独立

「独立したいんだけど、成功できるかなぁ~?」不安を抱えている方へ。

Mr.MMr.M

というかほぼ100%の人が独立に対して何らかの不安はあると思いますが…

今回は「こういう人なら個人塾を起業しても生き残れる」のではないか、という私の考えを書きたいと思います。

ただ断っておきますが、私が考える「成功」の定義は大変小さいものですので、「成功」を億万長者とか、年収2000万超とかって考えている人には参考にならないですよ。そういうデカい「成功」を夢見る人は、こんなブログではなくアラブの石油王とかIT長者の人のブログを見てください。

ダメなヒトダメなヒト

おいら、アラブ語読めないぞッ

あくまでも個人塾経営で普通の生活ができるって範囲内の話です。まあその普通の生活というのはどんな程度かは私の自己紹介を見てください。

大手塾勤務で独立を迷っている人は、結構上手く行く要素があるような気がするんですけどね。

①指導スキルがある

当たり前ですけどこれがあるかないかでは全然違いますよね。教え方上手ければ生徒の成績だって上がりやすいですし、評判も広まりやすいですから。

まあ大手塾勤務を3年も続けていれば、指導スキルはある程度ついていると思います。

仮になくても、独立後に勉強を重ねてつけていけばいいんですけど、やっぱり一人になると模擬授業とか、授業見学とか、あと他人に授業をみてもらうってことができなくなるじゃないですか。

そういう意味では、大手塾勤務経験者は強いですよね。自分より全然指導スキルの高い人の授業を生で見れたり、話を聞けたりできるんで。

で、ここからは以前書いた記事と内容が重なるんですけど、指導スキルないとラクしようとして、パソコン学習的な配信サービスを利用したり、フランチャイズ加盟考えたりしちゃう人出るんですよ。で、こういうのに手を出すと、結局差別化できないんで(要は金さえ払えば誰でも手にできる商品)生き残りが難しくなるんですよね、きっと。

指導スキルは長年の経験とか努力に基づくものなんで、簡単に手に入れることができない。つまり、独自の商品になるんです。そういう独自の商品こそ、零細個人塾が客を集める最強の武器になるんです。

で、その指導スキルに自信があるなら、一番コストがかからなくて、一番生徒の成績を上げやすい(とMr.Mは思っている)集団指導塾を選択できますよね。

②成績を上げることに徹底する覚悟がある

ここの覚悟がないために結構苦しんでいる個人塾が多いように思います。

ちょっとたとえ話をします。あなたがラーメン屋に行く目的って何ですか?

ダメなヒトダメなヒト

ラーメン食うことだろうがッ!馬鹿にすんなよ、オジサンを!

ですよね。だからラーメン屋に期待することって「上手いラーメン出してもらうこと」なんですよね。

上手いラーメンを適正な価格で、適正なスピードで出してもらえれば文句ない訳です。客は満足する訳です。だから、客が集まる訳です。

じゃあ仮に、「うまいラーメンを出せない店」がありますよ。その店主が、ラーメンで人が呼べないからカレーも作って、パスタも作って、焼き団子も作って、スイーツも作って、最後には民芸品までつくって…。どうですか?客が来ると思います?たぶんね、こんな店最後には月極駐車場になるのが落ちですよ。

学習塾も一緒です。学習塾に来るお客様の多くが「四の五の言わずに成績を上げてほしい」んです。だから成績を上げさえすれば、お客様はいずれ集まる。ただし、それは中途半端な成績UPではダメですけど…。(そこのところは大手塾勤務の人は認識のずれがあるかもしれませんね。私も当初はありました。個人塾だと五科50点UPとかじゃ生徒集まりませんからね。五科150点UPとかは普通に必要です。)

「成績を上げる」って覚悟がない塾は何をすると思います?さっきの駐車場になるラーメン屋と一緒です。パソコン教室とかプログラミング教室とかロボット教室とか併設したり、異様にクラス設定増やしたり(幼児教育、中学受験、高校受験、大学受験を全部やるような何でも屋)、家庭教師まがいの出張授業やったり…。これギャグじゃないんですけど、スイーツ売ってる塾もあるようですからね、実際。

これ、大手塾とか地域no.1の規模を誇る個人塾がやるなら別ですよ。大きい教室構えて、きれいなチラシをうてて、立派なホームページ持ってて、職員が20人規模でいるような塾なら「ああ、やっぱりここは何でもできるんだね。いろいろあるんだぁ。」って説得力ありますよ。

せいぜい10坪~40坪程度の零細個人塾がやっても説得力0です。今のお客様は賢いですから、こんなに手を広げても「ああ、ここ儲かってないんだな…。必死に客集めようとしてるんだな…。」で終わり。「成績上げられないから、こんなことするんだな。」で終わり。

小さい塾はね、まさに「四の五の言わずに成績上げろ」です。私は自分の運命は全てそれにかかっていると思っています。それが前提。で、成績を上げるために商品は絞り、自分の力を徹底的に集中して注ぎ込んでいくこと。成績を上げる覚悟を持って、色気を出していろんなものに飛びつかない。訳の分からない商品に飛びつかない。そこを貫ける人のところには、いずれ生徒たちは集まってくると思います。

③他人任せにしない意識がある

まず、フランチャイズ加盟とか自立型個別指導塾みたいなシステムを考えてしまう人は、それだけで意識的に不利だと思います。

要は「覚悟が足りない」んですよね。で、覚悟が足りない部分は「他人任せ」にしてしまう…。

当たり前のことですけど、「他人任せ」にしちゃうとその部分では経費はかかって行きますし、自由もなくなります。で、商品の独自性も失うという…。

「他人任せ」もいずれ必要になります。例えば生徒が40,50人とかになれば人を雇うことも必要でしょう。法人成すれば経理とか事務手続きは専門家に任せるより仕方ないかもしれません。

でも最初から他人任せ根性があるのは危険ですよ。何か上手く行かなくなったら「〇〇が悪い」とか他人のせいにするじゃないですか。これがマズいんです。

経営者になったら、どんな失敗でも100%自己責任。で、その失敗の原因を分析して次につなげるからこそ塾が大きくなっていく。でもね、他人のせいにしてしまうと失敗の原因は全部他人な訳です。

たとえばフランチャイズ加盟した経営者が上手く行ってないときに「何だよ~、全然この会社役に立たねぇ~よ。他のフランチャイズにすれば良かったぁ~。」こんなこと考えても1ミリも経営は改善されませんよね?たぶん上手く行ってない原因はフランチャイズの施策にあるのではなく、自分自身の経営にあるはずなんですけど…。

こんな感じで「他人任せ」の人は、失敗の原因を「他人のせい」にしてしまう。

何か客を獲得する上手い方法ないかなぁ~?いいセミナーありますよ!よっしゃ、行ってみっか!で、ダメ。「あのセミナー全然意味なかったよ。」

こういう広告方法が今の時代、効果あるんですよ!よっしゃ、いっちょやってみっか!で、まったく反応なし。「ホント騙されたわ~。」

他人任せ根性って永遠にこのループですよ。こんなこと続けて塾が繁盛する訳ないですよね?

私はセミナーってあまり勧めませんけど、セミナー良くもよし、新たな広告方法取るも良し。チャレンジを否定するつもりはありません。でも、その失敗は全部それを選択したあなた自身にあるはずなんです。

なぜそれを選択してしまったのか?なぜそれが効果がなかったのか?それを真摯に考えられない他人任せ根性がある人は、経営にはむいていないと思います。

④目の前のお金に飛びつかない

個人塾っていきなりのビッグヒットはほとんどないと思います。いきなり20人、30人とか生徒が集まるってほぼ奇跡です。(まあフランチャイズ加盟で、初っ端250万円とか注ぎ込めば有り得ない話ではないかもしれませんが…)

とくに私のようにアパート1室勝負なんて忍耐力との戦いです。3年くらいは耐える期間だと思わないといけない勝負。

だから目の前のお金に飛びついちゃう性質の人は注意した方がいいですね。

例えばさっきもちょっと触れましたけど、「こういうことやると生徒集まりますよ~♪」的な営業。そんな裏技ほぼないです。そういう甘い話に飛びついちゃった塾長が結構いるのはホームページとか見ると分かります。明らかにどこかの会社に格安で作ってもらったようなテンプレート的なホームページ、落ち目の芸能人とツーショットの取材商法などなど。

お金がいくらあっても足りませんよ。

あとこれは私にも身に覚えが滅茶滅茶あるし、いまだにちょこちょこ顔を出しては悩ませるんですけど、「目の前の退塾を止めたくなる」ってこと。他の生徒に悪影響になるのが分かっているのに「目の前の月謝」に目が眩んで止めたくなる…。

ハッキリ言って、忍耐力が勝負の零細個人塾経営において、他の生徒に悪影響のある一人を止めて良いことなんて一つもないんですよ。一人のために未来の五人を失うだけです。

自分の理想とする塾に向けてゆるぎない信念のもと経営を進めること。結局、それが個人塾の世界で生き残る秘訣なんだと思います。(だから信念がもともとないとヤバいんです。)

生徒数が少ないときなんか、何がなんでも生徒を確保したい気持ちは痛いほど分かります。でも、目の前のお金に飛びつくようだと危険ですよ。

⑤大手塾をひがまない

大手塾出身者だとここがない人が多いんで、そういう人は有利だと思います。(まあ大手塾を喧嘩別れの状態で辞めた人はひがむどころか恨んでいるような人もいますけど…。)

なぜ大手塾をひがまないことが大事なのか?

1つは大手塾には個人塾が見習うべきことがたくさんあるから。

大手塾は何で大手になったんだと思いますか?当たり前ですけど、商品力があるからなんです。

ダメなヒトダメなヒト

いや~大手塾の指導力なんてクソみたいなもんやでぇ~。

そんな幼稚なことを言ってるようではダメなんです。

商品力って総合的なものですよ。たしかに学習塾において指導力、つまり実績って超重要な部分ではありますけど、塾の商品ってそれだけじゃないですよね?

キレイな設備、整理整頓された教室、専属の受付事務、営業力、企画力、面談力、情報力、告知力、ホスピタリティ、景品、などなど…。

全部を取り入れる必要は全くなくて(というかわれわれ零細個人塾は資源が乏しいんで全部は無理です…)、自分がどんな戦略で戦っていくか決めた上で、大手塾の良いところはガンガン取り入れた方がいいと私は思います。参考になる部分は間違いなくたくさんあるんです。

ずいぶん前に見た言葉で私がずっと大事にしてる言葉があります。

それは「良い塾が人を集めるのではない。人が集まっている塾が良い塾なのだ。」という言葉。そういう意味では生徒数が多い大手塾は誰が何と言おうと良い塾なんです。

個人塾の塾長同士の集まりに行くじゃないですか。そうすると皆さんこう言うんです。

「大手は儲け主義だからねぇ~。」って。「大手塾から生徒を引っ張ってこようよ。」とか。

ここが2つ目のポイント。大手塾をひがむと現実が見えなくなるんです。本当の敵がだれか分からなくなる。

実際、我々がガチンコ勝負で戦っている相手って大手塾じゃないですよ。生徒の引っ張り合いをやってるのは、そうやって大手塾をひがんで語り合ってる個人塾同士なんです。敵は大手塾じゃない(大手塾相手に渡り合える個人塾は、少なくとも生徒150人以上抱えている個人塾だけです。)。敵は隣の個人塾なんです。

大手塾を仮想敵にして、共通する話題見つけて意気投合して当たり障りない会話続けてたって意味ないんです。大手塾をひがんでいる暇があったら、大手塾を見習って自分の塾の改善点探して、まず隣の個人塾との戦いに勝たないといけないんです。

ちなみに多くの個人塾の先生方が使っている教材会社で〇デュケーショナルネットワークってあるじゃないですか、私も使ってますけど。あの会社はもともと大手学習塾の栄〇ゼミナールですからね、たしか。今はともにZ会グループ傘下のようですけど…。

大手学習塾の教材使いながら、大手塾をひがんでる人のことを果たして生徒たちが尊敬するでしょうか?

⑥己の能力(立場)を過信していない

「先生」と言われる職業だけあって、アルバイト講師でさえ自分の能力を過信している人が多い業界です。

われわれは別に特別な存在ではありません。教育サービス業に従事する一人の労働者です。お客様からお金をいただいて商品を提供している労働者です。

ラーメン屋さんと同じ。スーパーの店員と同じ。コピー機の営業マンと同じ。宅配便の配達員と同じ。車を作っている工員と同じ。家を建てる大工さんと同じ。家を売る不動産屋と同じ。

そういう原則を忘れてはいけません。たまに評論家になっている先生がいます。教育者になっている先生がいます。それが教育サービスの一環であれば(一環であることを明確に意識しているのであれば)いいですけど、本当に評論家とか教育者とかになっているのであれば危険です。

そうなると顧客満足を考えなくなり、自分が提供しているものが唯一無二、一番優れているものだと過信して、商品開発とか改善をしなくなっていきます。たとえば、生徒の成績が悪くても、それは自分の提供している商品のせいではなく、生徒が悪い、家庭が悪いとなってしまいます。

でもね、生徒や家庭に勉強面とか成績面とか学習環境とか意識とか、そういうことに何か問題を抱えているからこそわれわれ学習塾にお声がかかるんですよね?何かが悪いのはお客様は知っているんです。でも、何が悪いかが分からない。そして悪いものを改善する術も知らない。それをどうにかするのが我々の仕事なんです。

実際、どうにもならない生徒もいます。自分の塾の商品、授業レベルの設定では成績を上げられない生徒。そういう生徒がいるときに「やらないお前が悪い。」って言うのは、結構凄いことだと私は思います(悪い意味で)。

たとえば車を買うじゃないですか。で、買った車の操作がイマイチしっくりこない。ディーラーのところに行って伝えるわけですよ。「何か運転してて、しっくりこないんだけど。カーブするときとか…。」って。ディーラーの人言いますか?「お前の運転が下手くそなだけだ!」って。

己の立場とか能力を過信しなければ、「申し訳ございません。ご期待に沿えなくて…。」これしかないですよね。で、自分の力不足、努力不足を顧みるしかない訳です。商品を改善するように力を尽くすしかない訳です。

この点については営業比重の高い大手塾出身の方は強いかもしれませんね。顧客満足度とか顧客対応についての研修とか腐るほどやりますから。(当時の私はメチャクチャやった記憶がありますね。それこそ授業の研修とかは少なかったですけど…。)

Mr.MMr.M

まあ簡単に言えば、常に謙虚にってことですね♪

ダメなヒトダメなヒト

お前が言うなぁぁぁぁぁ!