開業3年目くらいまでは、休んでいる場合ではないかもしれません。私も3年目くらいまでは自分の休日なんかほぼ考えずに、とりあえず教室は空けてました。まあそのころは休日=休塾日だったわけです。

で、3年くらい経って、ある程度経営の目途が経ってくると気づくわけです。

あれ?この日、塾空ける必要なくね?今の授業日程、効率悪くね?センスなくね?って。

センス悪いぜ

今回はこの休塾日の設定についての記事です。

若かりし日の私と同じようなセンスの悪い休塾日設定に心当たりがある人、来年からはぜひセンスの良い休塾日にしましょう。

休塾設定のセンス。なぜその日に休む?

①平日の休塾日

これは私も経験あり、です。ホントくだらない大手病というか…。

大手塾勤務のときは土日に漢検だの英検だの保護者会だの…、とにかく塾のイベント盛りだくさんだったんですね。

それで土日の休みはほぼなし。平日に1日だけ休みがあったわけです。

その流れで独立後も私は火曜日休みにしてたんですけど…。これ、超センス悪いです。

テンガロンハットかぶって紳士服の〇山のスーツ着て革のブーツ履いて会社の面接行くようなもんです。つまり、入り口手前で木っ端みじんに不採用になるレベルでセンス悪いってことです。

だって土日は多くの保護者は休みな訳でしょう?家族で旅行とか行事とか入るじゃないですか、普通に。

それでなくとも、部活動の練習試合だの大会がある訳ですよ。

で、結局土日って開けてても生徒の欠席多いんですよね。で、その振替たまるとなけなしの火曜休日を潰すという愚行。

ホント間抜けなんですけど、まあ過去の自分がそうだったんでホントは何も言えないんですけど…。

結局、前に記事にしましたけど浮世離れしてるから、こういう愚策を取っちゃうんですよね。

自分も家族を持つとよく分かるんですけど、この無意味な平日休みと土日授業ってのは多くの家庭がたぶん辞めてほしい。(今は日曜日はほとんどの塾が休みなようですけど…。)

以前、ある塾長に「M先生、土曜日は問い合わせ多いから開けておいた方がいいと思うよ。」ってアドバイスもらったんですけど、そもそも私程度の個人塾に土曜日空けなきゃ対応できないレベルの数の問い合わせはありません。(ちなみにこの塾長は独身です。)

問い合わせに対応に関しては、土日なくても何とかなります。「どうしてもうちの塾に入りたい!」ってお客様なら、平日の授業終わった後とかでも面談に来てくれたりします。そもそも土曜日の問い合わせ対応に頼るような商品力じゃ、個人塾は生き残れないですよ。

土曜日は朝から晩まで生徒たちをガツガツ追い込めるから塾を開けているバリバリの進学塾は別ですよ。平日5日間もガンガン追い込んで、それでも足りないから土曜日も追い込んでるような塾。それは全然ありです。(むしろここまで徹底して追い込んでる塾は結構繁盛している塾が多いと思う。)

そうじゃなくて、私の塾も含めてある程度普通の範疇に収まる塾であるなら土曜日は休みでいい。だって、土曜日に塾生来させるくらいなら平日もっと塾生呼べばいいじゃないですか?平日に追い込める余地があるなら、学校が休みの土曜日に来させる必要はないんですよ。(そうは言っても私の塾もそれなりに「厳しい塾」では通ってると思いますが。)

ダメなヒトダメなヒト

いや、土曜しか来れない生徒だっているんだぞッ!どうしてくれんだッ!

そういう生徒何人います?で、その生徒たちからの売上がどの程度占めてます?あなたの人件費が時給2500円だとして、土曜日営業8時間だとしましょう。1日20000円の人件費がかかってます。で、月4回土曜日があるとして20000円×4回=80000円。(そもそも、経営者の時給2500円計算はかなり低い設定だと思うんですけど…。まあ私がその設定で生きてるところがあるので。)

土曜日だけに来ている生徒で80000円以上の月謝収入が最低ラインです。ホントはダメですよ、これじゃ。だって光熱費とかかかるんですから。あなたの交通費もかかる訳ですし。土曜日開校を3年も続けてれば大体の収入の見通しが立つはずです。明らかに8万切るような感じだったら、次の年度からは休塾日にした方がいいと思います。

ちなみに私の塾でもテスト前とか受験前は全然土日は朝から開けてますよ。そこは成績上げないといけないんで。

塾業界の慣習というか、問い合わせがありそうだからとか、惰性で土曜日に塾を開けるってのは、私の過去を振り返るとくだらないと思うんですよね。お客様とスタッフを困らすだけの土曜日営業ですよ…。

②定期テスト前の休塾日

私に「土曜日開校」のアドバイスをしてくれた先生、体育の日勤労感謝の日は休日にするんですよね。で、私の地域でこの二日を休みにする意味って結構デカい。学習塾経営の姿勢が結構大きく表れる。

まず、体育の日10月の第2月曜日ですよね。10月の第2週って、私の地域だと中学生の二学期中間テストが割と多くの学校で行われる週なんですよ。つまり、中間テストの直前の休日になる訳です。そこを平気で休むという…。

そして、勤労感謝の日11月23日ですね。こっちは二学期期末テストの直前になることが多い。

私は当然、体育の日も勤労感謝の日も朝から塾を開けます。生徒の成績考えれば、直前の休日に追い込むのは当たり前だと思うんです。

日曜、祝日は休塾日。っていうルールがそんなに大事なんですかね?そんなに休み欲しいなら、なぜテストの1カ月前の土曜日に休まなかったのか?何にもない土曜日に塾開けて、テスト直前の祝日に塾閉めて…。それって誰が得する休塾設定なんですか?

以前の記事で年間休日44日の強者先生がいることを書きました。気になったんで調べてみると、この先生、11月はたった3日しか休みません。3日しか休まないのに、その1日を勤労感謝の日に使うという今川義元も真っ青な奇襲戦法…。

「先生、もっと休んでいいんで、その日だけは開けてください!」ってお客様何人いるかって話です。

お客様が塾を開けてほしい日別に塾が開いてなくても誰も困らない日。普通に考えれば、普通にもっと休みとれると思うんですけどね…。

③三連休の休塾日

この記事を書いている今、まさに世間は三連休ですね。

土曜日日曜日祝日(秋分の日の振替休日)。

さて、こういう三連休でいかに休塾日を設定するか?(まあ全部休塾がいいんですけど、生徒に勉強もさせないといけない訳で…。)

日曜日+祝日2日間を休塾にするところが多いと思います。

私は違います。休塾にするなら土曜日+日曜日。で、最後の祝日は塾を開けます。

だって家族旅行するなら三連休のどこで行きます?私は最初の2日間が多いと思うんですよ。で、最後の1日は家でゆっくり、みたいに。

そしたら最後の1日だったら生徒は塾に来れますよね?

最悪、日曜日+月曜日で旅行でも生徒は塾に来れる可能性がある。月曜夕方に帰って来れば夜の塾には間に合う。つまり、土日休みで月曜開校なら生徒の旅行と通塾が両方実現できる可能性が高いんです。

でも日曜日+祝日(月曜)を休塾にしてしまうと、土曜日が死ぬ可能性が高い訳ですよね。土・日旅行ならまず土曜日は死ぬ(=生徒が塾に来れない)。で、日・月旅行でも日曜日の朝が早いから土曜日は早く帰らせてくださいパターンの可能性もある。

ダメなヒトダメなヒト

それなら月曜日だって「旅行で疲れているから休む」パターンあるでしょ~?どうなのぉ~、キミ?

これは先日、欠席理由について書いた記事を見てもらえれば分かると思いますけど、原則うちの塾は「疲れているから休む」は認められないんで、旅行終わりの欠席についてはかなりリスクが低いんです。まあ旅行から帰って来ていれば、必ず来てもらうってことです。

ダメなヒトダメなヒト

そんなことまで気にして休塾設定しなきゃいけないのかよぉ~。もっと休みたいとき休んでいいでしょ~。

いやいやいや、そんなことまで気にしないから休みたいとき休めない事態に陥るんです。だって生徒の欠席増えたら、その分の振替が発生するでしょ?振替がたまって休日潰すの誰ですか?結局、誰が一番苦しむかって言ったら自分なんですよ?

休塾日=休日ではない原則、理想の休塾日設定とは?

土曜日を休んで祝日を捨てるパターン

私は大手病にかかっていたんで最初は選択できなかったですけど、今からもう一度学習塾を立ち上げるとしたら土日は休塾日にします。

土曜日に塾を開かないリスクはたいしたことないと実感しているからです(むしろ、土曜日に開いているくせにテスト直前の日曜、祝日が休みの方がアウトだと思います)。

で、最初の3年間は休んでいる暇はないんで土日は休塾日だからって休みませんよ。営業日じゃないだけ。ホームページ作ったり、勉強したり、とにかく生徒がいないからこそできる仕事をやりますね。

で、3年くらいで軌道に乗って来れば今度は土日休みが生きてくるんです。なぜなら、人を雇う段階になるから。

これだけ土曜休みが少ない学習塾業界で、土日休みはスタッフにとっては嬉しいですよね。たぶん、土曜日休みってだけで採用段階で差別化できる。

で、この段階になるとテスト直前の土日、祝日を朝から晩まで営業してても、年間休日110日とかは普通に取れるようになる訳です。スタッフと交代で休めばいい訳ですから。(今の自分の塾の形態がこれです。)

個人塾経営をしていて休みが取れない人、またこれから個人塾経営を始めようとする人。私が意識してもらいたいのが休塾日=休日ではない、ということ。起業初期段階では、さっきも言いましたが休塾であっても働く。経営が軌道に乗ってきたら営業日であってもスタッフに任せて休む。

自分の休みと塾の休みは違うってこと。ここが理解できないと塾経営で年間110日の休日は無理だと思います。

まあ計算してみましょう。年間の日曜日が365日÷7=52日、で土曜日52日。合計して104日。お盆の土日以外で3日プラス。年末年始の土日以外で3日プラス。で、土日の全部は休めない訳ですよね。テスト前の土日は休めない。埼玉県の場合は北辰テストもありますのでその前日も休めない。そうすると年間トータルで20日程度は土日が潰れます。

よって104日+3日+3日-20日=90日祝日を休みにしなくても90日程度は休みは確保できます。スタッフを雇えれば、年間110日の休みをとるために20日の休日をどこか営業日で探る戦いになる訳です。まあやれば分かると思いますけど、年間で20日程度の休みを見つけるのはそんなに難しくありません。

祝日を休んで土曜日を捨てるパターン

一方、祝日休みで土曜日を捨てる場合どうなるか。日曜日52日祝日15日お盆3日年末年始3日

よって52日+15日+3日+3日=73日。これ、スタッフ雇ったとして年間110日休むためには、110日ー73日=37日営業日に37日間の休みを探る訳です。土曜休塾設定のおよそ倍の日数設定する苦労があるんです、これは大変ですよ。で、大変な割にさっき言ったようにお客様へのメリットも少ない。

もちろん、自分自身の休みを探るのが大変なんですから、スタッフの休日設定だって大変になるんですよね。

管理人が考える理想の休塾設定とは?

非常に単純な話です。生徒と我々がウィンウィンの関係になればいいんです。

生徒たちが十分に勉強時間を確保しながら、自分を含めたスタッフは可能な限り休日を多くとる。ということ。

生徒たちが一生懸命たくさん勉強し成績も上げながら、スタッフは十分に休み自己の生活を満足させる。それが理想です。

どっちが優先されるという話ではなく、どっちも優先しないといけないという話です。

生徒の勉強時間増やせば塾の稼働時間は増えるわけですから、当然休める可能性は低くなりますよね。それでもその矛盾を克服して、生徒の成績と休日を両立させるのが経営者の腕の見せ所だと私は思うんですよね。

生徒の成績が上がらない。だからたくさん勉強をやらせよう。よって塾の休みを減らそう、休日出勤で生徒たちを見よう。こんな単純な論理で解決していては先がないような気がします。若いスタッフはまずついて来ないですよね。

じゃあ短時間でも成績が上がるような指導方法を見つけよう。そんなに簡単に見つかるようなら、誰も苦労はしない訳で…。生徒たちが理解しやすいように指導技術を身に着けろ!まあそれも時間はかかります。そういうことはずっと追い求めて行くのは前提として、もっと単純な工夫しなければいけない塾が多い気がするんです。

まず、テスト直前の勤労感謝の日は営業日にして、9月第2週、第3週の土曜日を休みにすることから始めましょう。