「厳しい塾」は少ない?

大手学習塾のチラシを集めてみてください。

開業しようとしている地域の学習塾のホームページをネットで検索してみてください。

大体みんな似たような看板で戦っています。

「一人一人を丁寧に」とか「勉強と部活の両立」とか「勉強の仕方が分かる」とか「やる気にさせる」とか…

まあどこも大差ありません。

言ってることが同じだったらどこ行きますか?

どこ信用しますか?

Mr.MMr.M

大手でしょう!!

同じ看板では勝てないんです、我々零細は。

たまにいます、こういう人。

「いやぁ大手の指導に比べてうちの方が一人一人しっかり見てるし、言ってること同じ様でも内容は全然違うんだよ~。やっぱりうちは、勉強だけってわけじゃないから。」

Mr.MMr.M

知りません、そんなの。

お客様から見たら「一人ひとり丁寧に」も、「勉強以外も大事にします」も大して変わらないんですよ。

印象は同じ。

ああ、そういう感じね、よくあるよね、で終わり。

じゃあ大手に行こう、で終わり。

私は皆さんがこれから学習塾を経営していくにあたって、独自の路線を歩むために、地域で確固たる地位を築くために、大手とは同じ土俵で戦わないことをおすすめします。

皆さんにおすすめする看板はズバリ

「厳しい塾」

皆さんが集めた他塾のチラシ、検索したホームページの中でこういう印象受けた塾いくつあります?

おそらく1つもないでしょう。だから強烈な差別化になるんです。商売を行う上で差別化は生命線です。他と同じでお金を払ってくれるお客様はいませんから。

「厳しい塾」、地域に1つくらいはあるかもしれません。ネットで調べてみてください。その1つが結構繁盛していたり、結構生徒の成績を伸ばしているようだったら開業する場所を考え直しましょう。

そこそこの地方都市なら、自分の塾を中心として半径5㎞圏内にそういう塾がなければOKです。

田舎の場合は、その2倍くらいの圏内を見た方がいいかもしれません。

「厳しい塾」はのライバルは?

地元で有名な「厳しい塾」って実はいくつかあります。

では、何で開業するときにその情報が分からないのか?

例えば自分が考えている物件をグーグルマップで調べます。

で、その物件の周りを「学習塾」と検索すれば、近くにある学習塾は大体マークされるはずです。

なのに「厳しい塾」というイメージの塾は見つからない、なぜか?

「厳しい塾」=昔からやってるおじいちゃん、おばあちゃんの超地域密着個人塾

というケースが多いからです。

ネット対策全然できてない塾が多いんですよ。

彼らはネットについての勉強全然してない。

ホームページ一つ持ってない塾も普通にあります。

おじいちゃん、おばあちゃん先生たちは「いい授業してれば生徒は集まってくるもんなんだ。」って平気で言いますからね。

「ホームページ作らないんですか?」って言っても「うちはそういう塾じゃないから。」って。

そういう塾ってどういう塾?って時代なのに…

この時代、どんなお店でも個人事業でも開業するにあたってホームページを作らないのは、看板つくらないのと同じくらいの怠慢なんです。ホームページないだけで、年間何十人の見込み客を失っていることか…

「うちはホームページなくたって口コミで来るからねぇ。」

Mr.MMr.M

10年後、同じこと言えませんよ。

口コミすらホームページがないと発生しにくい世の中なんです。

ホームページにブログを開設して、それを頻繁に更新してファンをつくる。ファンになってくれた生徒や保護者同士がラインでその塾の話をする。あの先生面白い、あの塾成績上がるって。そうして輪が広がって、お客様が増えていく。そういう時代なんです。

おじいちゃん、おばあちゃん地域密着個人塾。

そりゃあもう、地域との結びつきはメチャクチャ強い場合が多いですね。生徒の親もその塾に通っていたなんてパターンも多いですから。月謝も目玉が飛び出るくらい安かったりします。

「そうかぁ、それじゃ~新規参入じゃ勝てないよね~。」

いやいや勝てますって。そういう塾、案外成績上がってないってことあるんですよ。おじいちゃん塾長がホントもう時代錯誤の価値観持って、無意味にガンガン宿題とか出したり…。

で、授業がその丸付けで終わるという…。やって来ない生徒は授業中に、それはもう見事に丸焦げになるまで焼きに焼かれて…。

意外にね、勘違いの厳しさ振りかざしてるパターンも多いんですよ。

学習塾業界は本当に時代に取り残された人たちが多い業界です。いくら現段階で地域に認められた「厳しい塾」でも、それが時代に取り残された塾である場合、あなたに勝機は全然あります。

あなたはあえて「厳しい塾」とか「アナログ」とかを装い、それをしっかり外に向けて宣伝するんです。ちゃんと「厳しい塾」「アナログ」という看板はホームページや考え抜いたチラシ、SNSでの口コミを現代的に使って、外に見せていかなければいけません。

田舎で人気の”古民家カフェ”とか”古民家レストラン”ってあるじゃないですか。

あれ、建物は古いですけど、おしゃれなホームページあったり、イベントを定期的に開催したり、経営者の考え方はホント現代的なこと多いですよね。あのイメージで戦うんです。

(そのイメージで戦っていそうな学習塾がある場合は、先ほどもいったように少し離れた方がいいかもしれませんね。)

「厳しい塾」は弱い?

「おじいちゃん、おばあちゃんの厳しい塾」の弱点は先ほども言いました。

対する相手としては強いですか?弱いですか?

大手塾に立ち向かう勇気があるなら、まずこういう塾と戦いましょう。

個人塾の先生たちと話していると「大手塾は…。大手塾は…。」ってまるで大手塾に恨みがあるかの如く話が盛り上がるんですけど、そんなこと言ってる場合では本当はないんですね。本当の敵は、今自分の目の前で大手塾に恨み節を炸裂させている個人塾の経営者のあなたなんです。

「厳しい塾」という舞台に立てば、あなたは最初からそこそこの強者かもしれません。大手塾でこの「厳しい塾」という舞台に立っている存在がほとんどないですから。

実績はなくても、あなたには知恵がある。あなたはネットを駆使する。ホームページに力を入れる。チラシに力を入れる。SNSも活用する。

繰り返しになりますけど「厳しい塾」の舞台にそういう経営者はあまりいません。

生徒から聞いたことがあります。

前に行ってたおじいちゃん塾。宿題忘れると烈火のごとく怒られる。場合によっては授業時間全て使って。

だから生徒たちは、恐怖で宿題の答えを丸写しして行くんだそうです。で、全部あってると褒められる。そして、休み時間にアメをくれる。

Mr.MMr.M

これぞホントのアメとムチ!!

これって笑えないんですよ。絶対、生徒の成績上がらない厳しさですよね。というか、自分の腹いせ以外の何物でもないですよ、この先生がやっている仕事って。

あなたの塾の「厳しさ」は看板です。ここはしっかり常に意識しておくこと。あなた自身が生来持っている性質とは全く関係ないです。あなたの気持ちとか、あなたの個人的な思想で怒っては絶対にダメです。

成績を上げるための最短ルートが「厳しさ」である場合にのみ発動すべきです。正当な「厳しさ」は成績UPにつながります。そして生徒から支持されます。

小中学生は分かりますよ、あなたの厳しさに「こいつの成績を上げたいんだ」という熱意があるのかどうか。そして、正当な厳しさであるなら、そんなに発動するケースはないんです。

もともとあなたは「厳しい塾」という看板を掲げている。その看板を見てあなたの塾の門を叩いた生徒さん達ですよ?結構いい生徒さんが来てくれるはずです。

「厳しいって聞いてたけど、案外優しいし面白い。教え方も丁寧だし。」

ギャップ理論も発動です。

3年も頑張れば、おじいちゃん、おばあちゃん塾から生徒が流れてきますよ。実際、管理人の塾も3年目くらいから半径2㎞圏内の2つの厳しいおじいちゃん塾から生徒が流れてきました。

1つ目の塾は私が開業してから4年目に潰れました。2つ目の塾は昨年、メインターゲットとする中学校の生徒が0になったそうです。最後に退塾した生徒は、うちにやって来ました。

「厳しい塾」はコストがかからない?

知ってもらうコスト

他と違ったことを掲げているんですから、当然認知はされやすいと思います。たとえ「あの塾、厳しそうだからいやだ。」というマイナスイメージだったとしても、知られていないよりはマシです。

ドラ〇ンボールのピッ〇ロだって、ベ〇ータだって最初は悪の象徴だったじゃないですか。初登場は、マイナスもマイナスですよ。でも、時が来れば頼もしい味方になるんです。あ、アイツいたなってなるんです。

Mr.MMr.M

「あなたの塾=空気」は最悪です。

そこにあっても気づかれもしないし、意識もされない。時が来ても当然選択肢に入らない。商売において空気のような存在はもっともたちが悪い。

「厳しい塾」なら、チラシ1回でも結構な人たちにあなたの塾を知ってもらえるかもしれません。

生徒管理のコスト

先ほども言いましたが「厳しい塾」の門をくぐった生徒たちです。当然ですが、意識がある程度高い生徒が集まります。

「友達がいるから」とか、「何か楽しそうだから」とか、その程度の理由で生徒たちはあなたの塾の門はくぐれないでしょう。(まあ、実はそういう理由で塾を選ぶ生徒が案外少ないという事実もあるんですよ。次の記事をぜひ見てください。「厳しい塾」で突き進む勇気も持てるかも?)

授業中騒いで、授業を崩壊させる生徒。言うことを聞かない生徒。そういう生徒はあなたの塾にはまず来ない。

だから管理がしやすいんです。私の塾なんか、講師が誰もその教室にいなくても生徒たちは本当に静かに自習しててくれますからね。

・月謝管理のコスト

「月謝が安ければいい」とか、「通わないよりはマシかな」とか、そんな軽い考えの保護者はあなたの塾を選ばないでしょう。

いい保護者は期限までに月謝を納めてくれるケースがほとんどです。

知り合いの塾長で月末になると毎日のように月謝の督促電話をかけている人がいます。

Mr.MMr.M

たいへんそうだなぁ~。

本当にかわいそうです。

「まぁうちの場合、来るものを拒まずだからね。だからそういう家庭も切れないんだよなぁ。」

Mr.MMr.M

じゃあしょうがないですね!

私は督促電話をかけたことが開業以来2回しかありません。その2回とも同じ家庭ですが。(その家庭に関しては最終的に裁判所まで持ち込みました…。)そのレアケース以外はないんです。

期限を多少過ぎることはあっても、皆さん本当にしっかり納めてくれます。月謝の督促に関してはほとんど労力を使っていません。ありがたいです。

こういう保護者が集まってくれるのも「厳しい塾」という看板のおかげですね。

毎月、月謝の督促で苦しんでいる塾経営者の方たち。それって本当に独立してまでやりたかった仕事ですか?

・成績UPのコスト

成績優秀者は来なくても(知名度のない初期はほとんど来ないと思ってください。)、成績を上げたいと思っている生徒が来てくれます。

看板どおり厳しくしても耐えてくれる生徒が多いです。

勉強を大量にやらせることができますので、成績も当然上がりやすいです。勉強を大量にやらせるには自習をさせるしかありませんので、生徒が自分一人で勉強する力も必然的につきやすいです。

生徒が一人で勉強してくれれば、半ば勝手に成績を上げていってくれますので、あなたの指導面の仕事はずいぶん楽になるでしょう。(さらに集団指導塾での経営を進めれば、生徒の成績UPを加速させやすいと思います。個別指導塾は意外に成績UPの点からするとデメリットが多い…)

「厳しい塾」ってお得が一杯

「厳しい」ってだけで地域に認知される可能性が高くなる。

「厳しい」ってだけでいろんなコストが削減できる。

私はこの看板で10年以上の経営をやってきて、ものすごく恩恵をもらっていると実感しています。指導以外の余計な業務に費やす時間がかなり削減出来ていると思うんですよね。

私は年間110日以上休みを取るという学習塾経営者ですが(他の個人塾経営者から見たら「ぶっ飛ばすぞ、テメェ。」レベルだと思います。)、「厳しい塾」って看板なければたぶん無理ですよ。

だって生徒が問題起こしてその処理に時間費やしたり、授業中うるさくて成績上がらなくて余計な補習連発したり、そもそも成績上がらないからそのぶん販促活動に時間取られたり、売り上げ立たないから余計な特別ゼミ設置したり、そのゼミ受講してもらうために営業活動したり…

10年以上経営続けてみて、「厳しい塾」って看板一つで、そういう手間の多くが削られる感覚は結構ありますよ。


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