(2019年3月26日に加筆修正をいたしました。)

10年ちょっとの個人事業主時代には税務調査は一度も来なかった。

確定申告まではまだ日がありますが、(と余裕をぶっこいていると、いつの間にか受験が終わり気が付くと魔の3月15日が迫っているんですけど…)今回は税務調査について少しお話したいと思います。

皆さん、税務調査ってきたことがありますか?

私自身は、開業から10年ちょっと経ちますが、一度も税務調査が来たことがありません。今は法人になっていますので、今後はどうなるか分かりませんが、10年ちょっとの個人事業主時代には税務調査はありませんでした。

ちなみに税務調査については、ノストラダムスの大予言級に恐れている私は、知り合いの個人塾の先生はもちろん、行きつけの美容師さん、バーのマスターなどにも聞いてるんですけど、これが不思議、全員が税務調査にあったことがないんですね。

私が恐れて、数限りなくネットで検索している「税務調査」という存在は、ここまでくるともはや伝説上の生き物のようにすら感じられていたのですが…

知り合いの方で1名、税務調査に入られ、コークスクリューブローを喰らってしまったという事実を最近聞いてしまいました!

皆さん、「税務調査」は伝説上の生き物ではありません!実在していたのです!

ということで、私がネットで調べたり他人から聞いた話で、こんな人が税務調査で狙われる、こんな人に税務調査が来るんではないか、というのをまとめました。

こんな人が税務調査に狙われるという噂

売上1000万円未満を何年も続ける

これはネットでもいたるところに書かれていますね。つまり、消費税課税業者にならないために売り上げ1000万を超えない申告をするってやつです。

売上800万円~900万円とか。

現金主義の飲食店とかは売上をごまかすってやりやすそうですね。学習塾も銀行振り込みとか口座引き落とししなければ、売り上げをちょろまかすのは可能ですよね。

そうです、昔懐かしの月謝袋です!

でもね、怖い話を聞いたことがあるんですけど、税務署ってのはすさまじい情報力と調査力を持っているらしいんですね。

例えば、飲食店なんか怪しいと思ったら、昼を食べに行くふりしてチェックするとか…。レジを通してなければ要チェック!みたいな…、そういう記事をネットで見たことがあります。

学習塾もパンフレットもらうふりして、月謝の納入方法とか調査されてたりして…。怖ッ…。(ちなみに私は月謝の納入は100%銀行振り込みでお願いしてるんで、売り上げはモロばれです。)

飲み屋とかで「売上は1000万円行かないように裏技使ってるからねぇ~、俺は♪」とか大声で言っちゃってる塾の先生、危険すぎますよ。近くで税務署員が聞き耳を立てているかも…。

というか、売り上げのちょろまかしは相当危険らしいですので、辞めましょう!

売上に対して所得が低すぎる

経費にバンバンのせちゃってる人ですよね。

自分の個人的な旅行代金を「研修費」に載せちゃってる個人塾長は、私の知り合いには結構います。

また、パンツまで仕事着として経費に入れちゃってる人もいます。

「これって経費に入りますか?」って質問、ネット上にたくさんあるじゃないですか。でも、正直「経費に入るか入らないか」じゃなくて、「入れるか入れないか」なんですよね。だって税務調査さえ入らなければ、「何でも経費に入れて大丈夫」な訳ですから。(調査さえ入らなければ、まさか今履いているパンツが経費であることなどバレない訳です。そして、そのパンツの柄が可愛いクマちゃんであることもバレない訳です。)

経費計上ガンガンやって、所得をガンガン減らしていけば、納める税金は少なくなります。

なぜか、わりといい車乗りながら「住民税も払ってない。」という先生も知ってますし…。で、普通に旅行も行くという…。(おかしいでしょ?だって住民税払わないレベルって年収100万申告とかですよね?生活できないじゃないですか、普通…。)

おそらく車も経費、旅費も経費、食事も経費、私服も経費、下着も経費…。もう、空気以外は全部経費でしょうね。

私は勇気ないんで、仕事以外のものは経費計上しませんけど(というかそれが当たり前なんですけど…)、これだけ経費計上するのも逆に精神衛生上良くないと思うんですよね…。

だって、仮に税務調査来たら爆死じゃないですか。絶対に色々つつかれますよね?税務調査が来ない方に1000万賭けるみたいな博打をしてるのと変わらないと思うんですよね…。しかも、売上大きくなればなるほど、負ける可能性が高くなるという恐怖の博打ですよ…。(売上大きくなれば、税務署にそれだけ目を付けられますから。)

私は余計な不安を持ちたくないんで、カッコつけるようですけど普通に経費になるものしか計上しなかったですね。

申告期限を守らない人

これはたまに行くバーのマスターの話なんですけど、申告の期限を3年連続守らないと税務署からマークをされるという都市伝説。「ま、都市伝説的だけどね♪」ってマスターも話してましたけど。

でも、やっぱり期限を守らないってことはいい加減って訳ですから、申告漏れとか疑われてもしょうがないですよね?

ちなみに私は所得税の源泉徴収の前半期分をしょっちゅう忘れます。まあ、人を雇ってない人には関係ないんですけど、これについては税務署から「今月払ってくださいね~」的な通知とか納付書が届かないんですよね。(私が見落としてるだけか…?)

私の知る限り、年末調整時に何枚か納付書が同封してあって、それを半年後の6月に使用するって理解なんですが…。これ、半年後、完璧に忘れてるんですよ。

夏期講習が終わって「あぁ、これでちょっとゆっくりできる…」って9月始めくらいに思いますよね。その油断しているところに「アナタ、ナニカワスレテマセンカ?」的な通知が税務署から届いてビビる訳です。まだ、残暑の厳しい教室の中、脇汗ダラダラで半年前の納付書を探すわけです。

とりあえず、いつも遅れちゃってるんですけど、源泉徴収の半期分納付に関しては遅れても税務調査を刺激することはないんですかね?まあ、遅れない方がいいですけどね、延滞税取られる可能性もありますんで。(延滞税も取られたことないんですよね、私が思っているより税務署は優しいのかもしれない…。)

狙われやすい業種は?

狙われやすい業種はハッキリあると思うんです。国税庁の資料を見てみましょう。

『事業所得を有する個人の1件当たりの申告漏れ所得金額が高額な上位10業種』

 

順位 業種目 1件当たりの申告漏れ所得金額(万円) 1件当たりの追徴税額(含加算税)(万円) 直近の年分に係る申告漏れ割合
1 風俗業 2,083 519 81
2 キャバレー 1,667 318 93.9
3 プログラマー 1,178 175 54
4 畜産農業(肉用牛) 1,150 179 43.2
5 防水工事 1,109 191 45.6
6 ダンプ運送 1,097 132 63.8
7 型枠工事 1,015 160 48.9
8 特定貨物自動車運送 1,007 129 56.5
9 解体工事 998 144 54.9
10 とび工事 972 145 51.9

娯楽関係、工事関係が多いです。とくに上位二つの業種は申告漏れ割合が異様に高い…。そりゃ、狙われますよね…。

まあ学習塾は以前調べたところによると、1教室あたりの売上金額が少ないんで狙われやすい業種ではないでしょうね。税務署としてもとれるところから優先的に取りたいでしょうし…。

まとめ

おそらくの話。私個人的な推測の話。

まともに申告していれば個人塾に税務調査がやってくる確率は著しく低い!

①月謝も口座引き落としとか、銀行振り込みにして売上が記録に残るようにする。

②経費も仕事で使う分だけをしっかり計上する。

③で、弥生の青色申告とか会計ソフトを使って申告する。(学習塾経営の個人事業主で税理士とか会計事務所と顧問契約結ぶ必要は全くなし!)

①~③を普通にやってれば、税務調査は伝説上の生き物みたいに感じるんじゃないでしょうか?

もちろん、売り上げが3000万円超とか、開業して30年とかになったら、申告をしっかりやっていても調査入るかもしれませんけど…。(まあ、きっちりやってるんだったら入られても全然OKな訳ですし。)

友達の税理士に言われましたけど、「成功したいなら申告はまじめにやった方がいい。」とのこと。彼曰く、何でもかんでも経費計上とか、売り上げのちょろまかしばっかり考えている社長は、本業に力を発揮しないとのこと。

まあ、多くの会社を見てきている税理士先生が言ってるんだから、そうなんでしょうね。

20年戦士からのメッセージ。20年目にして税務調査がやってくる!

2019年3月26日、加筆部分

ブログ読者のまんなかのKさんから、貴重な情報をいただきました。

「個人事業主に税務調査が来るかどうか?」の記事を読んで思わず反応したくなりましてメールしました。
講師を全く雇わず一人で個人塾を営んで20年ほどですが、昨年初めて税務調査が来ました。
開業以来、売上げが伸びようが落ちようが一度も来なかったので、税務署から連絡が来たときは驚きましたよ。
ブログでご指摘のように、1000万円を切る程度の売上が数年続いていたからかなと思います(そうなるように調整したわけでは無いのですが)。
あちらの関心の大半は「売上げがきちんと計上されているか」にあったようですが、こちらには隠し売上げは一切無いので(当たり前なんですが)、あちらにとってはこの時点で「空振り」だったかもしれません。
1日の調査の最後、3年分の経理関係の書類、入退塾に関する書類、塾生の名簿などごっそり持っていかれました。
10日ほどして何にも無し(「特に問題は無いのでこのまま続けてください」と言われました)ということで書類がすべて返ってきて一件落着。
その後さらに1か月以上経ってから「更正決定等をすべきと認められない」という回りくどい表現の紙一枚が送られてきて、正式に終わりました。
開業以来、税理士に頼んだこともなかったので、最初に税務署から連絡が来たときには「税務調査が入った」という経験談はどこかにないものかと藁をもつかむ思いで一生懸命探したのですが、個人塾の税務調査の話題はネット上にはなかなかないものですね。
簡単ですが、何かの参考になればと思い、メールいたしました。
現場からは以上です。

(「まんなかのKさんからのメール」原文まま)

貴重な情報をありがとうございました!私のように税務調査におびえる個人塾経営者の方々には有難い情報ですよね~。

もはや伝説の生き物かと思っていた個人事業主の税務調査ですが、実在したとの目撃情報!

います、確かにいます!税務調査ッ!

皆さん、油断なきよう…。


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