入塾拒否したいレベルの問題児が再び現れる!

悩み

お陰様で問い合わせが続いているからなのか…。

「このレベルの生徒、普通、うちの塾選ぶ!?」って生徒がまたしても…。

Mr.M塾、厳しいんですよ?

生徒、辞めさせるんですよ?

明らかに親が無理やり入れさせるパターン。

で、親が子供をコントロールできてないパターン。

コレ、ほぼ無理なんですよ、まず続かない。

入塾面談時に相当に厳しいことを言うんです。

サボったら退塾、宿題やらなきゃ退塾、電話連絡あっても休みや遅刻が続けば退塾。

「分かりました。」って言ってくれるんですよ?

でもね、まず保護者が全然分かってない…。

速攻で休みの連絡来たりしますから…。

今回の生徒もそう。

そもそも、体験授業から1カ月も経ってから連絡来るパターンって、たぶん、これ、親が説得するのに時間がかかったってことでしょう?自分から「行く」ってなれば、1カ月もかかりませんから。

親が相当に説得に説得を重ねて、なんとか妥協点見出して塾に来たって感じ。

勝手に家で決めた妥協点、塾に押しつけられても対応できないんですけどね…。対応するつもりもサラサラないし。

明らかに希望のない入塾後の一週間

挫折

まずね、やる気が明らかにないんです。

単語テストやるって言っても、まるで暗記しないし、できないのが当たり前みたいな態度プンプンだし。

ま、勉強ができないから塾に来たわけなんで、全くできなくても問題はないんですよ?全然そんなの普通なんで。

ただね、「誰かに言われたからしょうがなく勉強してやる」って態度が見えてる以上、ハッキリ言ってお客様じゃないわけです。だって私の塾ってやる気スイッチ押す塾じゃないですもん。少なくとも多少のやる気はある生徒をどうにかする塾なんですもん。

ま、こんな様子なんで気持ちの中では「退塾勧告」が超チラついてましたよね。もう、この子はダメだなって。早い方がお互いのために良いなって。(こんな様子でうちの塾に通ってもまず成績伸ばせないですから。)

それをどうにかするのが塾講師の役割だろう。って?

いや、私はこのレベルをどうにかするのは塾講師の役割だとは思ってないです。0から1にするのは塾講師ごときでは無理。塾講師はせいぜい1から2、1から3にすることしかできない。0からは無理なんです。これは人間性やその生徒の今までの人生に関わる部分が大きいから。0から1は、親がやってくれてないと無理なんです。

入塾拒否するための負荷と通告

もうね、こんな感じの生徒なんでね。できるだけ塾に来たくないはずなんですよ。

逆手にとってやりました。

参加授業の4倍の補習を入れてやりました。(ま、勉強の遅れを見ても正当な補習時間だとは思いますけど。)

普通に面食らって来ないと。もうね、最初の一週間で音を上げてもらおうと。

初日、2分の遅刻。⇒生徒全員の前で「ふざけんな!Mr.M塾舐めてんじゃねぇぞ!」砲が炸裂。

二日目、すっぽかし。⇒母に電話「次やったら終わりです。」の最後通牒。

三日目、母から連絡「今日は本当に体調が悪いんです。休ませてください!」⇒(いや、お母さんね、それやったら絶対に成績上がらないって面談に言いましたよね…?)

四日目、普通に来る。⇒相棒と二人で話し合い。「うん、こんなんじゃ絶対に無理なんで、来週中に決着つけよう。風邪でもなんでも休む連絡来たら、退塾を勧告しよう。」との結論。

わずかに差し込む希望の光

で、その来週初っ端の補習。ま、ココは来たわけです。

それで一応用意しておいた課題をやらせるわけです。

なぜかね、真面目にやり始めるんです、この生徒。

でね、なぜか結構よくできているんです。そりゃもう、こっちが驚くくらい。

「あれれ?」って。「なんでなんで?」って。

あれ?こいつ、ほんのちょっとはやる気になったの?って。

これなら、成績伸ばせるかも?

そういう希望の光がなぜか突然差し込むという…。

やっぱね、塾講師なんてできること限られてるんですよ。

家で何か話をしたのかもしれない。

自分自身で何か思うことがあったのかもしれない。

結局、こっちが分からないところで0を1にしてもらうしかないんですよね。

1になった瞬間に、あとはこっちの腕の見せ所。やっぱり塾講師としてのプライドって言うんですかね、何とかコイツをどうにかしたい、そういう気持ちが沸き上がってきます。

問題児に一発逆転で伝える賭けの言葉は本音で勝負!

覚悟

で、突如として1の状況になったこの生徒ですけど、そりゃまだ1の状態なんであって、全然やる気満々とかそんなレベルじゃないんですよ。まだまだ危ういんです。可能性がちょっとは出てきたってレベルなだけであって、いつ何時(明日にでも)、またすっぽかす可能性は全然ある。

で、そういうのをこっちが許しちゃうと、コイツは塾を舐める。大人を舐める。社会を舐める。依然として危うい状況であるのは変わらんのです。

「いいじゃ~ん!やればできるじゃ~ん!その調子で行こうよ!」なんて個別指導塾の大学生でも言える言葉で、この生徒の1を2,3に持っていくのは無理。たぶん、この生徒の今までの様子、親の様子、抱えている大きな問題、根が深い。そんな言葉では「ったく、見え透いたお世辞言いやがって、この先公。」って。たぶん、そんな感じ。

ダメなヒトダメなヒト

「先公」って表現、何か久しぶりに聞いたな。古き良き時代の香りがするな。

もうね、賭けですよ。覚悟ですよ。「こいつを伸ばしたい!」って気持ちが出てきながら、「変わらなければ辞めてもらう。」って気持ちは依然としてこっちもあるんです。

こういう場合はもう私は本音を言っちゃいます。子供として扱いません。ある意味、この瞬間においてはお客様としても扱いません。(本当はダメなんでしょうけど…。)

「本当は君を辞めさせる相談をしていた。でも、今日の様子を見て考えが少し変わった。君は伸びる。君は伸びるけど、こっちが設定した補習に先週のように逃げてたらそれは無理。周りのヤツのやる気にも影響する。いいか、こっちが言ったとおりに塾に来れば君は伸びるが、来なければ即刻辞めてもらうのは変わらんぞ?覚悟を決めろ。0か100だぞ。中途半端に30とか50とかは望むな。それを望むんだったら、明日の補習をすっぽかせ。そうしたら、この塾を辞めて30とか50でも許される塾に行けるんだから。」

的なことを伝えましたよね。分かりませんよ?人間の内面は分かりません。この生徒が何を思ったのかは、他人なんでしょせんは分からんのです。でも、少なくとも私の目には明らかに表情が変わったように思うんです。もう、それ信じるしかないんですよね。(その期待が裏切られることも全然ありますけど…。で、結構へこんだり…。ま、そんなもんですよね、塾講師の仕事って。)

Mr.M的にはこれで変わってくれるんなら、この生徒はお客様。本当に全力を持って真摯に指導に向き合わなければいけない。でも、これでダメならお客様じゃない。これ以上は追わない。これ以上手間がかかるようなら切ります。ここで切らないと明らかに他のお客様に影響する。他の業務に支障が出る。スタッフも行動基準が分からず戸惑ってしまう。

以前の記事で最底辺層はターゲットにしないように、的なことを書きました。今回の記事を見て「いやいやいや、最底辺層、十分にターゲットにしてるじゃん。」って思われるかもしれません。でもね、私はこれで変わるような生徒なら最底辺層だとは思わない。3か月あれば、この生徒は最底辺の壁は乗り越える。(3か月粘るかどうかが難しいとは思いますが…。)

現在、キャンセル待ちも出ている状況。この生徒を切ってもぜんぜん経営的には問題ないのかもしれません。いや、短期的なことを考えれば切った方がいいのかもしれない。でも、この生徒を何とかできれば、間違いなく塾としての力は上がります。安易に生徒を切るってのも塾としての挑戦を諦めることになるのかもしれません。この生徒を見ていて、ふと、そんなことを考えるMr.Mでありました。

Mr.MMr.M

ま、今日来ないで退塾とかぜんぜんありますけど…。過剰な期待は禁物ですけどね…。