武田信玄

先日のブログ読者、Yさんとの対談の中で武田塾のお話がありました。

フランチャイズ全否定みたいなところがある、わたくしMr.MもYさんの話を聞いてヨダレダラダラ…。

Mr.MMr.M

武田ってそんなに儲かるんかいなッ!?

ブログでは学習塾経営に対してもっともらしいことを言っているMr.M。

「目先の利益に飛びつくなッ!」的なことをカッコつけて言うこともあるMr.M。

結局のところ、お金には弱いです…。

Mr.MMr.M

武田塾、知りたいぞッ!

ダメなヒトダメなヒト

俺も知りたいッ!お金、欲しいッ!

ということで、今回少し調べてみました。

調査系記事を書くときは、常に「斬る」つもりで書き始めるんですが、今回はもうね、Yさんの話を聞いた時点から洗脳されてます…。

武田は儲かる、武田は儲かる、武田は儲かる…

暗示にかかってます。

やっぱり生の声って説得力あるんですね。何か、身をもってクチコミの大切さを学んでる気がします…。

武田塾のフランチャイズ契約の概要

契約期間 5年 ※以降自動更新

開業資金 300万円

内訳 加盟金300万円のみ ※加盟金の中に研修費、開業サポート費など、全て含みます。

ロイヤリティ 売上の15%

(武田塾HP)

ずいぶんサッパリした感じでHPには載ってます。もっと詳しく知りたい人は資料請求できるようですが、私はさすがにそこまでしてません…。お金は欲しいですが、武田塾のFCオーナーやる気はないので。

開業資金の300万円は、以前に調査した他の会社のフランチャイズ契約と比較しても特段高くない。

ただし、「すべて含みます」の「すべて」に物件取得費(店舗の賃貸の費用)などが含まれているのかどうか…。これによって実際の開業資金は跳ね上がりますから…。(仮に本当にすべてがすべて300万円で済んだとしたら、FC契約としてはかなり安いです。)

ロイヤリティの売上15%は、多少高いです。個別指導塾FC系のロイヤリティは売上10%ってのが、スタンダートですから。ま、それだけの見返りがあれば問題ないんでしょうけど。

そういえばここに関してもYさん、言ってましたね。「ロイヤリティが15%でも文句なかった」って。利益に関してはちゃんと出てたって。

驚異の客単価

経費

ホームページ上で紹介されている客単価はなんと驚異の6万5千円ッ!!

Mr.MMr.M

凄すぎる…。

ダメなヒトダメなヒト

もうこうなると、生徒が金にしか見えんな…。

われわれ小中学生をメインターゲットにしている個人塾が客単価2万円ラインで四苦八苦している中、武田塾は悠々その3倍の客単価を確保するという…。

ダメなヒトダメなヒト

たっけだーッ!

Mr.MMr.M

意味もなく叫びたくなる気持ち、分かります…。

タダですね、ここでやっぱり持ち前の批判精神というか、私の中に眠る揚げ足取りの自動システムが作動してですね…。1個だけ疑問が。

Yさん、おっしゃってたんですね。

「自分の教室の客単価が5.5万円だった。」と。ま、これでもかなりすごいんですが。

武田塾のホームページにある驚異の客単価6.5万円が2015年実績とあります。

で、Yさんが武田塾を経営していたのが昨年まで。つまり2018年。

Yさんの教室は神奈川県の人口20万人を超えるわりと大きな市にあったようです。平均年収では神奈川県で33市町村中12位につける市です。神奈川県で上位3分の1程度に入る市ですから、全国的にみて貧困層が多い市とは言えないはず。

そんなYさんの教室で客単価5.5万円…。2015年には全国平均6.5万円の客単価を誇っていたのに?つまり、2015年から2018年の3年間で、客単価が1万円も下がったってこと…?

ダメなヒトダメなヒト

うるさいッ!そういうチャチャは入れないのッ!そういうことは考えないのッ!もうね、武田で儲けることしか考えてないんだから、俺はッ!

あんまりにも武田塾が儲かる、武田塾が儲かる、とか言ってると武田塾の回し者みたいに思われちゃうんで、少しだけ突きますが、この客単価が落ちている現象が、今の武田塾のトレンドだとしたらちょっと怖い。

Yさんの話では、Yさんの教室の生徒数は30人~40人で推移していたようです。(最後の1年は10名前後とのこと。)

武田塾って客単価を高く持っていくことには長けているかもしれないですが、生徒数を多く抱えることに関しては意外に力を持っていないようにも受け取れる。分からんですが…。

少ない生徒数でも確実に高い客単価を保って利益を出す。そんな感じの印象がある。つまり、客単価は武田塾のFC経営にとっては生命線。その生命線が下降傾向にあるとしたら、これはヤバいですよね…。

普通に客単価が下がったら、それだけ生徒数集めないといけないですけど、生徒数を集めるノウハウが武田塾に蓄積されてなかったとしたら…。

ダメなヒトダメなヒト

うるさいっ!余計なことは考えるなッ!

収益モデル

所得・年収

ま、余計なことはほどほどにして。

ダメなヒトダメなヒト

そうそう、ホント、出鼻挫くようなことあんまり言わないでね。

武田塾のホームページにある収益モデルを見てみましょう。

生徒数50名の場合

売上 3900万円

人件費 500万円

家賃 360万円

その他経費 404万円

ロイヤリティ 585万円

オーナー年収 1966万円(月収163万円)

(武田塾HP)

ダメなヒトダメなヒト

ナイスッ!武田塾ナイスッ!良いッ!とても良いッ!

いや、コレ、仮に現実になるんだったら、すごい羨ましいです。

私の塾だと、生徒数この2倍いたとしても、売上は全然負けますから…。

ま、私の経営センスが著しく低いのが問題なんでしょうが。

武田塾のフランチャイズ経営の強み

「予備校」という位置づけ

ホームページ上でも謳ってますが、「予備校」っての強いんですよね。個別指導塾FCってほぼ小中学生対象です。その中ではっきりと大学受験を目指している会社ってのは珍しい。ライバルが少ないんです。

ライバルが少ないんで、価格競争にも巻き込まれない。客単価が高いってのもここに起因するんだと。

この先、「予備校FC展開は儲かる!」ってモンスター級の会社が目をつければ当然競争に巻き込まれます。そのとき、武田塾が今の勢いを維持し続けられるかは不明ですが…。

社長のパーソナルブランディングによる最強のサポート

ホームページ見てもらえば分かりますけど、メッチャ社長を前面に出してます。

ココが今どき。見せ方が上手い!

まさにパーソナルブランディングの見本中の見本です。

他のFC系個別指導塾、自立型個別指導塾ってほぼ100%システムを謳うじゃないですか。「次世代型うんたら」とか、「ハイブリットうんたら」とか。以前、記事にもしましたけど金さえ積めば買えるようなシステムって魅力がない。たとえそれが良いものだとしても必ず真似される。真似されれば独自性が消えるんでどこも同じ。市場に埋もれる。

「人」を売る限りそれがない。「人」は唯一のものだから。武田塾の林社長ってのは、もう世界に一つなわけです。それを売る限り他は絶対に真似できない。だから価値がある。魅力がある。

受けられるサポート

当社は、代表の林のインターネットブログ「武田の受験相談所」がヒットし、ランキング1位になったことから生まれた予備校。

林には何冊もの著書があり、HPは受験生や保護者にも大人気を誇っています。この本部HP経由で加盟店に受験生を紹介するケースも多く、集客は容易です。

代表の林が運営や経営の相談はすぐに返信します!寝ている時間以外どこでも加盟校専用のメッセージで直接回答しています!必要ならば新規校舎に寝袋をもってでも、漫画喫茶に泊まってでも社長自身が指導しに行きます!

(武田塾HP)

こんなこと書いてあるFCオーナー向けのサイト、他にあります?冷静に見てみると、サポートに関する具体的な話、一切ないでしょ?

でもね、コレ、なぜか分からんですが、ほかの会社のFCオーナー向けサイトのどこよりも説得力あったりするんです。

なぜか?林さんが何か凄そうだから。それだけなんですよ。それだけなんですけど、今の時代、これが超大事。(そもそも林社長がいったい何者なのか私は分からんのですが、凄そうとは思っちゃうんですよ。理屈じゃないんです。)

理屈とか理論とか、実際の商品力とか、そういうものを飛び越えて個人の発信力が人を集める時代ってのは、私は身を持って体験してます、このブログで。それは先日の記事でも少し触れましたけど、市川EB蔵さんの「酒は無駄」対談のヤフーニュースです。その恩恵にあずかった私のブログは、一時的に訪問者数が2倍程度に膨れ上がり、そしてせいぜい1日500円前後だった広告収入が、ときには2000円に達するという現象が起きたのです!

凄そうな人が何か凄そうなことを言ってるだけで集客できる時代…、ま、さすがに内容ゼロじゃダメでしょうけど。

でも、武田塾の林社長売りはホントにFCオーナーたちを助けると思います。普通、FC系学習塾ってのはキャラ要素を薄めるというか、「どこも同じようにシステムにのっとって」って感じで。

いっぽうで武田塾の場合、オーナーはキャラ売りしなくても社長のキャラがすでに周知されていて、そのキャラが勝手に客を集めてくれる。そこに社長はいないのに。これは相当に強いですよ。何よりのサポートだと思います。

私も自分や講師のキャラ売りを意識してここ2年くらい経営してきてますけど、昨年秋~今春の問い合わせの急増は、その部分の影響もかなりあるのかなって考えてます。ま、規模も全然違うんで自分の塾と武田塾を並べちゃうのはおこがましいですけど…。ただ、私の塾で2年かかった要素が武田塾の場合、もっと強烈に最初からあるってのはかなりの強みだと。

Yさんの話に見る武田塾FC加盟の不安な点

コピー用紙代比較

FC系の記事では珍しく、というより初めてかもしれませんが、全然批判してこなかった今回のMr.M。

「どうした、どうした?」

と、思っている人もいるかもしれません。

ま、畑が違うから批判のしようがないってのが一番の理由ですけどね…。武田塾は高校生対象の「予備校」、私の塾は小中学生対象の「学習塾」ですから。

業界の人なら分かってもらえると思いますけど、「予備校」と「学習塾」って似て非なるもの。知らない世界のことにアレコレ言えんってのが、今回のキレの悪さの原因です…、申し訳ございません。

それでも一応、「斬る」って訳ではないですけど、Yさんとの話の中で感じられた武田塾に対する不安ってのはあります。

それは指導力。ま、武田塾は「指導しない」って謳ってるんで矛盾しちゃう話なんですけど。Yさんの話では武田塾のカリキュラムというか、指導ルートというか、それに沿って結果を出せるのはまず「自分自身で勉強をする気がある生徒」ということ。ある程度の学力とか意識が実は必要だということ。

そして、上限はMARCHレベルくらいまでだろう、ということ。早慶レベルになると結局は、講師の力が必要だと。優秀な講師がいないと結局は上位生には対応できないと。

そうなると案外、ターゲットは狭いのかなって。「中の下から中の上」くらいがメインターゲット。

すると考える訳ですよね。そういう特別手をかけなくても、自分の意志で結果を出せる生徒たちってことは、武田塾もそもそも必要なくね?って。今の時代、タブレット一つで便利な学習ツールがゴロゴロ転がっているわけだし…。

自制心とか自律心とか未熟な小中学生ならともかく、十分精神的にも大人な高校生なら「自分でできるんじゃね?」って。早慶国立行くわけでなし、かと言って誰かに怒られなきゃ勉強できないわけでもなし。iPad買ってやれば、よくね?って…。そういうことが世間的に広まってくると、武田塾が今の優勢を維持できるのかなって不安はあります。

御免なさいね、武田塾の実態を何も知らない人間がこんなこと言って。

批判家精神を期待されていると勝手に思い込んでいる身分としては、何か一つは言っておかないと…。という強迫観念から無理やり言ってみました!ということで許してください…、武田塾関係者の方々。

Mr.MMr.M

私は上杉謙信より武田信玄の方が好きですよ!だって信長の野望の武田軍、最強ですから!なので許して~!

ダメなヒトダメなヒト

今川義元は!?

武田塾から学ぶ「人」を売る強さ

何にしてもまとめとしては「人」を売れってことですね。

武田塾がなんでここまで客を集め、FC教室展開を成功させることができているのか。

一番の理由は「林社長」ですよね。

「林社長」が生徒を集め、FCオーナーを集めているんだと。

その見せ方、ホームページを見るとホント凄いなって思います。

「面白い!」って普通に思います。

私、結構FC系の記事書いてきてるじゃないですか。もちろん、各社のFCオーナー向けのサイトを読むわけですよ。そんな私が正直にいいますよ?サイト全部に目を通したのは今回の武田塾が初めてです。

だって分かりやすいし、面白いんだもん。「いいね!」ボタン押したいんだもん。

これって凄いことですよ?だって武田塾って、私の経営とは畑違いなんです。本来、そんなに興味がない「予備校」なんです。自分と同じ畑の「松陰塾」「RED」「G-PAPILS」は流し読みしておいて、武田塾はしっかり読んじゃうという…。

「人」を売る。そのためにどうやってキャラづくりをするか、どうやって見せていくか。武田塾から学べることって超多いような気がする。

客単価6.5万円を実現するようなキャラ売り。パーソナルブランディング。零細個人塾経営者にこそ、無視できない要素だと。

そんなこんなで、今回の記事を終わりにいたします!

ダメなヒトダメなヒト

俺は武田塾に加盟したいぞッ!でも金が3万円しかないぞッ!

武田塾のFC加盟に待った!?武田塾講師の不適切動画に関してのニュース(追記2019.5.1)

ブログ読者の方から非常に気になるニュースの情報提供がありました。

気になる方は以下のページをご覧ください。

『武田塾講師、大学侮辱の不適切動画を投稿(ヤフーニュース)』

この動画の良し悪しは見た方がそれぞれ感じてもらえればいいかと…。私としては傷ついた人がいるのは可哀そうだな…と。それは明らかに良くないな、と。ただ、学歴なんて他人から何て言われようと別にどうだっていいじゃん。他人からどう言われたって自分自身が努力したとか、成長したとか、そうやって感じる部分があれば、何も気にならないような気はするんですが…。(私は自分が卒業した高校や大学で同じ企画があったとしても全く気にならないですけど。「あ、そうなの?」みたいな。)

いや、だって、じゃあ「翔んで埼玉」に怒ってる埼玉県民そんなにいないでしょ?ソレとコレとは話が別だろって?ま、そうかもしれんですが…、ま、いいか。この動画も法政大だからギリギリ成り立つ部分ありますけどね…。(いや、成り立ってないから炎上してるのか?)ま、地方のいわゆるFランク大だったら笑えないですもんね…。

とにかく、私が言いたいのは以下の2点。

①今は武田塾のFC加盟に慎重になった方がいいかも…。私はTwitterをやっていないので、ちょっと詳しくは分からないんですが、情報を提供していただいた方の話だと結構広がっているらしいです…。明らかに風向きは良くありません。

②動画にしてもブログにしても、人を惹きつけるために多少の過激さとか尖りは必要なんですが、常にどう見られるか、どれだけのリスクがありそうかは考えなきゃいけないということ。(武田塾のような会社でさえ、このような結果になるんです…。われわれ零細、それこそ一人塾長なんて相談する相手もいなかったり、自分以外の目がなかったりするんで、意識してないととんでもない悪手を打っちゃう可能性があるかと。)

情報提供者のKさん、ありがとうございましたッ!