この春の入塾ラッシュの中で、自立型個別指導塾から転塾してきた生徒がいます。

ちょうど昨日、そのご家庭との面談があったんですが。

ま、面白いですよね、何で辞めたのか、どうしてウチの塾に決めたのか。

そういうことを聞くとホント勉強になる。

生の声に勝るものはないって感じ。(だからこのブログでも直接対談を行わせてもらったりするんですけど。)

今回のお客様との面談なんか、今現在、松陰塾だの、G-PAPILSだの、REDだの、セルモだの、セルフィーウィンだの、すららだの、…(上げればきりがないんでこの辺で終わりにしますけど。)。

自立型個別指導塾で独立開業目指している人たちに聞いてもらいたいくらいの面談でした。

Mr.MMr.M

事件はFCオーナー説明会で起きてるんじゃない!現場で起きてるんだ!

ってね、叫んじゃいますよ。

自立型個別指導塾の退塾理由。

挫折

さて、その生徒の自立型個別指導塾の退塾理由を3つ紹介しましょう。

不満点1「先生が見に来ない。」

致命的です。プリントやってるだけで一日の授業が終わることが度々。

「これだったら家でやってても良くね?」って。

先生が見に来ないものだから、この生徒、分かってないんですよ。分かってないことが分かってない。

面談で「一応、中1内容の英語は終わってる。」と。でもね、be動詞も一般動詞も知らないんですよ?いや、知らないってルールを知らないってレベルじゃなくて、「be動詞」、「一般動詞」って言葉すら知らないという…。

無機質に出されたプリントやって、無機質に丸付けがされて、きっと中1内容のプリントが一通り無機質に終ったんでしょうね…。いや~恐るべし、自立型個別指導塾!(いや、この塾が特別なんだと思いますけど。)

ま、何か想像できますけどね。小学生~高校生まで10人が集まってそれぞれ違う内容の勉強するとします。で、高校生から数学の質問来たら、それ答えるわけですよね?ま、時間がかかりますよ、相当のスキル持った人じゃないと。下手したらネットで検索しながらとかやるわけでしょ?で、20分くらい?

小学生が落ち着きなく、回転イスぐるぐる回したとします。それ、Mr.Mばりに一喝入れられればいいですよ?でも、退塾怖がる20代半ばのお兄さん教室長じゃ無理でしょ?ま、これも20分?

そりゃね、今回私の塾に来てくれたような大人しい真面目な生徒は放置されますわな。だって一人で何かやってくれますもん。黙々とやってくれますもん。たとえそれが意味がないことでも…。

この生徒ね、私の塾の授業はまだ一回だけですけど、かなり良いもの持ってますよ?正直、「よっしゃキタッ!Aレベル!」零細個人塾のMr.M塾からしたら、なかなかの素材です。この生徒がbe動詞も一般動詞も知らないまま、中1内容のプリント全部終えるって…。まさに事件です!

不満点2「つまらない。」

そりゃつまらんでしょう。誰とも話さないで毎回の授業が終わるんですから。こんな苦行あります?

上司に盾突いた結果、誰もいない部署に異動させられて、誰もいない会議室が仕事場になったサラリーマンじゃないんだから。今の時代、パワハラ訴訟で負けますよ?

真面目に塾通いしていた子らしいですから、友達とおしゃべりすることもないでしょうし。(ま、自立型個別指導塾なんで友達も同じ時間にいないんでしょうし。)

「塾は遊び場ではない!勉強する場だ!」って?

いや、それ言えるような資格ないっしょ。こんなレベルの低い環境提供しておいて。

何か雑然としていて、フワフワした空気で、そういう環境って大人もそうですけど、結構つまらんのですよね。アレですよ、あれ。飲み会とかで話題がなくなって、何かし~んとしたり、欠伸したりする時間帯。「はい、お開きッ!って誰か言ってくれないかな~?」って待ってる時間帯。私が超嫌いな時間帯。私は帰りますけど…。

不満点3「成績が伸びそうにない。」

結構できる子なんで感じるんでしょうね。自分自身を上に引きあげてくれる環境ではないってこと。肌で感じるんだと思います。

要はぬるいんです。ガンガンやれる雰囲気じゃないんです。

これは今までにお会いした自立型個別指導塾経営者の方も言ってました。あるレベル以上は自立型では対応できないって。あるレベル以上は集団塾進学塾に流れてしまうって。

まさに今回がそのパターン。

人間ってやる気になって意欲があれば、やっぱり自分自身を追い込みたい気持ちって出ると思う。別に自分ができることを無理なくやらせてくれる環境なんていらない、寄り添ってもらう必要なんかない。

一歩一歩じゃなくて、それこそ二段飛ばし、三段飛ばしでもいいぜッ!そのために俺は、私は、ガンガンやるぜッ!そういう要求を自分自身にしてくれよッ!犠牲を払う覚悟はバッチリあるぜッ!みたいな燃える気持ち。

上位生はもちろんこういう傾向多いですけど、実は中学生って全体として割とこういう感じ、多いですよ?ホント、成績不振が2年生の半ばくらいまで続いて、「もうオイラは覚悟決めましたッ!何でもやるからどうにかしてくれッ!先生ッ!」っていう生徒も結構多い。

実は、「無理せずに自分に合わせて優しくやって欲しか~」なんて望んでる生徒、それほど多くないんでは?なんて最近思ったり。

集団指導塾に転塾した理由。

いいね!

一回だけの体験授業でしたが、この生徒がMr.M塾を選んだ理由。

理由1「成績が伸びそう。」

ま~前の塾が前の塾ですからね…。そう感じてもらえるのはある意味当然。

私も平気で言いますからね、この春中学生になるまだまだ幼い子たちに向かって。

「成績上げたくない人は塾になんか来るな。」

「ペンを動かせと言ったら、全力で動かしなさい。」

「おい、〇〇君。話聞かないなら、今すぐ帰れ。」

とか。初めての生徒とか「何か怖いな~」って思うかもしれないですけど、やっぱり成績を上げる環境ってある程度の厳しさ、緊張って必要かなって。雑然、フワフワ飲み会終盤モードじゃ、成績は上がらないって話。

生徒たちもやっぱり感じてくれるんですね。厳しそうだけど、成績は伸びそうだって。

理由2「みんなで一つのことに向かうのが楽しい。」

これを言われちゃうと自立型個別指導の根本の否定ですけどね…。

みんなで同じ質問を考えて、みんなで同じ方向を向いて、みんなで同じ話を共有して、それが楽しかったと。一体感持って、もくもくと単語を暗記したり、テストに向かったりするのが面白かったと。

多分これって一人で山登りするのと、集団で山登りするのでどっちが楽しいかって話に似ているかもしれませんよね。おしゃべりができるとかじゃなくて、やっぱり集団で山登りすれば、何か辛さの共有とか、コイツも頑張ってる、俺も頑張らないと、とか無言の励ましとか。集団のエネルギーって言うんですかね、集団だからこそ得られる充足感ってのはあるのかなって。(ま、もちろん、一人で自由にキノコ採ったり、裏道入ったりが好きな人もいるとは思いますけど…。)

理由3「先生が面白い。」

うん、ここはもうしょうがない。集団指導と毎日対峙している人間は、毎日エンターテイナーの経験積んでるようなもんですから。キャラ作ってお客様の関心惹きつけて。そのためにネタ仕込んでって。

仕事の根本、経験の種類が自立型個別指導塾とは全く違う。

われわれ集団指導講師って良くも悪くもキャラづくりなしには、戦えない部分もありますし。

どんな要素であれ「面白い」って部分がないと生きていけない。

自立型個別指導塾とか従来型の個別指導塾の先生と「面白さ」で比べられたら、そりゃ集団指導やってる先生はほぼ負けないと。(負けたら塾潰れますから…。)

ま、だから学生アルバイトを使う個別指導塾は「お友達作戦」を発動するんでしょうけど。ただ近年気になるのは学生アルバイトだけじゃないようですけど、「お友達作戦」発動しちゃう講師。わりと中年講師でも何を勘違いしてるのか、妖怪〇ォッチだのポ〇モンだのスマホゲームの内容を対等に話して盛り上がっちゃう人、いるらしいんですね。

実は集団指導こそ今の時代のニーズを捉えている?

時代遅れ

21世紀のビジネスのキーワードは「共感」だって言ってるサイトがありました。

ま~21世紀はまだまだ先が長いんで、それは極端な意見だとは思いつつ。

少なくとも、今現在のビジネスでは私も「共感」は超大事だと思ってます。

だってどこもかしこも「いいね!」じゃないですか?

「いいね!」いくつもらったか?「フォロワー」が何人いるか?

中学生だって当たり前にそういう話で盛り上がります。

大人だってそうですよね?

最初はビジネスのためだとか言ってFacebook始めたのに、今や商売そっちのけで「いいね!」をもらうためだけに必死にネタを探している人、たくさんいるでしょ?(私もその一人です…。あぁ、SNSって怖いなぁ~)

「共感」「つながり」…今の時代、社会のほぼ全員(幼児とかは除いて)にこの価値観が浸透している。

この部分に一番訴求力を持つのってどれでしょうか?

従来型の個別指導塾?流行りの自立型個別指導塾?それとも古くさくて誰も経営に手を出さない集団指導塾?

集団指導塾、実は一番今の時代にあった訴求力持ってると。

なぜにアイドルオタクがあんなにいるのか?そして多額の資金を投入するのか?同志と共に好きなアイドルという一つの方向に頑張れるからでしょう?アイドルが可愛いだけなんて理由じゃないでしょ?(可愛いだけで盛り上げれるんなら、みんなウサギ小屋の前に群がってますよ。)

なんでカープ女子なんて流行ったのか。広島カープって一つのものに向かって応援する一体感。そして「自分自身がカープ女子なんだ」というカテゴライズ?所属意識?要は「つながり」に感じる居場所の安心感?何言ってるか自分でもよく分からんですけど、そんな感じでしょう?

そういう要素を集団指導塾って持ってると。講師の授業という一つのものに向かって頑張る「〇〇塾の生徒」という所属意識、つながり。当たり前のように「〇〇塾」っていうLINEグループができますよね。ホント、年代超えて、卒業生まで含めて。

そういうの狙えるのって集団指導塾でしょ?このメリットすごいですよ、今の時代。

コレ、かなり説得力あると自画自賛してるんですけど、ま~でもやっぱりFC本部抱える大企業の説明会とかと比べられると駆逐されるんでしょうね~。

Mr.MMr.M

皆さん、SNSで「いいね!」狙って投稿してますよね?その楽しさ、その依存性分かってますよね?でも、こんな小さな変な奴、Mr.Mよりも大企業の信頼感…。そりゃそうか…、私だって逆の立場だったら、こんな奴の言うこと信じないですもんね…。

という哀愁漂うしめくくりをして今回の記事を終わりにいたします!


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