肌寒い季節の到来。

人を雇っている経営者の方々。

この時期、スタッフの顔を見ては思い出すのではないですか?

そう、年末調整ですッ!

そろそろ、準備が必要ですよね?

なかなか書類を出さないアイツ。心の中で、アナタは叫ぶ。

「テメェ~いつになったら、言われたもん出すんだよッ!毎時間トイレに行って、出さなくてもいいもん、大量に出してんじゃねぇぞ、コラァ!」

口に出した瞬間、パワハラですね…。でも、まあ気持ちは分かります。

ただでさえ忙しい年末になかなか書類を出さないスタッフ。

マリオブラ〇ーズ3に出てくる四角い岩の塊みたいな奴に踏んでもらいたくなりますよね?

どっすん

前置きはこのくらいにして。

今回はまだ人を雇っていない塾の先生。または、人を雇っているけど毎回期限ギリギリで変な汁が全身から溢れながら、届出や手続きを何とか乗り越えている塾の先生。または、独立を考えていて、ゆくゆく人を雇いたいけど手続きとかってどんな感じなのか知りたいあなた。

そんな人たちに向けての記事になります。

一人塾長でも確定申告、所得税、住民税、個人事業税、国民健康保険税などなど、サラリーマン時代と比べると手続き・届出オンパレードなんですけど、人を雇うとまた別の次元の仕打ちが待っています!

Let’s 手続き!Let’s 届け出!

人を雇ったらこんな書類と戦います!

以下に紹介する届は人を雇うときに提出するものではございません。(雇うときの手続き・書類なんかは他の詳しい方のホームページでどうぞ。)

人を雇った後に毎年格闘することになる書類たちです。

本当はもっとありますけど、代表的なものでこんな感じの届出(報告書)などがあります。

労働保険概算・確定保険料申告書
『労働保険概算・確定保険料申告書』 こいつは結構厄介なんですよね。初めてのときは3日がかりくらいで作った記憶があります…。 この手続きは、これらに加えて納付書も作成する必要があります。

健康保険・厚生年金保険被保険者報酬月額算定基礎届

『健康保険・厚生年金保険被保険者報酬月額算定基礎届』 健康保険とか厚生年金の適用事業所になれば必要です。(正社員雇用を考えるなら、社会保険は必須だと…。) 書類の作成自体は大したことありません。が、ご覧の通り、4月~6月の3か月の平均で社会保険料は決まりますので、この3か月に給料を増やすと大変なことに…。私は一回泣きを見ています。

源泉所得税(半期分)納付書

『源泉所得税(半期分)納付書』 納期の特例を受けていないと何と毎月納めないといけないという…。絶対に人を雇ったら、納付の特例の手続きはしておきましょう。年に2回の納付でも面倒くさいのに年12回とか、ホント銀行行くのが趣味でない限り地獄ですよ…。

健康保険・厚生年金保険被保険者賞与支払届総括表
『被保険者賞与支払届(総括表)』 社会保険に入っている従業員に賞与を支払った場合に提出しなければいけません。書類自体の難易度は低いですね。

源泉徴収票

『源泉徴収票』 アルバイトであってもこれは作らないといけません。雇った人数分、本人に渡す用だけじゃなくて、市町村に提出する分も必要です。賃金台帳表を毎月しっかり記録してないと年末に時間がとられて悲しくなります。

 法定調書の合計表

『法定調書の合計表』 これは結構難易度高いです。人を雇って初年度は、こいつのおかげでずいぶんと私の人生が削られましたね。

給与支払報告書(総括表)
『給与支払報告書(総括表)』 年末になるといつの間にか市役所から送られてきます。作成難易度は低い書類ですね。

で、これらの届け出を完成させるために、説明書を読んだり、ネットを調べたり、われわれは苦しむ訳ですよね…。

何にも分からない初年度とかホントに泣きたくなります。(ただ、このような書類を作成するというのは大概の人が非常につまらない作業なので、一度やっても次の年には9割方作り方を忘れています。そして、また今年も説明書を読むという…。)

これから起業を考えている人、これから人を雇うことを考えている人。どうです?これらの書類を見てワクワクしますか?ワクワクするんだとしたら、少しおかしい可能性がありますので病院に行った方がいいかもしれません。

それは冗談として、普通に嫌ですよね。こんな訳の分からない書類たちと戦うのは…。

(※使わないとは思いますけど、ここにアップした書類を印刷して提出しないでください。正式なものを使ってくださいね。)

年間の給与関係書類の数と処理にかかる時間の目安(個人事業主の場合)

私の分かる範囲でまとめました。処理にかかる時間の目安は私基準で適当に決めました。(なので責任は持ちません。)業種によっては他にも書類が増えると思いますけど、個人事業主の塾経営者だとこんな感じだと思います。(あくまで給与関係の書類・手続きですからね。自分自身の確定申告とかは別に書類・手続きがありますから。)

手続き月 申告書・届など 目安時間
6月 労働保険概算・確定保険料申告書 3時間
7月 健康保険・厚生年金保険被保険者報酬月額算定基礎届 1時間
7月 源泉所得税納付書(1月~6月) 1人あたり1時間
7月 健康保険・厚生年金保険被保険者賞与支払い届(7月・8月) 1時間
12月 年末調整手続き 1人あたり1時間
1月 源泉所得税納付書(7月~12月) 1人あたり1時間
1月 源泉徴収票 1人あたり1時間
1月 給与支払報告書 2時間
1月 給与所得の源泉徴収票などの法定調書および法定調書の合計表 3時間

従業員を社会保険に入れていれば、大体このくらいは書類・手続きがあります。まあ、社会保険関係の書類は難易度低いものが多いんで、それほど手間にはならないんですが…。

おそらく、年間でトータルすると正社員1人雇っただけで14時間程度は書類作成に費やす時間が増えるんじゃないですかね?(初年度の全く慣れてない場合だと、普通に24時間以上かかると思います。)

私自身の時給設定(1時間2500円)だと、2500円×14時間=35,000円35,000円分の人件費が、給与関係の書類作成と手続きにかかっている計算です。(仮に初年度で24時間かかったとしたら、2500円=24時間=60,000円です!)

なかなか経営者の人件費負担って考えない人多いですけど、経営者自身が書類作成している場合は、結構な人件費がかかっているってことなんですよね。しかも、こういう書類作成的な時間って利益を生み出す時間ではない訳で…。

できるだけこういう時間は減らしたいのが、全世界の経営者の願いのはずです!

とくに個人塾経営者であればこう思うはず。

Mr.MMr.M

俺は書類作成のために会社を辞めたんじゃない!生徒の成績を上げるために独立したんだぁぁぁ!

って。

さて、アナタだったらこういう利益を生み出さないけど、やらないとお上から怒られる作業を短縮するために何をしますか?

書類間に合いそうにありません

時間を短縮するために取るべき方策

私がとった方策はすべて人任せです。法人になったのを機に会計事務所にこういう手続きは経理とともに丸投げです。

精神的にも時間的にも一気に楽になりましたけど、年間30万円くらいは払います。(それでも、決算まで含めてこの値段はかなり安い方だと思います。)

でも、さすがに売上1000万に届いてなかったりすると、こういう労務とか経理に30万円を使うのは痛いですよね?当時の私も、「クソめんどくせぇ~!」って夜の教室で一人叫びながらも、それだけの金額は払えなかったので何とか自分で調べて処理してました。(で、毎年20時間以上の時間を使っていたわけですね…。2500円×20時間=50,000円分以上のロスです…。)

法人化して人任せにできるようになり今更ですが、「青色申告個人事業主+従業員雇用」パターンの当時の私におすすめしたい時間短縮の方策を見つけてしまいました…。

これ、調べれば調べるほど「うわっ、あのときの俺、すげぇバカだったな…。」と。「どんだけ時間を無駄にしたんだろ…。」と。

青色申告事業主+従業員雇用パターンの個人塾経営者の皆さん。

クラウド会計使いましょう。

当時の私のように自分で一からやるのは、今の時代、相当の時間の無駄です。

freeeというクラウド会計ソフト使いましょう。

今回、皆さんにおすすめするにあたってこのfreeeという会計ソフトを調べたんですけど、正直今から独立するって話だったら、青色申告も以前におすすめしていた弥生の青色申告よりも、freeeを推すかもしれません。

理由はカンタンです。freeeの方が、給与関係、勤怠関係に強いから。freeeの方が会計と給与・勤怠との連動が強いんです。これ、開業当初から人を雇うくらいまで拡大することを想定しているなら、結構大事です。

私なりにfreeeと弥生を比較してみたのでご覧ください。

freeeと弥生、どっちがいい?

①青色申告の比較

freeeスタータープラン 弥生青色申告オンライン
料金 10,584円/年 8640円/年
基本的な機能 基本的な記帳、確定申告の書類出力、請求書 / 見積書 / 納品書作成、決算書作成 基本的な記帳、確定申告の書類出力、決算書作成
消費税対応 消費税申告× 消費税〇
業務改善のレポート レポートなし レポートあり
サポート チャット + メール サポートなし
特典 30日間無料 1年間無料
その他 消費税申告+レポートありだと21,384円 ※電話サポートありだと12960円

青色申告に関しては「弥生」に分がありそうですよね。正直、freeeについている請求書、見積書、納品書の作成ってのは個人塾ではなかなか使わないかもしれません。(月謝の請求書くらいですかね。)

で、サポートなんですけど、おそらく個人塾の会計業務くらいだったら、freeeでも弥生でもソフトが優秀だと思いますので、サポートに連絡することはほとんどないような気がします。(実際、私は弥生をずっと使っててサポートに連絡したことは一度もありませんでした。)

そして、弥生は何といっても、特典で1年間無料ってのは大きい!太っ腹!

そして消費税申告ですよね。消費税申告の書類は1から自分でっていうのはかなりハイレベルだと思います。ドラ〇エ2のロン〇ルキアへの洞窟って知ってますか?あのレベルです。「弥生」には攻略本レベルで役に立つ消費税申告の機能がついているのも大きい!

あとは業務改善のレポートですが、これはどうでしょうか…。あんまり見ないような気もしますが。売上1000万未満の個人塾くらいなら、経営者が金の出入りとか、手に取るように分かると思いますので…。

ということで、あくまで青色申告+一人塾長で生涯過ごすぜッ!ってことであれば「弥生の青色申告がいい!」という結論ですね。

ただし、私のように人を雇って「年間休日110日」を重視するなら、結論は変わるんです!それが次の比較になります…。

②人事労務(給与・勤怠関係)の比較

freeeライトプラン 弥生の給与計算 弥生給与
料金 25,660円/年(3人まで、4人目以降は1人追加で、月+300円) 19224円/年 38,988円/年
給与明細
勤怠管理 ×
年末調整
源泉徴収票
給与支払報告書
法定調書合計表 ×
社会保険料の自動計算
保険料率に自動対応
雇用保険の計算 ×
労働保険の申告書 ×
サポート × ×
勤怠データ連動 ×
タイムレコーダー × ×
30日間無料 初年度無料 初年度無料
サポートあり24840円/年 サポートあり48,816円

ここで差がつくんです。freee弥生で。

私の規模位の「塾長+正社員1~3名+アルバイト5名くらい」で、売上が1000万円~2000万円くらい。さらに個人事業主であった場合は、freeeに軍配が上がりそうです。(法人になってしまうと、もう面倒くさくて会計事務所丸投げ戦法を使う人が増えると思いますので、あくまで個人事業主という設定で。)

なぜなら、最初にお伝えした超めんどくさい書類の数々をfreeeのライトプランがほぼやっつけてくれるからです。「弥生の給与計算」だと、すべてはやっつけくれません。中途半端に敵が残ります。弥生ですべての書類をやっつけるには、その上のバージョンである「弥生給与」を導入することになるでしょう。

しかし、「弥生給与」は「freeeのライトプラン」よりも13,000円程度高い。さらにサポートありのプランだと23,000円程度高くなる…。正直、塾長一人の青色申告レベルであればサポートは全然必要ないと思うんですが、従業員雇っての手続きとなるとサポートが少しは欲しくなる時が来るでしょう。そう考えるとサポートがついているfreeeは魅力的です。

さらにfreeeのライトプランはタイムレコーダー機能がないとはいえ、勤怠データ連動で給与を計算してくれます。「弥生の給与計算」はここがないのも痛いですね。毎月の給与計算の手間と時間が全然変わるでしょうから。

労務関係での時間短縮を考えるのであれば、機能+金額的にfreeeに軍配が上がるでしょう。たしかに「弥生給与」にもなれば、かなりの機能を実装していますが金額が高いです。しかも、弥生給与は推奨従業員数100名程度のソフトなので、われわれはお呼びじゃない…。(だから、「弥生の青色申告+弥生給与」の組み合わせは、「東京〇流通センターの靴+アル〇ーニの服」みたいなもんなんです。)

まとめ

「塾長+正社員1~3名+アルバイト5名くらい」の規模であれば、freeeがおすすめです。

freeeスタータープラン10,584円(青色申告)+freeeライトプラン25,660円(人事労務)=36,244円で、毎年悩まされる書類地獄からかなりの部分解放されると思えば安いもんです。

だって、人事労務の書類手続きを1から自分一人でやったら14時間程度は年間費やすわけですよ?いや、私の感覚的には年間14時間で終われば早い方だと思います。よほど要領がいい人とか、基礎知識がある人じゃないとその時間では終わらない…。

さっきも言いましたけど、仮に14時間で終わらせられたとしても、自分の人件費が時給2500円だとすれば、2500×14=35000円な訳です。

freeeスタータープランfreeeライトプランを契約するのとほぼ変わらないですよね?

しかも、短縮した時間で休みを1日増やせるかもしれないし、利益に結び付く他の仕事ができるかもしれないし。

法人になるまでは会計事務所と顧問契約するほどのことではないと思いますけど、ホントに何も使わずに勝負するってのは、素手でクマと戦うようなもんだと思います。

freeeばっかりおススメしてますけど、一生一人塾長で一生青色申告の意志が固いのであれば、弥生の青色申告が安いので、そっちがいいと思います。

でも、私のように年収500万円+年間休日110日(←人を雇うこと前提です!)を目指すのであれば、最初からfreeeを使うのがいいと思います。最初はちょっと安いから弥生の青色申告で、人を雇ってからfreeeに移行ってパターンもアリだと思いますけど、移行するときに面倒くさいですよ?データの移動とか必要ですから。

だったら、年間2000円程度の差はのんで、他人を雇った場合のときに備えて最初からfreeeを使って慣れておいた方がいいような気がします。

ま、今回はfreeeについてずいぶん調べちゃいましたけど、個人事業主時代の自分を後悔してますね…。もっと時間短縮できただろうに…。

Mr.MMr.M

まあ、今となっちゃ会計も人事労務も丸投げなんでいいんですけど…。

気になった人はぜひfreeeのホームページを見てください。個人事業の開業手続きのサービスとか、就業規則のサービスとか、はたまた法人成のサービスとか、かなり役に立ちそうなものがたくさんありますよ。

今回の記事はfreeeの回し者みたいなスタンスになってしまいましたね…。(まあそれだけ過去の自分の時間浪費に後悔してるってことで…。)興味がある人は無料でお試しが1カ月あるので、使ってみてください。


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