斬る

以前の記事でも言いましたが、私は新聞、本などあんまり読みません。

塾の先生って仕事柄、本読んでます!って人多いですよね。

私の相棒講師も結構読んでるようです。

いや~感心します、感心するんですが、私はやっぱネット派で…。

知りたいこととかネット検索しちゃえば、大体自分みたいな低いレベルの人間の用って足りちゃうんですよね。

そんな私がたまたま先日実家で新聞を手に取ると、小学校の『教科書検定』についての見出しが…。

ま、さすがに仕事柄、興味があったんで読んでみたんですが…。

今日は2020年から使われる教科書に関しての『教科書検定』の内容をお伝えするとともに、こういう教育業界の変更点があった場合に、われわれ学習塾講師、学習塾経営者がいかに立ち回るかについて考えてみたいと。

ダメなヒトダメなヒト

時代に乗り遅れるなッ!

Mr.MMr.M

いやいや…Mr.M的にはそうじゃないんだな~。

教科書検定のニュース概要(2019年3月26日『読売新聞』)

まず、読売新聞の教科書検定に関するニュースの概要を紹介します。

児童の話し合いや意見発表を重視した「主体的・対話的で深い学び」(アクティブラーニング=AL)を全教科に盛り込む。グループで討論して答えを導き出し、発表するまでの授業の流れや、調べ学習の方法などが示された。

小学6年間で使う教科書のページ数が全体で平均1割増となった。記録が残る1998年度検定以降最多のページ数で、1998年に比べ約1.8倍になった。

英語では5,6年生の2年間で600~800程度の英単語が掲載。三人称や過去形などの使い方も学ぶ。「聞く」「話す」だけでなく「読む」「書く」技能の記載も充実させた。

「プログラミング教育」も必修化され、算数、理科を中心に掲載された。

読解力向上を目指した新聞の活用も各教科で進んだ。

こんなところですかね。ま、自分としては結構どうでも良くって、「ふ~ん、そうなの。」程度でしか考えてないんですけど。

ゆとりのときはゆとりで何か色々あったんでしょうし、脱ゆとりのときは脱ゆとりで何か色々ありましたし…。

ただ、2つ吹いたことがあって、1つはアクティブラーニングを略してALって言うセンス。

メジャーリーグと被るじゃん!ア・リーグじゃん!マリナーズの菊池雄星のニュース流れるとき、混乱するじゃん!ってこと。

もう1つは、討論して発表するまでの流れを指導するって、結局パターン学習じゃん!討論の型教えて、発表の型教えて?何かしょぼそうな香りがプンプンしたりして…。こんなのやってるから、大学生とか新社会人のグループワーク的なところでも、型どおりのしょぼい意見が飛び交って、型通りのしょぼい発表が出来上がるんでは?

という個人的意見はありますが、私のど~でもいい読書感想文は放っておいて…。

今回の記事は、別に教科書検定をアレコレ言う記事じゃないんです。ま、塾講師は好きですよね、こういうニュースを学者然として語り合うの。私も含めですけど…。

今回は、こういうニュースが出てきたとき、こういう世の中の新しい流れが発表されたとき、塾経営者としてどういう振る舞いを選択するのが良いか?って話。

自分に有利な切り口で伝えれば良い

私はこういうニュースとかが発表された場合、自分に有利な部分を切り取っちゃいますね。

たとえば今回の記事で言えば、アクティブラーニングは無視。

プログラミングも無視。

だってアクティブラーニングもプログラミングもやりませんもん、うちの塾。

そんなのやらないと生き残れない世の中になるんだったら、塾畳みます。別の仕事を探します。

そういうことをやるために塾で独立したわけじゃないですし…。

使える部分はココ。

小学6年間で使う教科書のページ数が全体で平均1割増となった。記録が残る1998年度検定以降最多のページ数で、1998年に比べ約1.8倍になった。

英語では5,6年生の2年間で600~800程度の英単語が掲載。三人称や過去形などの使い方も学ぶ。「聞く」「話す」だけでなく「読む」「書く」技能の記載も充実させた。

つまりは、ガッツリ勉強しないといけないよってことでしょう?ガッツリ勉強なら、Mr.M塾はお手の物なわけです。小学生から三人称とか過去形なんて、もうね、Mr.M塾からしたらヨダレものですよ。こういう中学校の先取り的な内容なら、Mr.M塾の方針と合致してる。ここは使える。

仮にチラシとかホームページに書くならこの部分ですよね。この部分をいかに広げて、いかにインパクトのある形で世間様に伝えることができるのか。それを考えればよい。

たとえば…

1998年に小学6年生だったお父さん、お母さん。皆さんのお子様は、自分が使っていた教科書の1.8倍のページ数と戦います。自分の基準で考えないでください。自分の基準を1.8倍してください。「中学受験をしないから」で済む時代ではありません。自分たちと同じように公立中学に進むのでも、1.8倍違うのです。1.8倍の勉強量を想像してください。〇〇中学校、□□中学校、△△中学校、地元の中学校に普通に進学するのでも、1.8倍が普通なんです。

これからの小学校では英語は5,6年生で600~800語を学びます。三人称や過去形も出てきます。まさに1.8倍です。〇〇塾はすでに先取り授業を実践してきています。アクティブラーニング、英会話、プログラミング教育、さまざまな新しい教育が打ち出される中で、〇〇塾はとにかく中学校の先取り授業を徹底して行ってきています。小学3,4年生でもbe動詞、一般動詞を学びます。中学1年生の単語もバンバン暗記します。考えてもみてください。1.8倍なんです。自分が小学生のときと比べ、1.8倍の教科書にぶつかる中で、アクティブラーニングも英会話もプログラミングも手を出すことが本当に賢明でしょうか。絞ることをおススメします。そして絞った結果が、「中学校の授業で困らないように」であるならば、〇〇塾を選んでください。われわれはアクティブラーニングも英会話もプログラミングも捨てています。その代わり1.8倍の教科書に真正面からぶつかって、1.8倍の学習量と先取りだけは負けません。中学生になってからの学校成績にこだわるなら、〇〇塾を選んでください。

みたいな感じで。結局、世の中で何が起ころうと自分たちの武器をどう伝えられるかですよね。

自分たちが持っている必殺技をより魅力的に伝えることを考え抜く。で、不要な部分は切り捨てる。切り捨てるときは、ホントもうハッキリ言っちゃう。「私は〇〇はやりません。」って。ハッキリ言った方が好印象。発信者の自信を感じる。で、学習塾講師ってのは自信がない奴はダメ。自信がない奴に自分の子供は預けない。(その意見が合ってるかどうかは二の次だったりする。ま、突拍子もないムチャクチャのことを言うのはヤバいですけど…。)

上の文章だって、ホントつつけば矛盾があるんですよ?だって1.8倍の内容ってアクティブラーニングだのプログラミングを含めての1.8倍ですから、単純に知識とかが1.8倍になる訳じゃないんです。挿絵だってどのくらい入るか分からないし、ページ数が1.8倍ってだけですからね。でもそこは、嘘にならない程度に使えばいい。(内容が1.8倍とか難しさが1.8倍になるとは言わない。)

でも、たとえばチラシでこの文章を読んで、そんな矛盾つついてニヤニヤするの、同業者くらいでしょう?話の整合性とか、専門性なんて読む人にとってはそれほど重要でなかったりするんです。(何度も言いますが、嘘や誇張はダメですが。)

私だって他業界のこと知りませんから、消費者立場だったら整合性とか専門性なんか考えないですもん。メダカや金魚を買うのに、品種改良の遺伝的背景とか、観賞用と食料用の魚数の世界的バランスとか絶対考えないでしょ?せいぜい考えるのって「わおっ、この魚、キレイッ!」ってのと財布の中身くらいですよ。(ま、もちろん、学習塾の場合、金額はもっと高いですし、子どものことなんでその10倍はよ~く考えるとは思いますが。)

やってはいけない愚かな経営策とは?

ダメ講師

こういうニュース、これから教材会社の冊子とか説明会でバンバン目にするでしょうね。そんでもって、これに対応するような新しい教材がバンバン販売されるでしょうね。

教材会社がわれわれ塾講師のボケーっとした顔想像しながら、ニヤついているかもしれません。

ボケーッとしてる場合じゃないですよ!?踊らされている場合じゃないですよ!?

英会話って言われれば、それに反応してスピード〇ーニングとか、訳の分からん外国人が出てくる映像教材に手を出してみたり。

アクティブラーニングって言われれば、とつぜん机の配置変えてグループワークを生徒に強要したり、作文を書かせたり。

プログラミングって言われれば、トイ〇らスで売ってるようなプログラミングで動くロボットをやたら高い値段で購入してみたり。

時代の流れにのろうと、流行りに遅れまいと、市場から見放されまいと、足し算足し算足し算…。

愚かです。本当に愚かだと思います。

個人商店のラーメン屋が、カレーも、うどんも、蕎麦も、パスタも、ピザも、パエリアも、ピロシキも、スイーツも作るようなもんです。全部が中途半端。全部が等しく美味しくない。

いいじゃないですか、ラーメン屋さんはラーメンしか作れなくても。ただ、そのラーメンが超おいしければ、来る人は来てくれますよ?もちろん、カレー食べたい人もスイーツ食べたい人も取り込むことはできませんよ?でも、そんなとこまで狙ってたら、体がいくつあっても足りないでしょう?

学習塾講師とか経営者の人たちって、やっぱり頭が良いというか、小さいころから「太郎ちゃんは賢い子だねぇ~♪」とか「太郎くんみたいに皆勉強頑張るんだぞ!」とか、良くできる太郎くんだった人が多いんで、自分自身の能力を過信しちゃってるのかもしれませんが…。

出来ないですよ、人間一人にできることなんて限りがあるんですから。(でもってアレコレ手を出す人に限って、相談相手のいない一人塾長だったりするから悲劇…。)

鏡で自分の全身を見て、自分の日常を振り返って、自分の家を見て、自分の教室を見て、自分と孫正義さんとか柳井正さんとかと比べて(比べようもないほどに雲の上の上の存在ですけど…)、本当になんでもかんでも手を出して成功できる人間かどうかを考えてみれば、一発で分かるはずなんです。(それで分からなければ、それこそ自分自身が学習塾に入った方がいい。)

新しい教育に飛びつくな、と言ってるわけじゃありませんよ?仮に飛びついたんだったら、そこに信念持って他にはないような商品価値を乗せられないと、結局のところ滅びますよ?と言ってるんです。で、アレもコレも飛びついて、そのすべてに唯一無二の商品価値を乗せるだけの能力とか時間が、自分自身にありますか?という問いかけを真剣に冷静にした方がいいと。

ま、アレもコレも手を出して、それを何とか形だけでも成り立たせようって休日潰して、夜中まで延々ダラダラ仕事して…。長時間労働やってること自体が時代遅れなのに、で、「新しい教育提供してます」って?何か根本的にとんでもない矛盾かかえてるぞって話。

今回の記事、結構バチバチ書いて来ちゃってますけど…。時代の流れをオール無視で学習塾経営をしてきてこの春、過去最高生徒数、過去最高売上を年度の初めに達成し、調子に乗っているMr.Mからの手厳しい忠告でした!


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