経費

ブログの表示形式をすこ~しだけリニューアルしました。

カテゴリーとかの部分に投稿数を表示するようにしたんですが…。

Mr.MMr.M

『年収』の記事が少ねぇ!

ってことに気づき…。というか、『年収』のカテゴリーがあるのを忘れていたんですけど。

ダメなヒトダメなヒト

おい、塾開業しようと思ってる人は、一番気になるところだぞッ!どうしてくれんだッ!2万貸してくれたら許してやるけどな!

反省の意味も込めて、『年収』カテゴリーに一発記事を撃っておきます。

国税局のデータは以前使いましたけど、経費ガンガン落としてる人とかいると、申告所得からは分かり難い部分もありますからね~。

今回は経済産業省のデータを使います。

以前、フランチャイズ系学習塾の記事を書くときにもお世話になった『特定サービス産業実態調査(確報H29)』を見ていきます。では、早速どうぞッ!

学習塾の1教室あたりの生徒数はどのくらい?

全国

全体 集団 個別
事業所数 生徒数 1拠点当たり生徒数 事業所数 生徒数 1拠点当たり生徒数 事業所数 生徒数 1拠点当たり生徒数
全体 47570 3467806 72.899 33067 2588745 78.2879 21236 879062 41.3949
従業員5人以上 20000 2388598 119.43 13482 1701647 126.216 10463 686951 65.6553
従業員5人未満 27570 1079208 39.1443 19585 887098 45.2948 10773 192111 17.8326
Mr.MMr.M

1拠点あたりの生徒数と、従業員5人未満の事業所のデータに関しては私が割り算と引き算を駆使して出しました。

ダメなヒトダメなヒト

おい、引き算もわり算も小学生でもできるぞ!威張ってるんじゃないよ!

1拠点当たりの生徒数を見ると、まさに今の私の塾が全国の平均よりちょっと上くらい。

で、従業員5人以上(これはたぶんアルバイトも含めます。)の集団指導塾だと1教室あたり126人くらい。いや、これまさに私が大手学習塾で働いていたときの数字に当てはめるとビシッとはまる感じなんですね。

私が働いていた教室は140人規模だったと思いますけど、100人ちょっとの教室もありましたし、100人切る教室もありました。逆に300人規模の教室もありましたし…。平均126人って私が勤めていた大手塾だとちょうどいい感じです。

で、従業員5人以上の個別指導塾の生徒数65人ってのも納得。学生時代、アルバイトで勤めた大手個別指導塾がこのくらいの生徒数でした。その生徒数で教室の調子が良くも悪くもなくって感じでしたね~。

数字で見たら個人塾は集団指導での開業に決まり!

さて問題はここからです。

個人塾開業を目指される多くの方が、「一攫千金、大きく儲けてやるぜッ!」って人ではないと思うんです。どちらかというと、「生活できる程度に稼げて、時間に余裕を持って、生徒に感謝されるような、好きな仕事をしていきたい。」ってふんわりゆるキャラ設定での開業なのかな、と。

あわよくば「1000万円くらい稼げたらなぁ~。」なんて。ま、起業当初の私ですね…、恥ずかしい~!

で、そういう人に最近魅力的に映るんでしょう、流行っているのが自立型個別指導塾

講師を雇う必要なし、難しい授業をしなくてもタブレット、パソコンが何とかしてくれる、塾長一人でできるコストパフォーマンスの高い次世代型の経営スタイル!

Mr.MMr.M

いや、すいません。詳しくは知りませんけど…。

詳しくは知らんのですけど、その自立型個別指導塾って目指すところ、さっきの表のどこになります?

一番右側の一番下、要は従業員5人未満の個別指導塾ってところですよね?

分からんですよ、詳しくは。素晴らしい商品品質なのかもしれませんし、効率のいい経営スタイルなのかもしれませんよ?それは分からんです。

で・す・がッ!

少なくとも経済産業のデータを見ると、一拠点当たりの生徒数が17.8人って驚異の数字が出ています!私の引き算とかわり算が間違ってる可能性もありますけど…(ま、間違ってたらエクセルが悪いのです!)

フランチャイズ系の自立型個別指導塾もたくさんありますよね?そのオーナー説明会とかで、こういう数字って紹介されるんですかね?

「皆さんが挑もうとしている経営スタイルは、生徒数17.8人の厳しい世界です。しかし、当社のノウハウをもってすれば、乗り越えられますよッ!」って感じなんでしょうか?それとも、この17.8人自体、知らせないんですかね?ま、知らせる義務はないですもんね。「独立するんだからそのくらい自分で調べなさい」って話なんでしょう。

小さく始めて儲けを出す、まあMr.M的経営を考えるならデータ上は圧倒的に集団指導が有利ですね。従業員5人未満でも1教室あたり生徒45人ですから。一人塾長でこのくらい集めている人も全然いますよね。

埼玉

一応、私の塾のある埼玉県でも見てみましょう。

全体 集団 個別
事業所数 生徒数 1拠点当たり生徒数 事業所数 生徒数 1拠点当たり生徒数 事業所数 生徒数 1拠点当たり生徒数
全体 2773 221736 79.9625 1965 177976 90.573 1233 43760 35.4907
従業員5人以上 1443 166771 115.572 1095 131635 120.215 662 35136 53.0755
従業員5人未満 1330 54965 41.3271 870 46341 53.2655 571 8624 15.1033

「全国と大して変わらんだろう。」とか思ってたんですけど、結構面白いデータが出てきました。

埼玉県は全国に比べると集団指導の塾が強いって傾向がありそうです。

とくに健闘しているのが、従業員5人未満の集団指導塾

1教室あたりの生徒数が53人、全国平均より8人も多いんです!

Mr.MMr.M

あ~良かった、集団指導でしかも埼玉で起業してて…。

昔ながらの塾が強いのかもしれませんね。ということは昔ながらの塾が支持される土壌がある訳で…。ま、「そこをオイラは壊すんだ」って気概があったり、センスがあればいいですけど、Mr.Mレベルだったら「勝易きに勝て」ってことで、集団指導での独立をやっぱりおススメしますよね。

こんなデータがあるのに、ホント、個別指導塾が流行ってるっていうのは面白い。個別指導塾か自立型個別指導塾で開業する人がホント多いじゃないですか。生徒数的には集団指導が有利なのに。人手不足の社会的流れでも、人が少なくて済む集団指導の方が有利なのに。

一方、埼玉県の零細個別指導塾はもう笑えないですね…。これ、ホントに合ってるのかなぁ~。だって生徒15人じゃ、どんなに人件費がかからない自立型学習塾だって経営成り立たないでしょ。このデータ合ってたとしたら、今後どんどん潰れていく学習塾増えるでしょうね…。怖えぇぇ!

零細個人塾経営者の年収はどのくらいになるだろうか?

所得・年収

零細集団指導塾の場合。

全国平均の従業員5人未満の塾の場合、生徒数が45人ですね。

以前の記事でも触れましたけど、文部科学省が出している『子どもの学習費調査(H28)』を見ると、中学生の年間の塾代が29.4万円。なので月2万くらいを見ればいいですかね。実際、私の塾の客単価がそのくらいですし。

客単価2万円×45人=90万円月の売上が90万円です、まあまあいいですよね。

ただ、生徒数45人ですので集団指導の場合、誰か講師を雇う必要があるでしょうね。準専任講師とかそういう名目のアルバイトになるか、正社員にするかは経営者次第だと思いますけど。私なら先々考えて正社員ですけどね。

正社員を雇った場合は、社会保険とか含めて28万円くらいはみましょう。で、生徒数45人規模なんで家賃は12万円くらい。これで40万円の支出。あとは光熱費、通信費、雑費、広告費など、合わせて10万円くらいで十分かと。支出の合計は50万円

月の利益はざっくりと90万円-50万円=40万円。40万円×12か月=480万円。プラスして季節講習で稼げば、もっといける?

ざっくり計算、年収500万円は行けると思います。家賃はもしかしたら、もう少しかかるかもしれませんが、光熱費、雑費うんぬんはもっと抑えられると思います。正社員雇用じゃなくて、私立高校の非常勤とかの方をパートで雇えば、人件費はかなり抑えられますし。

零細個別指導塾の場合。

計算するものキビしいんですけど…。

個別指導塾の従業員5人未満の塾の場合、生徒数が17.8人ですね。18人にしましょう。少しでも、多くしないと希望が持てないですから…。

客単価が2万円だとすると、2万円×18人=36万円。これが1月あたりの売上。

家賃が10万円だとして、36万円ー10万=26万円。

まあ、生徒が18人なんで、もろもろの出費も少ないでしょう。5万円としましょう。

26万円ー5万円=21万円

ダメなヒトダメなヒト

いや、もう引かないで!これくらいあれば、何とか!何とか暮らしていける!そして、少しだけパチンコもできる!

フランチャイズに入ってたら、ロイヤリティも取られますよね…。もしかしたら、ロイヤリティ以外にも何か諸経費で引かれるかもしれないですし…。

ま、生活考えたら国民年金とか国民健康保険とか所得税とか住民税とか、引かれるものは結構ありますんで生活厳しいでしょうね…。年収250万円とかですかね。

生活費もガンガン経費に入れてかないと、旅行いったり、車持ったりはできないかもしれません。だから、個人塾の80%が所得300万円以下とか言うデータが出るのかもしれませんけど…。

現実はもっと厳しい?パレートの法則を当てはめてみると…。

ハローワーク

ちょっと怖い計算をしてみました。

パレートの法則ってやつです。

上位2割が全体の8割の売上を占める、なんてことで使われたりしますよね。

今回のデータをもとに、上位2割の学習塾が全体の8割の生徒数を占めていたとしたら、下位8割の学習塾はどうなってしまうのか?という悪魔の計算をしてみたのです…。

計算式はいたって単純。事業所数には0.8をかけて、生徒数に0.2をかける。イメージは生徒をかき集めている上位塾を除き、残りの下位8割の学習塾にいったい何人の生徒が残されているのか。そして、下位8割の塾は1教室当たり、どのくらいの生徒数になるかということです。

パレートの法則であぶり出された下位8割(全国版)

全体 集団 個別
事業所数 生徒数 1拠点当たり生徒数 事業所数 生徒数 1拠点当たり生徒数 事業所数 生徒数 1拠点当たり生徒数
仮想下位8割 38056 693561.2 18.2248 26453.6 517749 19.572 16988.8 175812.4 10.3487

さすがにこれはないでしょうけどね…。ま、パレートの法則に従えば学習塾の8割がなんと生徒数20名以下の地獄絵図になってしまいますね…。個別指導にいたっては10人という…。

パレートの法則であぶり出された下位8割(埼玉版)

全体 集団 個別
事業所数 生徒数 1拠点当たり生徒数 事業所数 生徒数 1拠点当たり生徒数 事業所数 生徒数 1拠点当たり生徒数
仮想下位8割 2218.4 44347.2 19.9906 1572 35595.2 22.6433 986.4 8752 8.87267

埼玉の場合は、パレートの法則が現実のものだったとしても、私のようにアパート1室勝負であれば集団指導なら何とか生きては行けそうですね。生徒が22名いれば、月の売上が40万を超えることも可能でしょうし。支出合計が15万以下に抑えられれば、生活するだけなら何とかなりそうです。

ただし、パレートの法則が適用された埼玉県の個別指導塾は悲惨の一言ですね…。生徒数が10名を切ります。月の売上が20万円を切るようでは、自宅開業以外では生活も厳しいでしょうね…。

ま、あくまで単純に計算式だけの仮想なんで、現実的じゃないかもしれませんけど。

まとめ

流行りの個別指導塾、もしくは自立型個別指導塾での独立だとデータ的には年収300万円以下の方が多そうですよね。で、ここで言う年収300万円っていうのは実質的な収入です。たぶんここから、あの手この手を使って経費でガンガン落としていく人もいるのかなって…。

いや、たしかに実質年収が200万とかだと税金を1円でも払いたくないっていうか、払えないってなりますもんね…。

どうなんでしょ、実際は?本当にこれだけ多くの学習塾経営者が苦しんでいるんでしょうか?もし、仮にそうだとしたら、学習塾開業って何と夢のない話なんだろう…って。

ま、確率論を言ってもしょうがないですね。どの業界だって成功できる人は一部なわけですし。その他大勢は普通に行けば失敗するのが当たり前なんですから。

私は何とか、その他大勢から右足一歩でも抜け出たいですけどね。そうじゃなければ、未来はないですから…。このブログを読んでいただいている学習塾経営者の皆さん。で、その中でも私同様、まだまだ儲かってない皆さん。一緒に右足一歩、なんとか抜け出しましょう!


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