学習塾経営ブログなのに、教科的なこと、指導的なことを書くことが少ないMr.M…。

授業が嫌いだっていうわけじゃ、もちろんありません。

授業は好きです。

でもって入試研究するのも嫌いじゃありません。

教材作成だって嫌いじゃないんです。

ただ、塾の授業はこうあるべき!とか。

教育とはこういうものだ!とか。

そういうことを語るのが嫌いというか…。ま、正直、そんなの結果出てればいいじゃない。という話で。

じゃ、結果を出す指導法とか授業ってどんな感じなの?

と聞かれると、それにこたえられるほどの技術や経験はまだまだ私にはないわけで…。

20年戦士、30年戦士がゴロゴロいる業界ですからね、学習塾って。そういう部分に関しては私の出る幕はござらん、ということで…。

ただ、たまには教科的、指導的なことも書かないと、私が一体何者なのかが分からなくなってしまう可能性もありますので…。(私は決して速度違反をしたり、財布を盗まれたり、やたら警察にお世話になっているさくまひできのおっかけ中年男性というわけではないんです!)

春期講習中の、今現在の授業からネタを取っての記事を一発書きたいと思います。

テーマは中2の春の学習。

この春、私の塾では中2の新入生が一気に12人入るという奇跡…。

(なななんと、昨年同期と比べると塾全体では30人以上生徒が増えてます…。大丈夫か俺?大丈夫かMr.M塾?いつかバブルの様にはじけそうで怖い…。)

ダメなヒトダメなヒト

ムカつく、ムカつく、ムカつく!その半分、いや、その3分の1を俺の塾にくれッ!俺の塾はこの春、3人しか新入生いないんだぞッ!

生徒が増えるのは嬉しい判明、指導に関していうと結構厄介な部分も。

やっぱり新入生の多くが、先取り指導の集団塾ではついて来れませんから…。

基本的に抜けが多いんですよね。

ま、集団指導やってる以上、ここは宿命です!この新入生たちの何%をどのくらいの期間で、既存の塾生たちに追いつくように仕上げるかってのが腕の見せ所でもありますし。

今回の記事が集団指導での開業を目指している方の役に少しでも立てば、速度違反で捕まったMr.Mの心も少しは慰められるということで…。

ダメなヒトダメなヒト

キミ、相当スピード違反気にしてるね?さては自動車保険、上がるな?

Mr.MMr.M

言わないでぇー!

中2の一学期中間テストの内容とは?

テスト勉強

私の塾では、数英二教科で受講する生徒が多いので、この二教科について書いていきます。まず、それぞれの一学期前半で習う内容。つまり、一学期中間テストの内容です。

数学

『文字式の計算』『資料の整理』が範囲になることが多いはず。

メインは『文字式の計算』ですよね。

コレ、チャンスですよ?

一年生の三学期の学年末テストの数学で、おうぎ形やら立体でズタボロにやられた生徒たちが「数学が出来ない…」って、この春入塾してくれるじゃないですか。

で、次のテストが『文字式の計算』。

難易度が全く違います。

おうぎ形、立体の問題ができなくても『文字式の計算』くらいどうにかなる。だって中2生の『文字式の計算』って言ったって、中1生が学ぶ内容に毛が生えた程度ですからね。

英語

テスト範囲は『動詞の過去形』『未来形』ですよね。

ココはね…、地獄なんです。いや、過去形と未来形が難しいってんじゃないんですよ?

何にも分かってない生徒たちに、新たにルールを追加しなければいけないという地獄が待っているというか…。

下位生でも数学は高得点が十分狙える!!

数学の計算の基本中の基本として、中2の一学期中間の『文字式の計算』くらいはできなければ、この先の数学はもう一切諦めた方がいい。もうね、「数学の計算の復習」=「中2一学期中間テストの数学内容」っていうくらい、復習とテスト勉強が重なるというか…。

復習しながら、定期テストの点も上げられるという、塾側としては大変ありがたい時期なのかなと。中2の一学期中間テストって、数学に関して言えば新入生を迎えるのに持ってこいの時期だと。私の塾でも、数学の点数「1桁台⇒80点超」みたいな奇跡的な点数アップを実現したのも、まさにこのタイミング。

正直、「中1の3学期の数学で撃沈して、塾に入る。で、中2の1学期中間テストで数学の点数が上がる。」ってのは当たり前のパターン。これが実現できない塾って、指導力ヤバいって思って間違いないのかなって。

ま、『資料の整理』からの出題が異様に多いって定期テストだと点数の上り幅は少なくなるかもしれませんけど、学校の先生方も『資料の整理』に関してはあんまり多く出題する傾向がないので…。(私の地域では。)

たまに学校の先生の異動なんかがあって、「前年に学んだ内容については出題しない」なんてパターンのときは『資料の整理』が全く出題されないなんてことも起きる。もうね、特需景気の到来ですよ。『文字式の計算』のみなんて超ハッピーな事態になったら、下位生でも十分80点以上とらせる可能性が出てきますから。

下位生は英語の運命がここで決まる!?

ショック

一方、数学とは打って変わって英語は厳しい…。

もうね、英語はこの時期の新入生たちにとって地獄です…。

be動詞、一般動詞という言葉すら分かってない生徒たちに、進行形、さらにそれぞれの過去形まで教えるという地獄…。

I yesterday don’t a play soccer. とか恐怖の英文書く生徒たち相手にどうすりゃいいんだ!?と頭を抱える春になる訳です…。

テストの点数を狙わせるとなると、もう絶対的に時間が足りない!(1カ月半前のこの時点でさえ足りないと確信するレベルです…。だから、私の塾では春休み時点で補習三昧の生徒が多数いるんですけど。)

だって点数上げるのに過去形教えて、不規則動詞教えて、未来形まで手を出さなきゃいけないのに、まず主語が何なのか、動詞が何なのかが分かってないんですから。そんでもって、それを教えて「ハイ、分かりましたッ!」なんて要領良い生徒は、なかなかいないわけです。

まず、現在形のbe動詞、一般動詞の理解を徹底させなきゃいけない。で、そこが理解できてから、過去形に移るんですけど、下位生の場合、過去形教えると今度は現在形が必ず崩れるというミラクルが起きるんで、今度は現在形と過去形の使い分け的なことをやらないといけない。でもって今度はbe動詞と一般動詞の整理が崩れるんで、その部分の使い分けも改めて整理しないといけない…。で、「3単現のsって何?」ってぶっこむと「3単現のsって何だっけ?」とオウム返しに来るわけで…。そんなこんなで、時は流れ5月の連休明けになり、定期テスト直前…「進行形と未来形が全然できてねぇ!」なんてことになる訳です。はぁ~…。

上位生の英語はここまで仕上げる

上位生に関しては「be動詞、一般動詞(3単現のs含む)、進行形、それぞれの現在形と過去形」のルールの使い分け。日本語を見て英文を的確に書けるようにするところまで。もちろん、それぞれのルールがランダムに出てきても、瞬時にどの文法を使うのか判断して英文を書けるように。そこまでは仕上げます。

「彼らは日本語を話しません。」「私たちはサッカーをしていました。」「マイクは歌を歌っていますか。」などなど

日本文をずらずら並べてそれぞれを英訳させて、全てのルールを的確に使いこなせているかを散々確認します。30問×5枚で、正答率が悪ければもう一回とか。ま、ココが出来ないと埼玉県の学校選択問題なんて夢のまた夢なのかなって。(逆に、新入生でもこのあたりにスッと対応できる素材A級の生徒もたまにいます。われわれとしては「よしっ、来たッ!」ってなるパターンの生徒。)

A:be動詞の現在形

B:一般動詞の現在形

C:現在進行形

D:be動詞の過去形

E:一般動詞の過去形

F:過去進行形

の6つの横断的な理解。A or B or C or D or E of Fが当たり前のように瞬時に判断できるようになる。それを中2の春の時点で、上位生(上のクラス)には最低限求めるって感じです。

(春休み中の今の段階でも、2,3人は明日定期テストでも90点は超えるくらいは仕上がってます。)

下位生の英語でも、何とかここまでは…。

勝つ

下位生はですね、かな~り大変なんです。

これは英語担当の塾講師の方なら、皆感じていることだと思いますけど。

たとえば上のA(be動詞の現在形)を教えるじゃないですか。ま、中2で塾に入って来たって、当然AとかBが分からなければ先はないんで、中1の最初に戻って教えるんですよ。

で、とりあえずAをがっちり教えて、次B(一般動詞の現在形)行くじゃないですか。

それで次はAとBの判別させるんですよ。するとね、まず間違いなくAが崩れてるんですよ!もうね、一日で崩れるんですよ!ホントね、きれいさっぱり残ってないんです…。(という経験、皆さん、ありますよね?というか、日常的にそれと戦ってますよね?)

もうね、A or B or C or D or E or Fなんてことを望むべくもないんです…。なにせA or Bすらなかなかに厳しいんですから。

下位生の特徴って、ルール分けって言うんですかね、「コレが来たらコレ、ソレが来たらソレ」、みたいなルールの区別が出来ないんですよね。(だから、勉強見てても同じ単語をずらずら練習したりとか、同じことの繰り返しに執着するというか…)

でも、英語の文法って「コレが来たらコレ、ソレが来たらソレ」的なルールの区別が肝だと思うんです。だって、テストで「はい、これはbe動詞の過去形を使う問題ですよ~。なのでbe動詞の過去形を使ってね。」なんて書いてないじゃないですか。ランダムに出てくるものに対してどのルールを使うのか、それを判断していく戦いじゃないですか。

ルール分けが苦手だからと言って逃げるわけにはいかんのです、成績上げるなら。もうね、本人たちが大嫌いな「頭を使う」という行為を何としてでもやらせないと行かんのです!

今日はAを固めて、明日はBを固めて、次はCを固めて…、そういう学習したって結局4日目のDやってるときに、AもBもCも死んでる…。

今日はAとBの区別を泣いてでもやらせきる。つぎはBとCの区別を目から血が出てでもやらせきる。つぎはAとCの区別を頭から煙が出てもやらせきる。その次はCとD、次はDとE、EとF、DとF、CとE…。

みたいな感覚で、とにかくルールを分けないといかんのだ!という感覚、頭を使わんといかんのだ!という意識、そして、その中で何とか知識的に点に少しでもなりそうな部分を積み重ねていく。

上位生にはA or B or C or D or E or Fの要求を早い段階でした方がいいと思うんです。たくさんのルールの中から選択させる訓練が必要。でも下位生は2つ。2つの選択をとにかくパターンを変えて繰り返す。そして、とりあえず3つの選択までたどり着ければ希望が見える。4つの選択が出来たら超ハッピー。

私が中2生の春の段階で下位生(現段階、定期テストで10点~30点レベル)に関しては、A or B or D or Eが出来れば御の字かなと。進行形はもう別枠です。進行形までルール分けの世界に入れたらたぶん、積み重ねたものが木っ端みじんになる。A or B or D or Eの区別を何とか80%程度、そしてC or Fはもう別枠の知識としてテスト前に確認する。で、何とか60点。

ということで、この春はA or B、 A or D、 B or E、 D or E、 的な授業を繰り返しているんですが…。

もちろんテストに出るのは、文法だけじゃないんでそんなにうまく行くのかは全然自信ないですけど…。(下位生に関しては毎年ですが、自信を持って指導ができたことはないです。)

超追い込んでますよ、それでも。「今日、今、この場で出来るようにならないヤツは、これから先も一生できないと思え!そのくらいの覚悟で、話聞いて、頭使って、食らいついて来い!抜いてる奴には一切教えないからな!」みたいな時代錯誤的な授業が、このうららかな春の下、展開されているというMr.M塾。

しょうがないです、成績上げないと彼らの未来もないですし、われわれの未来はもっとないですから…。

ということで、ブログ読者の方たちが、Mr.M塾の指導の一部を垣間見ることができたのなら本望です。そんでもって、これから開業する人たちが「おぉ、そうか。中2生の春の入塾は、数学に関しては塾の名を上げるチャンスなのね♪英語に関しては結構な地獄なのね♪」と理解していただけることを願います。

ま、私一人が感じていることかもしれませんけど…。