学習塾ヒエラルキーをラーメン屋ヒエラルキーに例えてみると…

経費

ラーメン屋 学習塾 地位 体制 必要となる理論
大規模 幸楽苑、日高屋、スガキヤ、バーミヤンなど 早稲田アカデミー、栄光ゼミナール、森塾、TKG、日能研など 世論形成層、セミナー講師・コンサルタント輩出 複合体企業 業界を超えた経済理論・社会の流れ
中規模 青葉、おおぎやラーメンなど 都道府県単位にある20~30校を構える地元大手塾 都道府県にまたがる展開を狙う。他事業展開を狙う。 単一事業での多店舗展開 他事業への展開理論
小規模 3~5店舗経営(一指禅など) 市町村単位にある3~5校展開の地元中堅塾 単一事業で店舗数を増やす。 中核となる人材のみでの小組織 同一事業でのさらなる店舗展開の理論
零細規模 1店舗経営 1店舗経営、1店舗FCオーナー店 とにかく生活のために利益を出す。 1人塾長、もしくは数人の正社員+アルバイト 明日の飯を食うための理論

上の表はある経済誌に載っていた各業界のヒエラルキーの図から、ラーメン業界と学習塾業界のものを抜粋したものです。嘘です。私が勝手に作成しました、すいません…。

よって完全なる自分の主観で作ってあるんですけど…。

ま、当然、私の塾は零細規模に入ります。で、このブログの読者の多くも同じではないかと。(ただメッセージを頂く方の中には小規模クラスとかの方もいるんで恐縮なんですが…。)

今から独立開業するって人も、零細規模ですよね?

で、常々私が思ってることがあって、この階級の一番下にいる自分たちにとって、業界誌とかセミナーとか、もっと言うとコンサルタントとかが言ってることって、どれだけ大事なことなのかなぁ~?って。

その理論、その主張は誰が言ってる?そして、それは自分に必要か?

コンサルタント・セミナー

業界誌にしてもセミナーにしても(ま、セミナーの規模とかテーマはあると思いますけど。)、そこで話してるのって大規模クラスの人たちじゃないですか?

私からすると世界が違うわけですよ。大事にしてることとか、普段目にしている景色が全く違う。空気が違う。そんな雲の上の人たちが形成している世論って、ホント、明日の飯を食うのに必死な我々が聞いて何の得があるんですか?って話。(だって、こっちの泥臭い必死の日々が、大規模クラスの方たちに理解できるとは思えんのですよ。)

「これからの教育業界は英語教育がうんたらかんたら…。」「これからの教育業界はICTを導入してうんたらかんたら…。」確かにそうなんですよ、きっと。大規模クラスが言うんですから、間違いない。で、大規模クラスに通うお客様は多いわけなんで、そりゃ、間違いなく社会全体がそうなる傾向はあるとは思うんですね。

でもね、私思うんです。「これからの教育業界」ってのはあくまで大規模クラスの世界、ま、中規模クラスもやっぱりその流れは大事かもしれませんね、大規模に追随していく存在ですから。せいぜい、ギリギリで勢いのある小規模クラスの人たちまで気にしてりゃいいって話。少なくとも「これからの教育業界」に我々、零細クラスは入ってない。

何というかね、そういう大規模クラスの人たちが創り出す世論とか主張って、われわれ零細の常識というか生活というか、日常というか。ズレまくりボンバーなんですよ。そんな大それたこと、明日の飯が大事なわれわれ零細がね、「ふむふむ、これからの教育業界はICTか…。アクティブラーニングも大事だな、ふむふむ。」ってカッコつけて聞いてたって何のメリットもないんです、きっと。

せっかくラーメン屋を並べたんで、ラーメン屋でたとえましょう。田舎の小さいラーメン屋があって、ホント、夫婦で細々やってるじゃないですか。全然、客来ないんですよ。で、毎日毎日、憂鬱な日々を誰かのせいにして過ごしてるわけですよ。時代が違うだの、大手がどうのこうのだの。うちは金がないから最新の設備も、ホームページも作れないって。言い訳ばっかりなんですよ。

このラーメン屋に必要なことってセミナーですか?業界誌読むことですか?このラーメン屋さんが現代社会においての飲食店の動向とか、現代人の食に対する行動原理的な立派な理論がずらずら並んでいる誌面読んで、明日の経営が劇的に変わることってありますか?

それ、誰かに頼る必要ありますか?って話。

このラーメン屋さん見て、アナタなら何て言いますか?

私はほぼ100%の人がこういうと思いますよ?

「店を掃除して、旨いラーメン作れ。」って。

たしかにね、ホームページとかも大事ですよ。のぼりとかもね。でもね、このラーメン屋さんなんか、もっと手前の手前の理論が欠けてるんですよ。

でね、「店を掃除しろ。」とか「うまいラーメン作れ。」ってコンサルタントとかセミナー行って、金払ってまで他人に言われないといけない内容ですか?誰かに頼る必要ありますか?って話。

もうね、商売やるうえで当たり前も当たり前。「そんなことも分からないようなら、いますぐ店を畳んじまえッ!」って小学3年生にも言われるレベルじゃないですか?

塾だって同じですよ。零細クラスにいるなら、必要となる理論は教育業界の今後の動向じゃない。消費者の志向でもない。その前提の前提、「成績を上げる授業ができているかどうか」これしかない。ラーメン屋が旨いラーメンをまず目指すってのと変わらない。

こういう話をすると、よく聞くんです、こんな言葉。「生徒の成績上がってるのに生徒が集まらない。」って。ホントですか?ホントに自信もって成績上がってるっていうくらい上がってますか?

私は結構この言葉、信じられない。だって、20代前半で何の後ろ盾もない私が、クソ目立たないアパートの1室から始めた学習塾が、何とか10年以上、ちょっとずつ大きくなって生き残ってきたんですよ?

もちろんね、売り出し方とか見せ方とか、そういうセンスがあるかないかは間違いなく事業の成長に関わる部分ではあると思います。でもね、本当に成績が上がっているのなら、明日の経営もままならない学習塾なんてあり得ないと。塾を畳まなきゃならない状況なんてまずないって。そう思う。

だって私が好きなラーメン店、とんかつ屋、どっちもホームページないんですよ?店は汚いし、トイレは今どき和式だし。でもね、味は美味い、だから客が入ってる。潰れる様子はまるでない。

学習塾としての1丁目1番地、「成績を上げる」ってことでができてなければ、大規模クラス、中規模クラス、小規模クラスに必要な理論をいくら学んだって机上の空論。そんなの学んだって、せいぜい個人塾同士の集まりのときに「俺、こんな理論知ってるぜッ」合戦で話のネタになるだけ。で、ちょっといい気分で酒が飲めるだけ。

そりゃね、セミナー行って、業界誌買って、コンサルタント雇って。立派な話聞けますよ、きっと。だってね、彼ら金もらってんですから、皆さんから。そりゃね、「いや、今のあなたは朝早く起きて、真面目に教材研究して、掃除をしっかりやってくださいね。」とは言えんですよ、金、皆さんからもらってんですから。「そんな当たり前のことをわざわざ聞きにはるばる有楽町まで来たんじゃねぇ~ゾッ!」ってなるじゃないですか。

でもね、たぶん、私たちに必要なのってそんな当たり前のことですよ。真面目に勉強して、真面目に成績伸ばそうって生徒たち追い込んで、愚直に成績を求めていく。ホント、それだけ。

身長165㎝で体重100kgオーバーの年齢45歳の男性が痩せたいっていったとき、何が必要ですか?

「世界記録や日本記録をバンバン出してる大迫選手や設楽選手も履いてるナイキの厚底ブーツ履いて、箱根駅伝優勝校の東海大学のように酸素カプセル使って、高地トレーニングやって、週に二回はポイント練習やって、その後は2日間は疲労抜きのジョグをやろう!」そんな理論必要ですか?

「まず、毎朝15分早く起きてウォーキングせいッ!」ってだけでしょう、そういうレベルの人に必要な理論って。私のような零細個人塾なんて、それとそんなに変わらないと思うんですけどね。

ちなみにこのブログは…

生徒数減

はい、当たり前ですけど、零細クラスのド直球経営者Mr.Mが、零細クラスの方々に向けて書いているブログで間違いございません。

だから言います、堂々と。

規則正しく生活して、当たり前のことを当たり前にやって、生徒の成績をとにかく隣の塾より伸ばしましょうね。って。まずそれだって。

ホームページもチラシも、その他もろもろのことってのは、それがあってのことですよって。

だから、アクティブラーニングだとか、幼児英会話教室だとか、プログラミング教室の心配をわれわれ零細クラスの世界の人間が心配する必要はないって。ましてや、今後の教育業界の動向を憂いて嘆く必要なんて、ホントない。それを心配しなきゃいけないのは、大規模クラスからせいぜい小規模クラス。

え?世間で言われていることと違う?業界の流れを読んでない?だから、その世間とか業界って誰が作ってるかって話。全く違う世界の話に振り回されたって、明日の生活はどうにもなりませんよ?雲の上の世界の理論が、生徒1人獲得するのに何の役に立つんですかって話。