開業3年目までは誰であろうと修行期間

フランチャイズに加盟したから研修やサポートが万全?

最初からお客様に満足していただける商品を提供できる?

または、大手学習塾に長年勤めたから授業には自信がある?

生徒の集客方法も分かっている?

本当にそうだとしても、それでもあなたは初心者です。

フランチャイズ加盟でのサポートがあろうと、学習塾講師としての経験があろうと、あなたは経営者としての経験値は0です。

開業3年目までは、あなたがフランチャイズ、自立型パソコン学習塾、完全個人塾、どんな選択をしていようと修行期間になるはずです。

それは経営者としての修行期間です。

これから開業するあなたは、たぶんチラシ一つにしても、制作、配布、問い合わせ対応、効果測定、改善、その全体の流れを自分の責任で行ったことがただの一度もない。

人を採用するにしても、給与の決定、募集戦略、採用面接、採用手続き、研修、退職手続き、税の申告、その全体の流れを自分の責任で行ったことがただの一度もない。

当たり前です、会社員ならその流れの一部をあなたがこなせばよかっただけ。

その流れの一部でスペシャリストになれば昇進したし、給料も上がった。

でも経営者は全体を相手にしなければいけない。もしかしたら、資金潤沢で(多分このブログを見ている人はそうでない人が多いと思いますが。)手続きとかデータ調査とか、流れの一部を外部に任せるかもしれない。それでも、経営者は全体を把握してなければいけないんです。全体を把握してかじ取りを行うのはあなたしかいないんだから。

あなたは会社員時代どれだけの決断をしてきたことがありますか?

チラシをうつ、人を雇う、人を切る、何かの契約をする、契約を打ち切る、新しいチャレンジをする、日常の細かいことから、今までの人生でぶつかったことのない大きなことまで、全てあなたが決断しなければいけないんです。

経営者は毎日が、いやそれこそ一瞬一瞬が決断の連続です。あなたが決断しなければ、あなたの塾は前に進まないんです。お客さんが困る、スタッフが困るんです。

会社員として一生懸命働いてきたあなたはその決断の訓練をほとんど受けていない。

お客様に電話一本かけるのだって「こういう場合はすぐ連絡しろ。」というマニュアルがあった。

最速で連絡して、なおかつ電話対応が上手ければ評価されたかもしれない。

でも経営者になったら「電話連絡するのかどうか」そこからあなたが決めないといけないんです。

会社のマニュアルは作ると思いますよ。でも、経営者のあなたのマニュアルはないんです。

経営者のあなたにマニュアルがあるとしたら、きっと「お客様を満足させて利益を上げる。」としか書いてありません。

それ以外はあなた自身が決断し、あなた自身が責任を取っていかないといけないんです。

しかも早く。このスピード化した時代で決断が遅い経営者はたぶん生き残れない。

生き残るためには、経営者としての決断の訓練、責任を取る訓練をどうしても積まなければいけないんです。

フランチャイズに加盟すれば、本部がいろいろアドバイスくれるから大丈夫だろう?

本当にそうですか?それでみんな成功してますか?

ネットで検索すれば、フランチャイズで失敗している方の嘆きがそこら中に転がってます。

今から街に繰り出してみてください。フランチャイズの学習塾が無数にあるはずです。

いろんな会社のフランチャイズの説明会に足繁く通うくらいなら、あなたの街にあるフランチャイズ学習塾を一軒一軒夕方から夜にかけて回った方がよほど実態が分かるはず。

あなたが回ったフランチャイズの学習塾、どれだけの塾が成功しているように見えました?

生徒の自転車がほとんど停まっていない学習塾も結構あったはずです。現実はね、そんなもんです。

結局、経営者として修業をして強くならないと成功はしないんです。

塾講師として経験豊かでも、強力なフランチャイズのサポートがあっても、あなたが経営者として成長していなければあなたの塾の成功はない。

経営者として成長するために3年間。よほどセンスがある経営者でなければ、自分の生活がどうやら成り立ちそうだなと思えるまで最低3年はかかると思います。もちろん、そこから先も勉強の連続ですが…

このブログを真面目に読んでくれているあなたは私と同じ凡人です。普通の生活に憧れる凡人です。だからあなたはその3年間を耐えなければいけない。

甘い言葉にだまされてはいけない。甘い言葉にのってそのまま成功をつかめるのはセンスがある人だけ。最初から普通の生活なんて目指していない非凡な人だけ。

もし仮にすぐに収益がたったとしても、あなたが経営者として成長してなければ早晩あなたの塾は衰えていくんです。

私は最初の3年を修行にあてるという考え方ですので、やっぱりフランチャイズはおすすめしません。

経営者として大事な(というか必要不可欠な)決断力と責任力の訓練がまともにできなくなると思うからです。

何か上手く行かなかったときに「FC本部が悪い」って、私だったら考えてしまいます。

フランチャイズ本部からの丁寧なアドバイスが、逆に私から決断の機会(=訓練)を奪う可能性があるからです。

私も知り合いにフランチャイズ学習塾を経営している方がいます。

3年たっても開業当初と同じ嘆きを繰り返しているんです。同じ悩みから一歩も進んでないんです。

恐怖ですよ、それが自分だとしたら。「こんな人生を送るために会社を辞め、リスクを背負って独立したんではない」ってフランチャイズ加盟を後悔するかもしれません。

もちろん、フランチャイズに加盟してなくてもこの方は上手く行ってないかもしれない。

でも自分一人で開業してれば、上手く行ってないってことを早く実感して、早く次の一手を打てたかもしれない。

中途半端な失敗ではなく、本当に生徒0の大失敗を経験し、深く傷つき深く反省できたかもしれない。

本当の顧客満足とは何かとか、時間の使い方とか経営者としてかけがえのない財産を築けたかもしれない。

早く資金回収していい暮らしをしたいっていうのは私も分かります。

私だってバイ〇ンマンに負けず劣らず欲望まみれの人間ですから。

でも、凡人にはそれは無理です。

早く資金回収して次の投資にガンガンつなげていくなんて言う芸当ができるのは、一部のセンスある経営者だけ。そういう人はフランチャイズ加盟でもきっと成功するんです。

私のような凡人は正面から泥にまみれ、経営者としての訓練を地道に続ける必要があるんです。

前置きが大変長くなりました、申し訳ございません。

Mr.MMr.M

要は、開業資金とランニングコストを抑えて修行期間の3年を耐えましょうね。

ってことです。

フランチャイズ加盟を考えている方はぜひ私の開業資金、開業期のランニングコストを参考にしてください!安いですよ~♪

個人塾の開業資金

店舗契約(アパートの1室)

敷金1か月、礼金0カ月(家賃63,000円)、家賃1カ月分 ⇒ 126,000円

貧相な若造を見て管理会社の方が不憫に思ったんでしょうね。礼金は0にしてくれました。

備品

机 8,000×6=48,000円

イス 750×12=9,000円

ホワイトボード+マーカー+イレーサー=15,000円

本棚(ニ〇リのカラーボックス) 2,000×2=4,000円

複合機 50,000円

電話 10,000円

掃除機 5,000円(最初は低機能モデルを使っていました。)

パソコン 100,000円

その他備品 たぶん20,000円

☞ 個人塾の起業準備

教材費(教室分)

1冊1000円と仮定。(実際はもっと安く済むはずです。)

中学生は1学年で15冊〔1教科3冊を仮定(=授業用、演習用、テスト対策用)×5教科〕

3学年で45冊。ただし、中3生に入試用教材を各教科3冊ずつ、合計15冊プラス。

45+15=60冊

小学生は小5,小6用に算数2冊、国語2冊⇒2×2+2×2=8冊

合計 60冊+8冊=68冊

1,000×68=68,000円

チラシ(制作+新聞折込)

制作費 20000部(B4、両面モノクロ)…85,000円

配布料 新聞折込…3.3×20000×1.05(消費税は当時5%)=69,300円

☞チラシ印刷料とポスティング業者

看板製作

取付工事費込み 85,000円(照明なし)

初期費用合計

694,300円

およその金額になりますがいかがでしょう?

フランチャイズ加盟なら加盟金だけで余裕でこの金額を超えると思います。

 

個人塾のランニングコスト

家賃63,000円

光熱費10,000円

通信費5,000円

宣伝広告費0円(初年度は開業資金に含む。)

雑費20000円

合計98,000円

客単価が20,000円であれば生徒5人で損益分岐点です。

生徒10人いれば、貯金と合わせれば何とか食いつないでいくことができるかもしれません。

私の場合、貯金がおよそ2,000,000円くらいでしたが資金が底につくという心配は全くありませんでした。

余計な金の心配がなかったので、仕事に専念できましたね。

開業資金、ランニングコストをおさえるっていうのは、経営の修行期間において精神衛生上けっこう大事なことかもしれません。


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