入試直前、定期テスト直前、あなたは休めますか?

休日取得

体調を壊したのを機にこのテーマで記事を書こうと。

どうでしょうか?皆さんは入試直前や定期テスト直前に休むことってできますか?

「そんなの休んでいられるわけないだろ!」って気持ちの問題じゃないですよ。

たとえば、この時期、インフルエンザです。

受験直前期とインフルエンザ流行期って重なりますよね。

だから、毎年、毎年、ホント、「自分がかからないようにッ!」って綱渡りのような気持で毎日過ごすんですが…。

どんなに万全を期していても、かかるときはかかっちゃいますよね。

特に我々の仕事って、小中学生を相手にする訳で、メチャクチャ感染のリスクが高い。

入試前、テスト直前、絶対に休めないときにインフルエンザにかかってしまった…。

そんなとき、あなたは仕事を休めますか?

(ま、絶対に休まないといけないんですけど…。)

学習塾の社会的責任を守るために

実は、私も一人塾長時代にインフルエンザに罹ったことがあります。

そのときは一週間、塾を閉めました。

幸い、テスト直前とか入試直前じゃなかったんで助かったんですが…。

(その月の月謝は割り引いたんで、それはそれで痛かったですが…。)

ただ、このとき、ホント、テスト直前とか入試直前だったら果たして休めたんだろうか?って今でも思います。(何度も言いますけど、絶対に休まないといけないんですが。)

お客様は何のために我々学習塾に通っているのか、通わせているのか。

当たり前ですけど、テストでいい成績を取るため、志望校に合格するためですよね?

その目的を果たすためのクライマックスで塾が閉まる…。

お客様は困ります。とくに、信頼されている学習塾ほど、お客様は困るはずです。

どんな理由があるにせよ、これじゃ学習塾としての社会的責任は果たされませんよね?

一人塾長である限り、また、自分の替えを作らない限り、常にお客様を困らせる、迷惑をかけるリスクを背負っているのと同じです。

私は「学習塾でもしっかり休みをとれるように」って部分は、かなり真剣に考えていますけど、休みを取れるって言うのは、何もスタッフだけにメリットがあることじゃなくて、お客様にもメリットがあることだと。

学習塾講師の中には「俺は今月20連勤だッ!」みたいなことを誇っちゃう人がいますけど、それって全然誇れることじゃない。お客様に迷惑をかけるリスクを増やしているのと一緒。

本当にお客様のことを考えるんだったら、自分が倒れても良いように、スタッフの誰か一人が倒れても良いように、組織づくりを真剣に考えないといけない。

だから私は思うんです。

「一人で自由に生徒たちを教えて、生活するだけのお金をもらえればいい。」って思想の個人塾長。

それって全然カッコ良くない。全然正しくない。

だってあなたが倒れたら、生徒たちに迷惑がかかるんですよ?あなたが真摯に情熱を持って指導をすればするほど、あなたが倒れたときの生徒たちにかける迷惑は大きくなるんですよ?

「一人で自由気ままに儲けを考えないで塾経営」って聞こえはいいかもしれませんけど、学習塾においてはそれは無責任。最低限、自分が倒れても誰かが教室を開けて、生徒たちの勉強を管理できる体制は、学習塾の社会的責任からすれば必要ですよね。

有給休暇の義務化に対応できるか?

学習塾に求めるもの

2019年4月から年次有給休暇が義務化されますよね。従業員に5日間は有給を与えないといけないってやつです。

で、これに違反すると罰則があるんですけど、知ってました?

30万円以下の罰金なんだとか…。

Mr.MMr.M

高ぇ!

この金額、国もマジです!

ワーク・ライフ・バランスって学習塾関係者にとっては「まあ、きれいごとばっかり言われてもね。」って、平気で無視してきた部分もあると思うんですけど、どうやらこれからの社会でそれは時代遅れなのかなって。

だって30万円ですよ?従業員に休みを5日間与えられないで、犠牲にする金額じゃないと思うんですよね。

30万円あれば20000部のチラシを2回まけますし、それによって見込める入塾数が4名程度。4名の生徒で年間売上が60万円~80万円って考えても、有給休暇を与えないって選択肢はないのかなと。(もちろん、義務なんで与えない選択肢はないんですけど…。)

「そんなこと言われても有給なんて与えられない!そんな余裕ない!」って?

そしたら抜け道探します?法の目くぐり抜けるようなこと、やります?

「将来役立つ力をつける。」「人間力を磨き上げる。」「将来、社会で役立つ人材をつくる。」なんてことを常日頃から言っている学習塾の先生方が、法の目をくぐり抜けるなんてこと、しませんよね?

もうね、これはやるしかないんです。生徒の成績を上げるのと同じ如く、生徒を集めるのと同じ如く、従業員に有給休暇を与えるってことも同じように突き詰めて考えていかなければいけないんです。生徒の成績UPや生徒集客と同じくらい大事なことだと。

一応ですね、「有給休暇義務化 抜け道」なんて検索かけると色々ページが出てきます。元々の休日を有給にしたり、基本給下げたりって。(一応、そういう不利益な有給設定はダメだって厚生労働省のページでは出てますけど…。まあ小さい学習塾のやることじゃ、バレないと思いますけど…。)

そういう道を考えますか?あくまでも今までの自塾の限界値の中で、誰かに犠牲を強いる形での経営を考えますか?

私はこれは試練だと思いますね。それこそ、明治の女工の長時間、低賃金労働って歴史の教科書でも出て来るじゃないですか。で、工場法が制定されるっていう流れ。あれと同じようなもんだと。そういう社会的流れが、今、来てるんだと。

自分の塾の限界値を超えるような工夫、挑戦、覚悟、そういうものが求められているんだと。人件費が増える?利益が出なくなる?人が見つからない?そんなの当たり前です。当たり前のこの状況から一歩抜け出る勇気と行動が必要。

「義務化になったけど、まあうちみたいな小さい塾じゃなかなかね。ごめんな~、分かってるとは思うけど。」なんて、従業員の遣り甲斐とか善意に逃げるような選択はしたくない。何とかするのが、国の要請。で、私の仕事。

結局、有給休暇の義務化に対応していくことが、経営者がぶっ倒れても何とかなる体制を作っていくことだと思いますし。結局、それって一番利益があるのは経営者だったりするような気もするんですよね。