フランチャイズ学習塾の開業資金ってどのくらい?

「初期投資が少ない業界」それが学習塾。

だから手軽に開業できる。誰でもできる。未経験者でもできる。だってフランチャイズがあるじゃない。ということで、フランチャイズ加盟を考える脱サラ組が多いんだと思います。

では、フランチャイズ加盟の初期費用ってどのくらいになるの?JFAフランチャイズガイドというサイトを見ると、様々な業種のフランチャイズについて書いてあります。たぶん、フランチャイズ加盟を考えている人はこのサイトをよ~く見ていると思います。

サイトに載っているデータをそのまま載せるのは少しまずそうなので、私なりにまとめた数字を紹介します。

8社平均(やる気スイッチグループ、V明光義塾、城南コベッツ、Itto個別指導学院、明光義塾、名学館、京進スクール・ワン、個別指導塾トライプラス)の金額。

加盟金などの平均=3,318,750円

「加盟金など」には広告宣伝費、教室設計費、加盟保証金、研修費なんかを含む形が多いようです。ただし、物件取得費つまり教室賃貸にかかる費用は含んでないことがほとんどのようです。だから「300万くらいで独立開業できる!安い!」と思うのは早計。だって事業用物件の賃貸って、初期費用けっこうかかりますからね。

(※ちなみに1社のみ加盟金0円と出している会社がありました。でも、別の欄に加盟保証金500,000円とあったり、生徒数20名獲得ごとにチャージ料で500,000円以上その度に払うとかあったり…結局安いんだか高いんだか分らんという感じです。)

「実際、開業時にいくらかかるんだ?」より参考になるのは各社が出している開業資金の目安ではないでしょうか?これは物件取得費など込み込みで各社が目安として出した金額です。

開業資金の目安(8社平均)=6,808,889円

ダメなヒトダメなヒト

高ぇぇぇ!

意外にかかるんですね…。最も高い開業資金の目安を出している会社では11,000,000円、最も安い開業資金の目安を出している会社では4,520,000円でした。

ちなみにフランチャイズと言えばコンビニエンスストアですけど、セブンイレブンの開業資金の目安が3,000,000円、ファミリーマートの開業資金の目安が4,000,000円、ローソンが3,500,000円なんですね。

ダメなヒトダメなヒト

えっ?コンビニ安いじゃん…

私もこれは意外でしたね。実はフランチャイズであれば、費用的に開業しやすいのは学習塾よりコンビニだったんです!まあコンビニはロイヤリティが高いみたいですけどね…。

補足:個人塾の開業資金はどのくらい?

以前の記事で紹介しましたが、私の場合は開業資金は694,300円という数字になっています。アパートの1室、人件費0という条件ですが…。さきほどのフランチャイズの開業資金の目安の平均と比べて、およそ10分の1です。この金額だったら、「独立開業しやすい業界」と胸を張って言えますよね。

Mr.MMr.M

つまり、学習塾は個人塾での開業であれば間違いなく独立・開業しやすい業種です!

フランチャイズ学習塾のランニングコストってどのくらい?

あるフランチャイズ学習塾の平均費用(年間)がホームページに出ていました。

Mr.MMr.M

そのままだとあれ何で…

12か月で割って、1月あたりの金額でお伝えします。

<生徒数22名まで(損益分岐点までのスタート期)の固定費

地代家賃 185000
教材費 4000
水道光熱費・通信費 53000
宣伝広告費 83000
講師募集費 35000
システム使用料 32750
リース料 20000
412750円
ダメなヒトダメなヒト

まじ?月40万円?いや、これヤバいでしょ…

で、さらに追い打ちかけますけど、これあくまで固定費ですからね。この塾が出している数字は変動費という支出もあるわけです。

<生徒数22名まで(損益分岐点までのスタート期)の変動費

ロイヤルティ 77,500
講師給与 250,000
その他費用 33,500
361,000円

月々の出費(ランニングコスト)は、412,750+361,000=773,750円

ダメなヒトダメなヒト

ちょっと待てい~!どこからその金集めるんじゃい!

一応このモデルでは講習での売り上げを1,800,000円としていますので、その分を差し引いたとして生徒22名で損益分岐点を迎えるには客単価28,000円以上必要です。一人あたり月謝を28,000円払ってもらわないとやられます。

ちなみに私の塾の客単価は20,000円そこそこです。個人塾ならもっと客単価が安い(=月謝が安い)ところは五万とあります。その金額と勝負する訳ですから、相当の品質(塾講師歴が10年、20年の我々と素人の学生講師が品質勝負をする訳ですから…まあ、まず負けませんけど。)と営業力(少なくとも前職で社内トップ1割くらいには入るような)が必要ですよ。

もう一つ。生徒数22名を仮定してますけど、私が22名を集められたのは3年目くらいでした。まあ営業力のない私のケースは参考にならないと思いますし、フランチャイズの場合は本部のパワーがすごいでしょうから全然もっと早く集まるんでしょうけど…

補足:個人塾のランニングコストはどのくらい?

詳しくは他の記事に書いてあります。

管理人のスタート期の1月あたりのランニングコストは98000円です。

個人塾での開業ならランニングコストもフランチャイズのおよそ8分の1です。これなら、たとえ生徒がなかなか集まらなくても長生きできます。長生きできればチャンスも出てきます。まあ塾長自身が成長しますから、講師としても経営者としても。

大事なことなんで、もう一度言います。

Mr.MMr.M

学習塾は個人塾での開業であれば間違いなく独立・開業しやすい業種です!

まとめ

フランチャイズ加盟と個人塾との差。開業資金で6,000,000円の差月々のランニングコストでも、少なく見積もっても200,000円の差開業1年目でおそらく8,000,000円程度の差。

私のようなアパート1室での個人塾での経営だったら、どんなに利益が少なくても無条件で8,000,000円のアドバンテージがフランチャイズ加盟よりある可能性が高い。逆にフランチャイズ加盟での経営を選択した人は、私の一年目より8,000,000円余計に売上ないと私と同じ手取りにはならない訳です。

8,000,000円の価値がフランチャイズ加盟にあるのかどうか、本当に良く考えた方がいいです。8,000,000円あったら何ができるか?正社員2名を1年間雇えますよね。500,000部のB4両面カラーのチラシをラクスルで作って、ポスティング業者に配布を依頼したとしても3,500,000円くらいです。つまり、1,000,000部のチラシを売っても8,000,000円には届きません。8,000,000円あれば、新車のセレナが2台買えますよ。

そういうことを真剣に考えた上で、フランチャイズに加盟するなら覚悟を決めて加盟すればいいんだと思います。でも、「俺、業界未経験だし誰かに色々助けてもらわないとやって行けそうにないし…。」みたいな半端な覚悟での加盟なら辞めた方がいいかもしれませんよ。

そんな覚悟で8,000,000円の差を埋められますか?個人塾経営者は誰の助けも借りずにやって行こうと強い覚悟を持った上で、8,000,000円のアドバンテージを最初から持っているんですよ?

フランチャイズ加盟での学習塾経営が結構厳しいって話は、ネットで検索すればたくさん出てきます。私も知り合いで苦しんでいる方がいますし…。実際に発表されているデータからもフランチャイズ加盟塾の結構不利な数字が出ています。

まあ私はフランチャイズに加盟したことないんで、詳しいことは全く分かりませんけど…。数字は数字ではっきりありますから。私は開業資金とかランニングコスト含めて、個人塾経営の方が楽だと思うんですけどね…。


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