいたま市 年額554,865円 月額46,239円

川口市 年額576,075円 月額48,006円

越谷市 年額566,650円 月額47,221円

和光市 年額461,550円 月額38,463円

春日部市 年額476,650円 月額39,721円

志木市 年額449,850円 月額37,488円

蕨市 年額377,900円 月額31,492円

朝霞市 年額455,400円 月額37,950円

新座市 年額411,260円 月額34,272円

川越市 年額528,225円 月額44,019円

所沢市 年額455,750円 月額37,979円

上尾市 年額448,050円 月額37,338円

草加市 年額512,650円 月額42,721円

「国保は都市部が高く、田舎は安い」という都市伝説は偽りでしたね…。完璧に。

だって蕨市めちゃくちゃ安いじゃないですか!?

東秩父村より安いんですよ!?

蕨市って全国の市町村(東京23区除いて)で、最も人口密度高いんですよね?

ウィキペディア情報によると蕨市には10階建て以上の高層マンションが20棟以上あるとか、さらに30階建てもあるとか!?

東秩父村って私はよく行くんですけど、MAXで人が集まる場所って『道の駅 和紙の里ひがしちちぶ』ですよね?

もうね、東秩父村、行ってみれば分かりますけど、都会・田舎が国保にどんだけ連動してねぇ~んだという現実、分かりますから。(東秩父村は素晴らしいところです!美味い蕎麦屋もあるし、生クリーム大福が美味しい和菓子屋さんもあります!)

国保視点で選ぶんだったら蕨市は魅力的ですよね。何せ隣の川口市と比べて約20万円も安くなるという…。20万円あったら一家四人の家族旅行が5回くらい行けますよね…。

だから、川口市とかさいたま市とかで開業したいなら、是非ともギリギリ市境でいいので蕨市に住みましょう!個人事業主なら国保が超お得になります。

このパターンを使える市をもう一つ見つけました。

それが入間市。

入間市 年額360,500円 月額30,042円

Mr.MMr.M

安い!

所沢開業とか川越開業で使えそうです。

所沢開業なら市境ギリギリに住む。川越開業なら入間市黒須周辺に住めば、国道16号をぶっ放せば通勤時間もそれほどかからないはず。

まとめ

国保に関して次の2つが今回判明しました!

①「都市部は高い、田舎は安い」の都市伝説は幻だ!

②国保が高い市町村で開業予定の場合は、近隣の国保が安い市町村に住めば年間で約20万円もお得になる場合がある!

ということです。

特に②に関しては切実な問題だけに、独身アパート暮らしとか、身動き軽いうちの独立開業なら検討してみても良いのでは?