塾業界の皆さんにおかれましては、冬期講習の準備が本格化していることと思います。

冬期講習の申込、講習生の集客など忙しい日々が始まった先生方も多いのではないでしょうか。

まさに師走。

もちろん私もその一人ではありますが、神経をすり減らしてモッサモサのなんか澱んだエネルギー漂うオッサン講師にならないように休みはきちっと取っています。

ダメなヒトダメなヒト

今回は久しぶりに塾を開業する場所についての記事。

注目したのは「道」。通称「塾ロード」。(ま、通称と言っても私が呼んでるだけですけど…。)

まずは「塾ロード」の説明から始めてまいります!

学習塾が軒を連ねる「塾ロード」を探せ!

まず「塾ロード」についてMr.M的規定があります。

1.5㎞以内の範囲に学習塾が10軒程度立地している一本の道。

ダメなヒトダメなヒト

今、その規定作ったでしょ?

おそらく、人口10万以上の市であれば一本はあるはず。

「塾ロード」の多くが駅から伸びる道になるはずです。

なので、探し方はグーグルマップで開業予定地域の最寄駅をまず検索。

その画面で「学習塾」と検索。

そうすると学習塾が密集する道が見つかるはず

例えば埼玉県入間市の入間駅で検索するとこんな感じ。

入間駅から学習塾を表す「文」の字が並んでる道がありますね。

この縮尺だと10軒並んでませんけど、拡大すると10軒程度はあります。

「塾ロード」は激戦区。零細個人塾は端で戦え!

「塾ロード」を探したら、真っただ中で開業?

いやいやいや、それはダメ。

知名度ゼロの個人塾が「塾ロード」の真っただ中で勝ち抜くには相当のセンスと金が必要。

駅前の激戦区で開業するのは、割りばしで熊と戦うようなもの。

「塾ロード」の真っただ中は避けましょう。

が、「塾ロード」はできるだけ利用したい。お客様がたくさんいるのは間違いない訳ですから。

ちょっと私の塾の立地を簡略化した図を用意したので見てください。

塾ロードの端

ま、先ほどの「塾ロード」の規定はただ単に私の塾を想定しただけなんですが…。

私の塾は「塾ロード」の真っただ中ではありませんが、「塾ロード」にはギリギリかかってる場所。

「塾ロード」の一番端に立地しています。

大体駅から1.5㎞くらいは離れていますので、家賃も安い。

で、「塾ロード」って当然人通り、車通りが多いところにありますので、駅から1.5㎞離れていても結構にぎやかだったりします。

私の塾の前なんかでも、夕方はちょっとした渋滞ができることもありますからね。

「塾ロード」の端で戦うメリット

①家賃が安い

先ほども言いましたけど、家賃が安いですよね。

不動産賃貸の「エイブル」HPより、駅からの距離と家賃についてのデータが出ています。

駅徒歩 およその距離(m) 家賃相場(万円)
5分 321~400 10.3
7分 481~560 7.85
10分 721~800 7.8
15分 1121~1200 7.8

(池袋駅 1K 2018年4月CINTAIネット調べ)
ま、池袋駅なのでわれらが埼玉県と比べると破格の値段が出ていますが…。

これを見ると駅徒歩5分とかの勝負って相当厳しいですよ。私の塾のように「塾ロード」の端、駅から1.5㎞程度離れたところと比べて1kで、2.5万円の差が出ちゃうんですから…。

②競合が少ない

「塾ロード」のメイン激戦区は駅周辺です。

私の地域では駅徒歩5分圏内(500m)に10軒程度集まってます。この範囲は大手塾ばっかり。

で、駅徒歩7分から10分(500m~1000m)に5件程度。個別指導塾の大手もありますけど、中堅塾が多いですね。

「塾ロード」の端の地域。駅徒歩15分以上、つまり駅から1000m以上離れると「塾ロード」であっても私の塾と数軒の目立たない個人塾だけです。

ライバルが少ない、そして弱い可能性が高いので勝ち残れる希望も十分あるかと。

③辺境地への広告宣伝力

辺境地って言葉は大変失礼なんですけど、他にいい言葉も見つからないので…。

もちろん、人口が多いのは「塾ロード」の真っただ中、駅近の地域になる訳です。

私の塾でいえば、私の塾と駅との間の一帯。

でも、私の塾の後ろ側、駅と反対方向の辺境地にも小中学生は住んでいます。

で、この辺境地の小中学生はどこの塾に行ってるか?

多くの辺境地の小中学生が「塾ロード」を通って駅前まで行ってたりする訳です。

ということはですよ。いくら端っこだと言っても「塾ロード」に立地している限り、自分の塾の前を小中学生が通る可能性がある。ここがすごく重要。

小中学生の通り道

塾への行き帰り、自分の塾の看板を他塾の生徒たちが目に入れる。

最初は全然認識しないかもしれませんけど、どんどん意識の中には刷り込まれていく。

で、今行ってる駅前の塾で成績が伸びなかったとか、やっぱり遠すぎるとか…。転塾を考えるマイナス要因が出てくることってありますよね。

そのときこそ、「塾ロード」の端にある自分の塾の出番な訳です。

「あ、そういえば通り道にMr.M塾ってのがあったなぁ~。」みたいに。

週に何回か自分の塾の前を通ってもらえるってのはムチャクチャ有利なことですよ。想像以上に宣伝力があると私は思います。

自分で考えても通勤途中にある店って、やっぱり印象に残ってますからね。

すっごい怪しい陶器店とか。看板も表札レベルで目立たないし、電気ついてないし、寂れてるし…。そんなんでも、毎日通ってればやっぱり認識するんですよね。(300歳くらいの魔女が出てきそうなんでさすがに入れないですけど…。)

こんな陶器店ですら認知されるわけですから、看板を目立つものにしたり、のぼり立てたり、自分の塾の前を通る小中学生を意識して外回りに気を付ければ認知度も上がるでしょう。

Mr.M塾の辺境地割合は?

辺境地割合

上の図は私の塾の「塾ロード激戦区からの通塾生」「辺境地域からの通塾生」の割合です。

大体3:7の割合になっています。(正確には32%:68%)

まさに大激戦区を避けて競合が少ない地域に出店したメリットが出ている結果となっています。(最初からこれを考えて開業したわけじゃありませんけど…。単純に金がなかった部分が大きいんですけどね。)

ただ、意外に大激戦区からの生徒も多いなぁと。

もちろん、大激戦区は人口が多いですのでパイが大きいのは確かですけど、周りに塾はたくさんありますからね。これだけの割合の生徒が私の塾に来てくれてるっていうのはありがたいです。

大激戦区からの生徒は「初めての塾選び」というよりは、「今行ってる塾で成績が上がらないから」パターンが多い。

しっかり成績を上げる指導に徹すれば、大激戦区のパイも分捕れるってことかもしません。

埼玉県にある「塾ロード」の端

では、グーグルマップで見つけた「塾ロード」の例をいくつか挙げてみます。

①入間市扇町屋(南)信号付近

記事の最初の方で紹介した「塾ロードの端」にあたる場所です。

入間市駅から約2㎞離れた場所です。

肝心の「塾ロード」は国道16号の右隣の道になります。

この交差点付近で開業できれば、現時点で「塾ロード」の最も端にある塾から200m~300m程度離れた、さらに端での経営になります。

ただ一つ、気になることが…。

現時点で「塾ロード」の最も端にある個人塾が結構強敵そうなんです…。

②草加市稲荷3丁目信号付近

県道327号が「塾ロード」になります。

327号を西に進み綾瀬川を渡ると草加駅にあたり、学習塾が乱立しています。(327号に沿って軒を連ねている形ではないですが…。)

駅前の学習塾大激戦区に向かう道として327号が大動脈になっていると勝手に予想します。(申し訳ございません、私は埼玉県東部に関しては全く土地勘がないのです…。)

稲荷3丁目の信号付近は駅から1.8㎞程度離れた場所にはなりますが、駅前の塾に向かう中学生はそこそこいるのではないでしょうか?

県道327号は綾瀬川を東にこえると途端に学習塾がなくなり、稲荷3丁目信号よりもさらに東に1軒個別指導塾がヒットします。この塾が「塾ロードの端」にあたりますが、ここは端を譲りましょう。これより東に行くと駅から2.5㎞とか離れすぎてしまい、ロードの端であるメリットが薄れる危険性がありますから。

そんなに大きな塾ではなさそうなので、ここは遮二無二端っこを争わなくてもいいでしょう。

③春日部市東福寺南の信号付近

はっきり「塾ロード」というのを決めづらい形で学習塾が乱立しています。

私だったら春日部駅から北にのびる県道2号を注目。(駅と地図の北の方にある「旧倉松公園」付近まで伸びる道。)

で、どこを「塾ロードの端」と位置付けるか。

分かりづらいので拡大図を。

地図中に「東福寺」とあります。その南に少し行ったところに信号がありますね。

私ならその信号付近を「塾ロードの端」として狙います。

春日部駅のこの地域はグーグルマップで学習塾検索かけると結構面白くて、大落古利根川(おおおとしふるとねがわ)を北にこえると学習塾がぱったりなくなります。

そこで私が予測するのは、この川より北(辺境地域)に住んでいる中学生が駅前の学習塾に向かって川をこえて来るだろうと。

川をこえる際のメインとなる橋は二つ。県道2号の古利根公園橋とその左隣の県道319号の橋(新町橋って言うんですかね?相変わらず土地勘ゼロなんで分かりません…。)。

最初は橋のたもとの北側付近を狙おうと思ったんですけど、橋ってメチャクチャ混むじゃないですか。とくに帰宅ラッシュ時なんか…。あんまり橋のふもと付近だと車の送迎を考えるとよくないかなと…。

そこで、先ほど言った「東福寺の南の信号」が出てくるわけです。この信号の交差点は川をこえるメインの2つの橋につながります。つまり北側のエリア(辺境エリア?)から駅に向かって塾に向かう中学生が通る確率が高いと予想。

辺境地への宣伝広告を考えるならこの付近で目立つ看板を掲げるのは面白いかと。

ただし、一つ懸念が…。

川があるためマップ上では駅から遠く感じたのですが、駅からわずか600m地点なんですね。物件があったとしても家賃が高いかもしれませんね…。

ま、②③の地域についてはホント土地勘ゼロで、グーグルマップで検索かけて自分の予想で提案しているだけなので、「こういう開業地域の選定もありかな。」程度に捉えていただけると…。

「塾ロード」の端で開業する場合は、とにかく成績を上げる塾としてじっと耐える。自分の塾の前をいつも通り過ぎている他塾の生徒たちが自分の塾を必要とするまでじっと耐える。まさにランニングコストを抑えて3年間は認知度が広まるまで待て!というMr.M的経営になるかと。

他にも開業地域選定のアイディアを書いた記事がいくつかありますので、興味がある方はぜひ読んでください!


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