本田宗一郎『会社のために働くな』は私の経営の道徳本

本

松下幸之助さんの『道をひらく』に続き、ミーハーな塾経営者、Mr.Mがおススメする第3冊目。

本田宗一郎さんの『会社のために働くな』です。

ダメなヒトダメなヒト

君、この次は孫正義だろ?そして次は柳井正というパターン。

Mr.MMr.M

…ですね、あんまり本を読まないんでとりあえず有名人から読んでいけばいいと…。

『道をひらく』と同じで、エッセイ集になっているんですが、文体が松下幸之助さんとは大きく違います。

松下幸之助さんの文はとにかくキレイ。オシャレ。表現が国語の教科書以上。

本田宗一郎さんの文はとにかく親しみやすい。話し言葉というか、すごい人柄が出てるような気がする。(もちろん、本人がどんな方だったかは知りませんが…。)

トイレの中で繰り返し読んでいくと、経営者としての道徳心というか、正しい姿勢というか、そういうものがしみ込んでいくような気がするんですよね。

ダメなヒトダメなヒト

カッコつけんなー

経営者たるもの愚直に正しく、一本筋を通して仕事に励め的な…。ま、ぜんぜん私なんかできてないですけど。

普通に経営者じゃなくても読むと勇気をもらったり、元気をもらえる一冊であることは間違いないと思います、何せ世界のホンダですからッ!

『会社のために働くな』を塾経営に結びつけると…。

いただきます。

では『会社のために働くな』から一部を紹介していきます。

固定客は古びる

…そこですっかり自信をつけちゃって、うちの車には多くの固定客がついているんだという名門意識にとらわれて、モデルチェンジもしないで歳月を送った。結局最後は売れなくなって、さすがの名門もつぶれてしまった。

どうしてこういうことになったのだろうか。それは固定客とかマニアというものは、時間が経つと、古くなって、やがて死んでいくものだということをつかめなかったことである。年老いたマニアに替わって、新しい若い層がどんどん出てくるという万物流転の法則がある限り、去っていく老兵だけでなく、バリバリの現役をもアピールするだけの用意がなくてはならない。

う~ん、これはホント肝に銘じないといけない言葉。私も甘えるときありますもん。ここの家庭は上の子も教えてきたし、お母様ともお父様ともコミュニケーション取れてるし、ま、こういうお客さんがいるから安泰だよなぁ~、とか。

うちはクチコミ、紹介で生徒が増えているから、チラシなんか出さなくても、このまま指導をしっかりやってればいいだよなぁ~、なんて。

そんでもって、今の体制でも十分利益出てるから、新しいスタッフ採らなくてもいっか。今の暮らしには満足してるし、安定が一番ッ!

なんて思い始めたら、ヤバいってことですよね。固定客はいつかはいなくなると。今の流れはいずれ変わると。そう考えると安穏としてなんかいられないわけです。

ロバをかついで歩く

…ドイツにこういう小バナシがある。親父とせがれがロバを引いて旅に出た。道で一人の男に会った。彼は、どっちか一人がロバに乗ったらどうだと忠告した。親父は、せがれをロバに乗せた。また一人の男に会った。今度は、親父が歩くなんて気の毒だというので、せがれが降りて、親父をロバに乗せた。三番目の男に会うと、親が乗ってせがれをロバに乗せないなんてといわれた。親父とせがれは困ってしまい、ロバを二人でかつぐことにした。自分というものを持たずに、人の言うことばかり聞いていると、ロバをかついで歩くことになる。

たとえば何かのセミナーだの、起業家向けの雑誌なんかで「経営者は仕事をどんどん部下に任せて手足は動かすな!」みたいに書いてあるとするじゃないですか。そしたら、「あ、やっぱり~。」ってスタッフを何人か雇い始めて仕事をどんどん振っていく。

で、数か月後、今度は「流行っている会社の経営者は率先して仕事をバリバリやって行く人が多い。背中で従業員を引っ張らないと生き残れない。」なんて起業家向けのサイトで見るわけですよ。そしたら、今度は誰にも仕事をふらないで全部自分で抱え込む。

結局、最初に人を雇った分だけ余計な仕事が増えちゃって、それを今度は一人でやるもんだから、ヒーコラ言っちゃうんですよ。全然、仕事が回らなくなったり。で、人件費ばっかり余計にかかるという地獄…。

何か一本信念がないと、他人にどんなアドバイスを聞いたって、むしろ逆効果になることもありますよってことだと。

積もり積もってが恐ろしい

うちでも、いろんなエンジンの試運転をやっているが、大きなことでは故障にならない。故障するところは、何日もたって調べなければならないところ、わかってみるとなんだこんなところかというところが多い。経営でも同じことである。大きなことでつぶれるという会社はまず少ない。たいていは気がつかないうちに、細かいことが積もり積もっていろんな問題が起きてつぶれるというのが多い。そこを手遅れにならないうちに一つ一つ適切な処置を取るのが、経営の専門家の仕事である。

生徒の丸付けひとつにしても、適当に丸付けして、生徒がズルしようと思って問題を飛ばしたり、適当に答えを書いてるのに、それをスルーして。もしくは、小テストを受けている生徒たちの様子を全然見ないで、パソコンいじくったり、場合によっちゃスマホ見てたり、ぼんやりしたり。

こんなことが毎日のように積み重なっていけば、当然、生徒は手を抜くのが当たり前、カンニングするのが当たり前、隣の奴とおしゃべりするのが当たり前、授業中に手紙をまわすのが当たり前、スマホを盗み見るのが当たり前…。

塾全体の規律も下がるし、もちろん成績は上がらない。評判が悪くなって生徒は来ない。はい、終わり。

目の前のノートの丸付け、今日の小テストの監督、その一回に全てを注ぎ込むこと、スタッフに注ぎ込ませること、それが大事だってことです、きっと。

酒をやめる記念に酒を飲む?

…やれ軽井沢だ、やれ箱根だと最近はトップ・グループのセミナーが大流行だが、講義を聞いても、自分がしゃべっても自分の言葉や人の言葉に酔って、帰りに芸者を上げて飲んで、ツケを会社に回すんじゃこれほど能率の上がらないことはない。酒をやめる記念に酒を飲み、会議をやめるために会議をやるようなものである。

いや、ホント、ここはとても共感します。セミナーよく行く人に限って、セミナーであったことを話すためにセミナー行くっていうか…。

いや、セミナーで会った人と得意げに話をするために、セミナーに参加するっていうのかな?セミナー会場で会った知り合いに「あ、この前の有楽町で会った〇〇〇のセミナーなんですけどね、よかったですよ、あれ。」っていうのが最大の目的になってるっていうか。

セミナーのためのセミナー。スポーツでいう所の練習のための練習みたいな…。無意味ッ!

現在を卒業してから未来へ

…一交代で50%しか仕事をしていなければ、二交代にしてやっと100%にしかならない。それならわざわざ二交代にするより、一交代ですませた方が絶対に得なわけだ。

ものごとを食い散らかして現在も卒業しないで、未来ばかり追っていくと、結局は新しがり屋で終わってしまう。

高校受験も満足に成果が出てないのに、中学受験に手を出して、大学受験に手を出して。そこまでならギリギリ仏様も許してくれるかもしれませんけど、何も確立してない中で、今度は理科実験教室だの、アクティブラーニングだの、幼児英語教育だの、プログラミングだの、パソコン教室だのどんどんどんどん手を出していく。仏様もお怒りですよ、ここまで行くと。

高校受験10%、中学受験10%、大学受験10%、理科実験10%、アクティブラーニング10%(そもそもアクティブラーニングって聞かなくなりましたよね。何か超短い流行りって感じ…。)幼児英語教育10%、プログラミング10%、パソコン教室10%で合計80%。手間ばっかりかかって80%。ま、こんなに手を広げたら「あなた何者ですか?」ってお客様は不審に思うんで、80%も行かないと思いますけど…。

だったら高校受験100%でよくないですか?って話なんですよね。その方が楽だし、儲かるでしょ?お客様だって成績上がって幸せになるだろうし…。

本を読むより人に聞く

僕は本を読むのが嫌いだ。…500ページの本を読んでも、必要なのは一ページくらいだ。それを探し出すような非能率なことはしない。うちにも大学出はいくらもいるし、その道の専門家に、課題を出して聞いた方が早い。そして、それを自分のいままでの経験とミックスして、これならイケるということでやっているだけで、世の中の人は、本田宗一郎が、ピンからキリまでやっていると思っているようだが、とんでもない。結局、僕の特長は、ざっくばらんに人に聞くことができるということではないかと思う。

ほら、世界の本田宗一郎だって言ってるじゃないですか!本を読むのが嫌いだって。という自己弁護のために最後に引用しましたけど…。ま、私の場合は本を読むのが嫌いなんじゃなくて、苦手なんですけど…。

と、言いつつ本田宗一郎の本を読んでるわけですし、皆さんにもおすすめしてるという矛盾。ま、世界は矛盾でできていますからね。

ダメなヒトダメなヒト

おい、訳の分からんフンワリ理論で記事を終わらせようとしているな。俺は騙されんぞッ!

ということで、こんな感じで127のエッセイが込められた『会社のために働くな』。Mr.Mの血となり肉となっていればいいな~という記事でした。お終い。


会社のために働くな/本田宗一郎【1000円以上送料無料】楽天ショッピング

会社のために働くなAmazon.co.jp 

yahooショッピングで『会社のために働くな』を探す。


スポンサーリンク