※今回の記事はたとえが不適切だ。差別的だ。と思われる方もいらっしゃるかもしれません。言葉尻を捉えてそう思われる方は不愉快に思われる可能性がありますので、読まないでください。

ただし、私自身は決して差別的な意図はありません。ただ単に「自分の専門外の部分をターゲットにすると、経営としては大変手間がかかるし、ひいてはお客様のためにもならない。そして、利益が出ないので、自分自身の生活も危うくなる可能性がある。」という意図で書いています。ご了承ください。

ターゲット選定を誤るな!問題児ねらいでは学習塾では生き残れない!?

ダメ講師
弱小零細個人塾の生き残り戦術において、ターゲット選定は肝の肝だと思います。

誰もかれも受け入れOKの塾だと成績UPもたかが知れてますし、そもそもお客様から見て魅力的にうつりません。ま、その辺りのことは結構いろんな記事で書いてきています。

で、そのターゲット選定なんですが、「最底辺層」をターゲットにすることだけは辞めた方がいいと。

「最底辺」っていう言葉が適切かどうかは分かりませんけど、結局、偏差値30台層と言おうが、問題児と言おうが、反感持たれるのには違いないと思うんで…。学力的に著しく低い層っていうことで「最底辺層」という言葉で表現します。

(あくまで学力的にってことですからね。人間性を否定するとか、そういう意味合いは一切ありませんよ。そもそも、たかが塾講師、塾経営者が誰かの人間性についてあれこれ言うことなんてできませんから。)

「学習塾」という事業体で、問題児を相手に金を儲けるのは至難の業だと私は思います。

いますけどね、私の知り合いの経営者にも「最底辺層」もしくは問題児をターゲットに塾経営している方。まあ儲かってないです。で、その方の塾から結局私の塾に移ってくる生徒もいますし…。何より、いつも休み潰れてますしね…。

とりあえず「最底辺層や問題児をターゲットにすると結構デメリットばかりでいばらの道ですよ」というお話を差し上げたいと思います。(あえて私が書かなくても、普通に想像つくと思いますけど…。)

問題児をターゲットにすると手間ばかりかかる。

ショック

まあ、結局、偏差値30台の生徒ってのは学力以前にいろんな問題を抱えているケースがほとんどってことで…。

色んな手間がそれはそれはかかる訳です…。

他人の話を聞かない。むしろ聞けない。

悪意もって聞かないならまだしも、悪意なく聞けない生徒が多いですよね。

(今時、眉毛全剃りで肘ついてそっぽ向いて「うっせ~な、オッサン!」みたいな生徒は少ないと思うんですよね…。実は、そういう悪意もって聞かないハッキリした問題児の方がまだマシだったりするんですが。)

もう悪意なく他人の話を聞かない癖がついちゃってるっていうか。純真無垢に他人の話を聞かないっていうか…。

授業になった瞬間、「前に立っている人の話は聞かない。」スイッチ入るんですよ。(いや、「話を聞く」スイッチがOffになるのかもしれませんけど…。)

何か黒魔術始めるが如く手をいじり始めたり、ノート前方10㎝当たりの所を魂ぬけたごとく見つめ始めたり、目線は私に向いてるんですけど私を突き抜けて後ろの何かを見ていたり…。

ホント、一対一で「俺の、俺の、俺の話を聞け~♪」ってクレイジーケンバンドになって初めて、こっちの話を聞いてくれるレベル。

次の授業にコンパス使うから持ってこいって言っても絶対に持ってこないし、「持ってこないと補習だからな。」って言っても、それも聞いてなくて悪意なく帰っちゃうという…。

勉強どころじゃないんですよ…。

机に長時間座ってられない。

うちの塾みたいに長時間生徒たちに自習をさせる塾の先生なら、ホントに分かってくれると思います。

あの手この手で席から立とうとするんですよね。

「トイレ行く。」とか「教科書(または辞書)を貸してください。」とかいちいち理由をつけて。

たぶん、学校なんかじゃ平気で出歩いてるんだろうなぁ~って。まさに典型的な問題児なんだろうなぁ~って。

Mr.M塾だと目的なく出歩こうものなら界王拳とか、ライデインとか、波動砲とか撃たれるんで、いちいち理由をつけて席を立つんでしょうけど…。こういう生徒は、まず成績上がらないんですよ。

(もうね、そんなに頻繁にトイレ行く必要あるなら塾じゃなくて泌尿器科行った方がいいし、そんなに辞書や教科書調べる意欲あるんだったら、すでに成績上がってるだろ?って話なんですよね…。)

頻繁に休む、遅刻する。

まあ平気で休みます。で、遅刻もします。

Mr.M塾だと基本、数回続けば辞めさせます。ま、塾の規約に書いてあるんで「こいつダメだな~」って場合は、早いところ規約の地雷を踏んでくれることを願うばかりなんですが…。

もともと学力が最底辺な上に、勉強時間も他人より少ないってのに、どうやって成績伸ばすんでしょうか?って世界の七不思議のひとつに加えてほしいくらいなんです。

保護者も厄介なケースが多い。

学力底辺層って勉強以前の問題を抱えていることが多いんで、結局、その保護者が厄介なケースが多いんですよね。

さっきの欠席にしたって、「多少は無理してでも塾に送り出してくださいね!」って念を押してるにも関わらず、平気で休ませたり。場合によっては親が嘘をついて「家族の用事があるので…。」なんて言ったり。

先日、実際にあったのは、記事でも書きましたけど生徒が親とわれわれ塾側にウソついてサボったわけですよ。それで、私と相棒の雷がソイツに直撃したわけですよ。で、親も言ったんですよ。

「今後は、本人からの連絡は受け付けないでもらっていいですか?必ず親を通して連絡しますんで。」って。これ、保護者が言ったんですよ?

で、冬期講習明けの補習で本人からの電話が来て「今日は家族の用事で休ませてください。」って。

Mr.MMr.M

ハイッ、キターッ♪もちろん、ダメですよ~♪

って。ま、電話を取ったのは私じゃなくて相棒だったんですけど、ま、多少キレ気味で言いますよね、当然。

「いや、あなたの親にあなたからの欠席電話はダメだって言われてるから。休みたいなら親通して連絡し直して。」って。相棒すぐに電話切ろうと思ったわけですよ。そりゃそうです、親がいないから本人が勝手に連絡してきたと、普通思いますよね?だって親が言ったんですもん。欠席連絡は親からするって。本人からの連絡は認めないでって。

にもかかわらず、相棒が耳から受話器を話しかけた瞬間、「すいません、休ませてもらっていいですか?」って母親の声。相棒、えっ?えっ?って戸惑った顔になってました。「え?親、そばにいんの?」って。

Mr.MMr.M

おいおいおい、アナタ、そばにいんのかい?アナタが、本人の連絡認めないでって塾に頼んでおいて、本人が連絡すんのをすぐそばで認めてるんかい?おかしいよね?と~っても、おかしいよね!?

私は偏差値主義者でも学歴偏重者でもありません。(ホントは問題児とか最底辺なんて言葉も、いろいろ言われそうで嫌なんですけど…。語彙力ないんで使ってます…。)でも、ハッキリ言いますよ。偏差値55以上の生徒の保護者で、ここまで我々を混乱させる方ってホントいないです。

もちろん、偏差値が低い生徒の保護者全てが厄介だって言ってるわけじゃありませんよ。むしろ私の塾に通っていただいている生徒の保護者のほとんどがいい方ばかりです。

でも、ホント少数の「え?それ、おかしいよね?」って思う保護者のお子様方は、基本、偏差値が低くて、更に何を尽くしてもなかなか勉強ができるようにならないケースが多いんです。

結局、勉強以前の問題が根深~くあるんだと思うんですよね。

そもそも「学習塾」の範疇ではないのではないか?

勉強以前の問題が根深くあるのだったら、それこそわれわれ「学習塾」の手におえる範疇ではないんじゃないですか?

われわれって何のプロですか?

われわれって何を売ってますか?

で、お客様ってわれわれに何を求めてますか?

「勉強」でしょ?「成績」でしょ?「点数」でしょ?「志望校合格」でしょ?

でも、最底辺層、問題児って、われわれが得意として売ってるものを正しく買える段階ではないケースが多いんじゃないですか?

まず、人の話を聞かせる。約束を守らせる。席に黙って座らせる。もしかしたら、心の問題を聞かないといけないのかもしれない。

それって「学習塾」にどうにかできる問題なんでしょうか?われわれの仕事の領域なんでしょうか?

専門家じゃないんで、よく分からないですけどカウンセラーとか、臨床心理士とか、もしかしたら医者の領域かもしれませんよね?われわれには根本的に手におえない領域の可能性が「最底辺層」にはあるような気がするんですよね。

もちろん、成績が最底辺の生徒全員がそうではありませんよ。ホント、われわれの指示に素直に従ってくれて、努力を重ねて成績を伸ばす生徒もたくさんいます。でも、実際、どうあがいても成績を伸ばせない生徒っていますよね?

われわれの領域外の可能性がある層をターゲットにするってのは、私は塾経営、塾講師として無責任な気がするんですよね。専門家でもないのに、仕事を片手間でやるっていうか…。

「最底辺層」とか「問題児」をターゲットにするなら、心理学的な勉強して何か資格をとるとか、学習塾以外のボランティアで経験積むとか、ホント、そのくらいやらないと責任持った仕事って言えない気がします。で、やっぱりそれって「学習塾」の役割りじゃない気がするんですよね。軽々しく手を出しちゃいけない領域というか…。

とは言いつつ、私の塾も「最底辺層」の生徒はいます。(みんな素直に言うことは聞いてくれるんで、問題児とは言えませんけど。)

Mr.M塾では入塾段階でハッキリ言います。「われわれの指導は、このレベルの生徒層に合わせます。だから出来ない限り毎日来てもらいますけど、頻繁に休んだりするようなら責任持てないので辞めてもらいます。」って。

あくまでわれわれのターゲットはもっと上の偏差値層、商品はもっと上の偏差値層に合わせた厳しいものですって、はっきり伝えます。で、「それでもいいです」って場合だけ通ってもらっています。

ちょっとデリケートなたとえになっちゃいますけど…。次のケースと同じようなものだと。

アルコール依存症で、喫煙依存症で、ギャンブル依存症で、私生活自体がぼろぼろのAさんが「カッコよくなるために痩せたい!」って思うじゃないですか。で、依存症そのままでフィットネスクラブ行って痩せようたって、超厳しいですよね?

フィットネスクラブのインストラクターだって「いやいや、まず生活リズム整えてくれよ~。」って泣きますよ。そんで一生懸命、言うわけですよ。「Aさん、まずね、お酒控えて、タバコ辞めて、パチンコも辞めてさ。もっと野菜とか体にいいもの食べようね。」って。

でも、無理なんですよ。痩せる痩せない以前の問題なんです、Aさんは。もっと根深~い、フィットネスクラブのインストラクターではどうにもならん問題があるわけです。Aさんがホントに痩せるんだったら、フィットネスクラブの前に病院行かないと行けないわけですよ。

「個人塾」っていう響きって「大手塾では落ちこぼれてしまう生徒たちを温かく、寄り添って指導する」みたいなものと親和性が高い気がするんです。でも、個人塾だろうと大手塾だろうと「学習塾」である限り、我々には手に負えない層ってのはあると思います。お客様にとっても、自分自身にとっても、「寄り添って」なんて理想論では片づけられない厳しい現実があるような気がします。

「学習塾」の看板を掲げている限り、お客様は「成績」を求めて来ますよ?でも、その生徒に必要なのは、まず「学習塾」じゃないかもしれない。「成績」を上げる前に改善しなきゃならない問題がたくさんある。それは「学習塾」ではどうしようもできない。そういう可能性があるから、私は偏差値最底辺層とか問題児をターゲットとしてはおススメしないんです。

(と言いつつ、開業初期は偏差値最底辺層も問題児も何とかしなきゃいけないかもしれませんけどね…。私も起業当初は結構な生徒たちと戦いましたし…。でも、長い目で見たらその層からは脱却しないと厳しいと思います。)