チラシ作成の手順

①ありったけの思いを文章に載せろ

「チラシ作成」と身構えてレイアウトやデザインなど考えてしまう人がいます。

我々はデザイン会社の人間ではないんです。

そして、デザイン会社に頼むほどの資金もない。

だからひたすら文字に頼るんです。

ここで注意。

Mr.MMr.M

「勉強が好きになる。」とか「勉強のやり方がわかる。」とかどこでも見かける言葉は使わないこと。

数ある学習塾のチラシの中に埋もれます。

何で自分は学習塾をやっているのか、とか

今までの指導で印象に残っていること、とか

そういうストーリーを自分の言葉で熱く語るのがオススメ。

よく「これからの教育はこうなりますよ。」とか

「画期的な勉強システム」とか

そういう専門家チラシ、評論家チラシも見かけます。

面白いと思います?それ読んで。

まず自分が読んで感動したり面白いと感じなければ、誰も何も感じませんよ。

「あぁ、どのチラシも同じこと書いてあるね。」

そのうちの一つになったら最悪。

あと大事なのが、ターゲットを徹底的に絞ること。

誰でもウェルカム、みんな来てほしい的ないやらしさが透けて見えるチラシ、結果は見えてます。

あなたが旅行先でご飯を食べるとき

「蕎麦も、うどんも、ラーメンも、カレーも、イタリアンも、霜降り肉も何でもあります。」

って店選びます?

毎日のランチならともかく、旅行だったら

「地元名産の蕎麦を、せっかくの旅行だから多少値が張っても落ち着いた古民家風のところで食べたいな。」

とか、結構限定されてますよね。

学習塾は大事なお子様を預けるところですよ。

どこでもいい、なんて考えてる親御さんはいません。

「うちの子に合ったところ!!」

みんな血眼になって探します。

とりあえずみんな通ってるここなら安心、って大手塾とか、地元に何十年も根付いている老舗塾じゃないんです。

ターゲットを徹底的に絞る。

極論は一人に絞る。

でもその一人には必ず思いが届くように文章に魂を載せていく。

それが個人塾のチラシの戦い方。

管理人が出したチラシの一部を紹介しましょう。

”ある小学生の話。入塾して初めての英単語テスト。50点中わずか3点。クラスで一人不合格。「最初だから3点でもすごいぞ、さあ直しを始めよう。」声をかける。反応なし。一人不合格でふてくされているのか?いや、そうではない。悔しくて泣いているのだ。涙を拭きながら直しを始めた姿を見て「こいつは伸びるぞ。」私は確信した。次の週、彼の宿題ノートを見て驚いた。1000個以上の英単語がノートにびっちり書いてある。この日の単語テストは43点、合格だ。彼の嬉しそうな顔、私は感動した。”

これは新年度のチラシのほんの一部分です。

生徒のストーリーパターン。

ターゲットは公立中学に進む小学生。

さらに絞って、最新の学習システムとかきれいな設備ではなく、泥臭い努力に価値を感じている親御さん向け。

(最新の学習システムとかじゃ、大手に絶対勝てませんからね。)

他にも塾長の熱い思いパターンなど、いくつかあります。

その時その時で思いも変わるので、同じ文章を繰り返し使うことはありません。

まず、ありったけの思いをwordでもなんでもいいので書きまくってください。

②文章を削れ。

大量に思いを書いたら、読み手のことを考えて文章を削ります。

同じ意味ならできるだけ短い言葉の方が読みやすい。

リズムも出る。

無くても伝わる文章は捨てる。

「毎日勉強してきたからこそ成績は大幅に上がったんです。」

それなら

「毎日勉強。だから成績は急上昇。」

とにかくできるだけ削る。

あなたが言いたいことだけ、あなたの熱い思いだけをバシッと伝えるために、余計なモヤモヤした表現はきれいにそぎ落としていきましょう。

③レイアウトに文字を載せる

続いてレイアウト。

私はレイアウトにはほとんどこだわりませんが、ネットで『チラシの作り方』とか検索すればワンサカ情報はでてきます。

私の場合、レイアウトやデザインにこだわった瞬間にチラシ制作会社(=デザイナー)との勝ち目のない戦いが始まると思っているので、新聞みたいな感じでとにかく文字を並べるだけですが…。

「現代の仕事で忙しいお母さん、お父さんがそんな文字ばかりのチラシ読むか?」

まあ、ほとんどの方は読まないでしょうね。

でも、本当に少しの、極論1人でも、全部読んでくれた人にはうちに連絡してもらう!!

そんな覚悟でチラシを作ります。

レイアウトとかイラストとか勉強することは素晴らしいです。

大手の学習塾を研究することも必要です。

でも勘違いしないでください。

勉強したうえで、それらと全く違う舞台で戦う道を選んでください。

大手がフルカラー、モデルを使ったきれいな写真、計算しつくされたレイアウトで来るなら。

こっちは、モノクロ、暑苦しい自分の写真のみ、新聞のように文字がずらっと並べる。

別の路線を徹底的に追及するんです。

一応私がチラシ作成のために使っているソフトを紹介します。

inkscape(無料ソフト)

GIMP(無料ソフト)

inkscapeはアドビのイラストレーターの無料版みたいなソフトです。

ワードやパワーポイントでチラシを作ってもいいと思いますが、inkscapeが多少使えるようになると見栄えが良くなります。

(レイアウトとか気にするな、とか言いつつ少しは気にしてたりする…。申し訳ございません。)

間違っても個人塾経営者がイラストレーターを購入することのないように。

素晴らしいソフトですが、まず使いこなせません。

(無料体験版を試せば分かります。機能が素晴らしいことと、自分には使いこなせないことが…。)

無料であってもinkscapeは十分な機能が備わっています。

私の場合、inkscapeでも100分の1も使いこなせてないですから。

GIMPは画像ソフトでアドビのPhotoshopの無料版みたいなソフトです。

画像を切り抜いたりするのに大変便利です。

文章はワードやパワーポイントでも何とかなりますが、自分の写真を切り抜くのはペイントじゃ厳しいですよね。

Mr.MMr.M

GIMPで自分の画像を切り抜いて加工することができれば、オリジナルプリントとかにも使えます。

塾のカレンダーに自分やスタッフの顔写真を加工して貼ったり、オリジナルの冊子を作ったり、GIMPは私の大事な相棒です。

④自分の写真を載せる

恥ずかしいという気持ちがあるかもしれません。

でも、自分の写真は勇気をもって載せましょう。

可能な限り笑顔で、そして目をパッチリ開いて。

名前も聞いたことのない個人塾。

お客さんから見れば不信感MAX。

顔写真があるかないかで、お客さんの電話をかけるあと一歩の勇気が変わります。

私がオススメする集団授業(☞「集団授業」一本で)で勝負するなら、「自分」を売らないでどうします?

Mr.MMr.M

と、偉そうに言いつつ実は自分も顔写真を出したのはここ3年くらいなんです。それまでは恥ずかしくて…。出さなくても、まぁ生徒はそこそこ集まりましたし…。でも、顔写真を出してからの方が、反響はいいですね。

⑤塾の地図を作成する

個人的にはワードとかパワーポイントで作れる範囲でいいとは思うんです。

でも、これじゃあまりにシロウト感満載だ…。

と悩むようならさきほどのinkscapeで頑張ってみてください。

慣れてくれば、そこそこキレイな地図ができるでしょう。

でも繰り返し言いますよ。

Mr.MMr.M

チラシ制作会社(=デザイナー)と戦うな

です。

シロウト感満載は決して悪いことではないです。

むしろ、その方が差別化できるかも。

⑥塾の連絡先を載せる

「何を当たり前のことを言ってるんだ、馬鹿にするな!」と怒らないでください。

実は以前、見たことがあるのです。

Mr.MMr.M

連絡先が書いていない個人塾のチラシを…。

恐怖ですよ。

慣れない作業に膨大な時間を使い、なけなしの資金を投げうって…。

連絡先を載せ忘れた!!

洒落にならないですよね。

個人塾はただでさえ問い合わせの可能性は低いのに、もはや可能性0です。

慣れないチラシ作りで結構労力使います。

終盤は疲れて注意力散漫…

そして連絡先を載せずに入稿。

激しく自分を呪うことになりますので、注意して下さい。

⑦問い合わせの手順を載せる

「それくらい言わなくても分かるだろう?」

それじゃぁいけません。

そういう細かいところは個人塾こそ丁寧に考えないと。

電話で体験授業予約⇒体験授業参加⇒家族で入塾を検討⇒電話で入塾面談の予約(保護者のみ)⇒入塾

そういう流れを載せましょう。

そういう流れが書いてあると安心です。

保護者の中には、問い合わせしただけで入塾を強引に勧誘される、とか。

体験授業に参加したら、必ず入塾しなきゃいけない、とか。

不安に思っている方、結構多いです。

あなたは「入塾してよオーラ満開」でお客を追ってはいけません。

人間追われると逃げますよ。

そして今の時代、「追われた経験」は瞬く間に広まりますよ。

入塾までの流れを載せて、その流れの間は十分に検討してください。って堂々と言いましょう。

ちなみに管理人は本入塾まで名前と学校以外の個人情報は聞きません。

こちらから連絡は絶対にしません、だから連絡先は要りません、と伝えています。

それでも体験授業を受けてもらえば、大体入塾してくれます。

ここも差別化と言えば、差別化かもしれませんね。

ほとんどの塾が電話番号とか住所とか、問い合わせの段階で聞くでしょうから。

⑧月謝を載せる

月謝を載せると金額だけで判断される。

それは一理ありますね。

間違いなく金額は学習塾選びの重要なポイントです。

でもね、金額だけで選ぶお客様。

本当にあなたが求めるお客様ですか?

自分の大事な子供を預けるんです。

真剣に子供のことを考えている親御さんなら、多少月謝が高くても信頼できると思えばその塾に入れますよ。

こっちも真剣に覚悟をもって指導するんです。

お客様にも真剣に覚悟をもって選んでもらいましょうよ。

だったら、月謝は載せるべきです。

「月謝を載せないなんて、何かいやらしいなぁ。」

そんなこと思われるの嫌じゃないですか。

月謝を載せてお客様が来ないなら、月謝を載せなくても来ないですよ。

たぶん、そんなことが問題なのではない。

あなたの心の中の「いやらしさ」それが伝わっているのかもしれませんよ。

個人塾がいやらしくてどうするんですか。

言い方悪いですけど、「いやらしい個人塾=いやらしい塾長」ですよ。

我々個人塾は正々堂々授業で戦いましょう。

お客様は月謝を知りたいんです。

いの一番で知りたいんです。

知りたいことを教えるのは当たり前。

それを「知りたければ電話をしてくれ。」「資料請求をしてくれ。」って…

「個人情報知りたいんでしょ?」「営業電話かけてくるんでしょ?」

今の時代、皆分かってますって。

指導する前から評判落としてどうするんですか?

たとえばラーメン屋に電話して

「おたくの醤油ラーメン一杯いくら?」「知りたければ来い。」

そんなラーメン屋行きます?

大手学習塾のチラシは料金載せてないところ多いです。

皆さんはマネしないでください。

皆さんはしっかり載せましょう。

チラシの印刷

印刷会社

ネット印刷のラクスルをおすすめします。

「付き合いの長い地元の印刷会社があるんだよねぇ。私の場合、金額じゃないからさ。」

カッコいいこと言ってる先生いましたけど、一回ネット印刷のホームページ見た方がいいです。

管理人も以前、地元の印刷会社に頼んでいましたがネット印刷を知ったときは衝撃でしたね。

20000枚も刷れば、地元印刷会社と2万、3万違いますから。

しかも紙質もネット印刷の方がいいですし、フルカラーでも地元印刷会社のモノクロ印刷よりも安いなんて当たり前のようにありますから。

パソコンを苦手としている方は

ネット印刷のホームページを見て「入稿のファイルの形式って何?」とか

「結局、イラストレーターかフォトショップ必要じゃん」とか

やっぱり俺にはダメだ~、と思うかもしれません。

ラクスルだったらinkscapeで作ったファイルをpdf形式で保存して入稿すればOK。

もちろん、電話番号が間違ってるとか、ここが変だ、とかそういう校正はネット印刷ですのでしてくれません。

入稿前に自分でミスがないかメチャクチャ確認しないといけません。

その代わり地元の印刷会社に頼むより安い可能性が富士山より高いです。

私の場合、兄が印刷会社に勤めていたことがあり親族特価でチラシの印刷をやってもらっていました。

しかしネット印刷はそれを軽々と凌駕する安さです。

B4両面カラー20000枚で50000円台とか…安すぎます。



地元印刷会社でその見積もりは出ないと思います。(管理人の経験では)

関連記事
☞『チラシ印刷量とポスティング業者』(実際管理人が頼んでいたチラシ印刷料を紹介しています。)

チラシの配布

ポスティング業者に頼みましょう。

新聞折込でもいいですけど、販売店までもっていくのが面倒くさいです。

ちなみに私は以前、新聞販売店に持ち込んでいました。

配布したい地域にまんべんなく配布するため、5か所の販売店にチラシを持ち込むわけです。

10000部を2回に分けて。

つまり5か所を2日まわるんです。

1回につき全部の販売店を回るのに2時間超かかります。

それが2日。

最低時給が800円だとして800円×2時間×2日=3200円

ガソリン代を含めたりとか考えると3500円。

もったいないと…。

一方、ポスティング業者は塾に取りに来てくれます。

私が頼んでいる会社は、配布料金も新聞折込と同じです。

配布地域もより細かく指定できますし。

よく言われることですが、新聞をとっていない家庭も増えてきていますし。

私が開業した10年ほど前は言われていたんですが

「ポスティングは新聞よりもイメージが悪い。」

「ポスティングでチラシをまくと塾の評判が下がるのではないか?」

ということ。

今は、ほとんど聞かなくなりましたね。

私の地域では地域最大手の学習塾もポスティングでチラシを入れる時代です。

そのあたりは気にする必要はないんでは?

最後に一つ。

Mr.MMr.M

自分で手配りは超絶にオススメしません。

できるだけ節約するために気合で自分で配る。

こういう考え方が抜けない人は、まぁ土日休みはあきらめてください。

1日8時間労働もあきらめてください。

全然節約になってませんから。

20000枚配るのに何日かかります?

何時間かかります?

さっきも言いましたけど、最低時給800円で計算してみたらいいんです。

それに自分でチラシを配ったら”仕事やった感”がハンパない。

メチャクチャ疲れますからね。

その”仕事やった感”危険ですよ。

経営者の仕事は売り上げを生むことです。

あなたがせっせと汗かいて時間と精神使ってチラシ配ること自体、売り上げは全く生んでない。

もちろん、ポスティング業者の配布員の方にとっては時給いくら、配布枚数いくらとなっているんでしょうから、それは立派に売り上げを生み出す仕事です。

あなたの売上は、生徒が入塾して入塾金をもらって生み出される。

授業をやって月謝をもらうことで生み出される。

それをあなたにとっての仕事と言うんです。

あなたが汗水たらしてチラシをいくら配っても、その行為にお金を払ってくれる人はいないんです。

”仕事やった感”を感じている場合ではないんですよ。

黙ってポスティング業者。

百歩譲って新聞折込。

とにかく時間は何より貴重なんだと意識できないと、この業界で普通の生活は難しいです。


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